
大豆の栄養を100%閉じ込めた!なめらかで濃厚な「大豆まるごと豆腐」とリッチな口溶けのスイーツ豆腐「豆花ヌーヴォー」
2026/05/21
豆腐の製造過程で捨てられる「おから」の中に、実は大豆の約半分の栄養素が残っています。今回、編集長のアッキーが注目したのは、大豆の栄養を100%閉じ込めた豆腐「大豆まるごと豆腐」と、パリの美食家たちをも魅了したスイーツ豆腐「豆花(トウファ)ヌーヴォー」。
驚くほどなめらかな口溶けと、口いっぱいに広がる大豆本来の濃い甘み。その秘密は、大豆を「花粉よりも細かく」してしまう世界トップクラスの微粉砕技術にありました。取材スタッフが、三重県に本社を構える、ミナミ産業株式会社 代表取締役社長の南川勤氏にお話を伺いました。

ミナミ産業株式会社 代表取締役社長の南川勤氏
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
南川 もともとは、戦後間もない1951年に、祖父がお豆腐を絞るための「濾過布(ろかふ)」の販売を始めたのが第一歩でした。当時は戦後の混乱期で、お豆腐屋さんを始める方が非常に多かったのです。その現場を支える道具屋としてスタートし、その後、父の代でお豆腐を作る機械の製造へと舵を切りました。
私たちは、70年以上にわたって形を変えながら業界を陰で支え続けてきた、いわば「黒子」のような存在なのです。お豆腐をいかにおいしく、効率よく作るかという「道具」のプロフェッショナルとしての歴史が、私たちの誇りであり、技術の土台になっています。



豆腐を絞る濾過布の販売から始まり、豆腐を作る機械のメーカーへと転換。
現在はその技術や知見を活かし、豆腐などの食品開発にも取り組んでいる。
―社長ご自身が家業を継がれるまでには、大変な苦労があったそうですね。
南川 学生時代は東京で過ごしており、そのまま東京で就職することも考えていました。しかし当時、実家の会社は取引先の変化や人材流出などが重なり、危機的な状況に陥っていました。家業を守るため、私は急遽三重へ戻り、家業に入る決意をしました。
ところが入社後も、会社を支えていた専務の急逝や社員の離職が続き、先の見えない苦しい時期が続きました。必死に働いても解決策が見えず、不安ばかりが募る毎日でした。
そんな時、大学時代の同級生が入社してくれ、様々な形で支えてくれました。人との縁に支えられながら、今日まで挑戦を続けています。
絶望的な状況からの再スタートでしたが、現在では業界団体の会長を務めるなど、自社だけでなくお豆腐文化全体の未来を背負う立場としても活動しています。
―主力商品である「大豆まるごと豆腐」は、どのような経緯で誕生したのでしょうか。
南川 お豆腐を作る工程で「おから」が排出されますが、そこには大豆の栄養の約半分が残されたままになっています。その多くが産業廃棄物として捨てられてしまうという業界の課題に直面したことがきっかけでした。「大豆の命を半分も捨ててしまうのは、あまりにももったいない」。そんな切実な問いが、私たちの挑戦の原点なのです。
しかし、脂分の多い大豆を、風味を損なわず細かく粉砕するのは、技術的にきわめて困難なことでした。失敗を何度も重ねましたが、機械メーカーとしての意地をかけて「おからを出さない」製法の開発に何年も挑み続けました。環境への優しさと、食べる人の健康を同時に叶えたいという、私たちの思いが形になったのが、この商品なのです。

