緑茶の甘みとハーブの爽やかな香りが溶け合う。澄み渡るフレーバーティー「レモンマートル緑茶」

2026/06/04

今回、編集長のアッキーが注目したのは、爽やかな香りと緑茶の甘みが溶け合うフレーバーティー「レモンマートル緑茶」です。既存のフレーバーティーの概念を覆すほど自然で、力強い香り。この驚きの一体感を生み出したのは、120年以上の歴史を誇る静岡県の老舗製茶機械メーカー。
「なぜ、機械を作る会社がお茶を作ったのか」。その背景には、120年以上お茶と共に歩んできた企業の、お茶文化への深い愛情と飽くなき挑戦の物語がありました。取材スタッフが、カワサキ機工株式会社 代表取締役社長の川﨑洋助氏にお話を伺いました。

カワサキ機工株式会社 代表取締役社長の川﨑洋助氏

―まずは、御社の歩みについて教えてください。

川﨑 私たちの創業は1905年にまで遡ります。静岡で120年以上にわたり、お茶の生産や加工に必要な機械を手掛けてきました。現在、製茶機械の国内シェアは60%以上を占めており、現代のお茶作りを支えるパートナーとして、生産現場の課題に向き合い、品質向上や省力化に貢献してまいりました。
また、私たちは単に機械を設計して製造するだけではありません。お茶の栽培から収穫、そして加工まで、おいしいお茶を届けるための全工程を熟知しています。創業時から変わらないのは、お茶文化を守り、発展させていきたいという、静岡の地で培ってきた揺るぎない使命感なのです。

120年の歴史を持ち、製茶機械で国内シェア60%以上を誇るカワサキ機工。
現在は自社ブランド「ちゃむりえ亭」を通じて、お茶の自社栽培から、加工・販売までを一貫して手掛けている。

―社長ご自身は、どのような思いで家業を継承されたのでしょうか。

川﨑 私は大学卒業後に家業へ入る際、まず「お茶そのもの」を深く理解する必要があると考え、お茶の販売や加工を専門に行う子会社で現場修業を経験しました。実際に自分でお茶を扱い、仕入れから小売りまでを経験したことで、作り手の苦労や理想が肌感覚で分かるようになりました。その後に茶関連機械メーカーであるカワサキ機工に入社しましたが、「機械を作る視点」だけでなく「お茶をいかにおいしく仕上げるか」という「お茶を作る視点」、その両方をことが、柔軟な発想で新しい商品開発に踏み出すことができたことにつながっていると思います。

―「レモンマートル緑茶」という新感覚の商品が生まれたきっかけは何だったのですか。

川﨑 もともとは、弊社の機械を使ってくださっている茶農家の方から、「レモンマートルというハーブを使って、今までにないお茶を一緒に作れないだろうか」とご相談をいただいたことが始まりでした。ちょうど、急須でゆっくりお茶を淹れる習慣が減りつつあり、私たちもお茶の新しい楽しみ方を提案したいと模索していた時期だったのです。
ただ、ここで一つ大きな懸念がありました。私たちの本業は、茶農家さんや製茶店さんの仕事を支える機械を作ることです。いわば「裏方」である私たちが、お客様であるお茶農家さんと同じ「普通の緑茶」を販売してしまっては、大切なお客様の商売を脅かすライバル(競合)になりかねません。
そこで、市場にはまだない「フレーバー緑茶」という全く新しいジャンルに挑戦することにしました。これならば、お客様である茶農家さんの市場を損なうことなく、むしろ新しい層にお茶の魅力を伝え、共存しながら市場全体を広げていけると確信したのです。栽培が難しいといわれるレモンマートルを自社のハウスで苗から育てることは、まさにゼロからの挑戦でした。しかし、「機械屋が作るお茶だからこそ、どこにも真似できないクオリティを実現しなければならない」という老舗としてのプライドが、開発の原動力になったのです。