「もったいない」という思いから開発が始まった「大豆まるごと豆腐」。
なめらかな食感と、濃厚な味わいが特徴。
―「大豆まるごと」という言葉通り、栄養もおいしさも凝縮されているのですね。そのこだわりの詳細を教えてください。
南川 最大の特徴は、大豆を20マイクロメートル(50分の1mm)、つまり花粉の粒よりも細かく粉砕する世界トップクラスの特許技術です。皮まで丸ごと粉砕することで、なんとお豆腐1丁でレタス約2.5個分という食物繊維量を実現しました。高タンパク・低糖質であることはもちろん、骨密度の増加効果も確認されており、健康を気遣う皆さまにぜひ手に取っていただきたいと考えています。
水と大豆だけで作られたこのお豆腐は、添加物を一切使わず、シルクのようななめらかな食感を生み出しています。大豆本来の風味がギュッと凝縮された濃密な味わいは、私たちの技術と職人のこだわりが融合した唯一無二のクオリティだと自負しています。
―おすすめの食べ方を教えてください。
南川 まずは何もかけずに、そのままひと口召し上がってみてください。大豆まるごとの濃厚なコクと自然な甘みを感じていただけると思います。
その後、お気に入りのお塩を軽くひと振りしてみてください。塩が大豆の旨みを引き立て、シンプルながら贅沢な味わいになります。
また、オリーブオイルや香りの良いごま油との相性も抜群です。まるでチーズのようなコクが広がり、大豆そのもののおいしさを存分に味わっていただけます。
―プロのシェフたちからも高く支持されていると伺いました。
南川 豆腐としての完成品は新発売ですが、原料となる豆腐用豆乳はこれまで世界30カ国以上への輸出実績があります。
パリのリッツ・カールトンをはじめ、ニューヨークの三つ星レストランや和食の名店など、世界最高峰の舞台でも採用されています。世界のトップシェフたちに、この濃厚な味わいを評価していただけたことは、大きな自信になりました。
また、国内でも「もったいない大賞」を受賞するなど、食品ロス削減や大豆をまるごと活用する取り組みについても高く評価していただいています。
「特別なレストランの味を、日常の食卓で気軽に楽しめる」。そんな特別感を、ぜひ日常の食卓で味わっていただければ嬉しいですね。

第5回 食品産業もったいない大賞を受賞。
―もう一つの人気商品、スイーツ感覚で楽しめる「選べる!豆花ヌーヴォー」についても教えてください。
南川 この商品は、かつてパリの店舗で直面した「大豆の匂いを抑えてほしい」というお客様の声から生まれました。パリの店舗は、コロナ禍によって店舗撤退を余儀なくされたのですが、この苦い経験を糧に、「世界中で愛される新しいお豆腐」を目指して再挑戦したのです。現在は自社オンラインショップを通じて、日本全国のご家庭にお届けしています。
フレーバーは、バニラ、杏仁、黒胡麻、沖縄黒糖の4種類。お豆腐であることを忘れてしまうような、どなたでも親しみやすい味わいに仕上げています。パリの店舗を惜しんでくださったファンの方々からの「あの味をもう一度パリで食べたい」という熱烈な声も、この商品化を後押ししてくれました。


大豆特有の匂いを抑えた、デザートとして楽しめる新しいお豆腐。
味はバニラ、杏仁、黒胡麻、沖縄黒糖の4種類。
―スイーツとしてのこだわりはどのような点にありますか。
南川 「窒素ウルトラファインバブル」という独自の最先端技術を用いることで、添加物を使用せず長期保存と大豆特有の匂いを抑えることに成功しました。加えて、ゼラチンを使わず「ニガリ」で固めるという、お豆腐の製法を貫いています。100%植物性ですので、ヴィーガンにも対応しており、体に優しく、心置きなく楽しんでいただけるのです。
甘いものは欲しいけれど健康も妥協したくないという夜に、罪悪感なく楽しめる「夜のご褒美スイーツ」として最適です。高タンパク・低糖質でヘルシーですので、ダイエット中の方や、忙しい毎日を過ごす皆さまに寄り添う、救世主のような存在になれればと願っています。
―最後に、これからの展望についてお聞かせください。
南川 私たちは「食×テクノロジー」を掲げ、世界の飢餓や健康問題を解決したいという大きな目標を抱いています。お豆腐は日本が誇る素晴らしい文化ですが、それに最新テクノロジーを活用して、世界に向けてアップデートしていきたい。1丁のお豆腐が、実は地球の未来を守る一歩に繋がっている。そんなスケールの大きな視点で、これからも挑戦を続けていきます。
地域と共に歩み、次世代に新しい道具と食の文化を繋いでいくこと。社員一人ひとりが大豆の無限の可能性を信じ、ワクワクしながらものづくりに励む企業であり続けたい。それが、私たちの決意です。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「大豆まるごと豆腐」
価格:¥216(税込)
店名:minamionline
電話:059-331-2158(8:30~17:30 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://minamionline.theshop.jp/items/134550614
オンラインショップ:https://minamionline.theshop.jp/

「選べる!豆花ヌーヴォー」
価格:¥270(税込)
店名:minamionline
電話:059-331-2158(8:30~17:30 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://minamionline.theshop.jp/items/127295461
オンラインショップ:https://minamionline.theshop.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
南川勤(ミナミ産業株式会社 代表取締役社長)
1951年、三重県生まれ。1992年、代表取締役社長に就任。長年にわたり豆腐業界の課題であった「おから」を出さない製法を、独自の微粉砕技術で確立。現在は「豆腐の伝道師」として、日本国内のみならず、パリやニューヨークなど世界を舞台にお豆腐文化の発信と、食×テクノロジーによる社会課題の解決に尽力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/ミナミ産業>




