自社栽培のハーブ「レモンマートル」を使った、市場でも新しい緑茶。
レモンのような清涼感のある香りと、緑茶のまろやかな口当たりが特徴。

―この商品ならではのこだわりや、独自の製法について詳しくお聞かせください。

川﨑 最大の特徴は、私たちの技術の結晶ともいえる「一体化製法」にあります。一般的なフレーバーティーは、乾燥した茶葉とハーブを後から混ぜ合わせるブレンド方式が主流です。しかし私たちは、製茶の工程である「揉み込み」の途中で、お茶の葉と生のハーブを同時に揉み込むのです。これにより、香りと味が驚くほど自然に調和し、茶葉の内側から香りが弾けるような一体感が生まれます。
使用するレモンマートルも、自社のハウスで手間暇かけて育てた新鮮で香りの強い国産品だけを贅沢に使っています。お茶の葉の状態に合わせて、秒単位で機械を微調整できるのは、機械メーカーならではの強みです。香料や添加物を一切使わず、植物が持つ本来の力強い香りを引き出す。それは120年にわたり培ってきた「お茶をおいしくする理論」を、最先端のフレーバーティーに応用した、私たちにしかできない技術だと考えています。

ハーブと緑茶を同時に揉み込む独自製法により、一体感のある香りを生み出している。

―おすすめの楽しみ方や、どのようなシーンで飲んでほしいといった提案はありますか。

川﨑 家事の合間や仕事の区切りなど、ふっと自分をリフレッシュさせたい時に楽しんでいただきたいです。特におすすめしたいのは、キリッと冷やして飲むスタイルです。冷たくすることで、レモンマートルに含まれる「シトラール」という成分の爽快な香りがさらに際立ち、心が解きほぐされるようなリラックスタイムを演出してくれます。お風呂上がりの一杯としても、多くのお客様に喜ばれています。また、大切な方をお迎えする際に「おもてなしの一杯」としてお出しすると、その鮮やかな香りに驚きと癒しを感じていただけるはずです。

―社員の皆さまやお客さまからは、どのような反応がありましたか。

川﨑 「自分たちが本当に大切にしたい、誰かに贈りたい」と心から思えるものだけを形にしよう。そんな思いを軸に、この商品は誕生しました。お茶を知り尽くした30名以上の社員たちが何度も試飲を重ねて完成させた自信作なのです。パッケージデザインについても、お茶の販売や加工を専門に行う子会社の全社員による投票で決定しました。発売後はお客さまからも「緑茶の概念が変わった」「この香りに毎日癒されている」といったお声をいただくようになり、女性層を中心に口コミが広がっています。贈り物に選んだ方から「センスがいいと褒められた」というご報告をいただくことも多く、私たちのこだわりがしっかりと届いていることを実感し、大きな励みになっています。

―最後に、今後の展望や未来へのビジョンをお聞かせください。

川﨑 お茶の需要が時代とともに変化していくなかで、私たちはその変化を恐れずに、新しい「お茶の価値」を世界中に届けていきたいと考えています。日本国内はもちろんですが、ヨーロッパやアメリカなど、海外の人々の嗜好にも合わせた商品開発にも積極的に取り組んでいます。120年という長い月日、私たちを支え続けてくれたお茶産業を、今度は私たちの技術で再び盛り上げていきたい。それが、お客様である茶生産者の皆様への恩返しになると信じています。
現在は「レモンマートル緑茶」のほかにも、発売前から予約で完売するほど注目を集めている「ギャバ抹茶」など、健康とおいしさを両立させた次世代の製品づくりにも挑戦しています。伝統の重みを背負いながらも、軽やかに未来へ踏み出すカワサキ機工の挑戦を、これからも見守っていただければ幸いです。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「レモンマートル緑茶」
価格:¥648(税込)
店名:ちゃむりえ亭(川﨑園)
電話:0120-46-0707(8:00~17:00 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://chamurietei.co.jp/products/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E7%B7%91%E8%8C%B6?variant=51147207770410
オンラインショップ:https://chamurietei.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

川﨑洋助(カワサキ機工株式会社 代表取締役社長)
1905年(明治38年)創業、120年以上の歴史を誇る老舗製茶機械メーカーの6代目。大学卒業後、家業の現場を深く知るため、お茶の加工・販売を行う子会社にて修業を積む。その後、カワサキ機工株式会社に入社し、代表取締役社長に就任。製茶機械の国内シェア60%以上を誇る確かな技術力を背景に、伝統的なお茶文化を守りつつ、フレーバー緑茶や機能性お茶製品の開発など、時代に合わせた新しいお茶の楽しみ方を提案し続けている。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/カワサキ機工>

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