希少なジャージー牛乳と平飼い卵を贅沢に使った濃厚なコク「天草サブレプレミアムバターサンド」

2026/06/01

今回、編集長のアッキーが注目するのは、濃厚なバターのコクが魅力の「天草サブレプレミアムバターサンド」です。発売60周年を迎え、熊本で愛されているロングセラー「天草サブレ」を、厳選素材で進化させた一品。熊本県産の原材料にこだわった菓子づくりをモットーとする同社。サクッとしたサブレの間で、ホワイトチョコベースに国産バターを使用したリッチなクリームが溶け合い、ティータイムを特別な時間にしてくれます。

その背景には、地元・熊本の生産者とともに歩む4代目の情熱がありました。取材スタッフが、株式会社熊本菓房 代表取締役社長の布井治之氏にお話を伺いました。

株式会社熊本菓房 代表取締役社長の布井治之氏

―まずは、御社の歩みと銘菓「天草サブレ」について教えてください。

布井 弊社は1950年に私の祖父が創業し、今年で76年目を迎える和洋菓子の製造販売メーカーです。もともとは創業者が兄弟4人で創業した小さなお菓子屋でした。代表作である「天草サブレ」は、ちょうど60年前に熊本県の九州本土と天草諸島を結ぶ5つの橋「天草五橋」が開通し、離島だった天草へ車で行けるようになり、天草の名物土産を作るために誕生しました。地域の発展とともに歩んできた、私たちにとって大切な商品なのです。過去には事業急拡大の裏で黒字倒産するという苦い経験もしました。しかし、その困難があったからこそ、現在は目先の利益よりも誠実な経営と、おいしさへの妥協なき追求を何よりの信念としています。

1966年天草五橋開通を機に誕生した「天草サブレ」は、世代を超えて親しまれる看板商品。

―社長ご自身は、どのような経緯で家業を継ぐ決意をされたのでしょうか。

布井 私は中学校を卒業してすぐにロンドンへ渡りました。そこで語学や異文化に触れながらお菓子の専門学校に通い、基礎を学んだのです。帰国後は、若気の至りで事業を継がないと言って上京し、通信制の高校に通いながら、関東のラーメンチェーンなどで働きました。その会社の社長さんには、単なる現場仕事だけでなく、経営者としてのあり方やマネジメントの本質を厳しくも温かく教えていただいたのです。

その経験が大きな転換点となり、2021年4月、コロナ禍の真っ只中に株式会社熊本菓房の代表取締役社長に就任しました。就任後は、以前は別々だった製造部と営業部を統合。作る側も売る側も、お互いの状況を理解し合い、チーム全員で一丸となっておいしいものを届ける体制を整えました。

―今回ご紹介する「天草サブレプレミアムバターサンド」は、どのようにして生まれたのですか。

布井 開発のきっかけは、コロナ禍による市場の変化です。当時、職場などで配るための大人数向けのおみやげが売れなくなる一方で、自分や大切な人のための「質の高い贅沢」を求める方が増えていました。そんな中、販売部門の責任者から発案があり「60年愛されてきた天草サブレをバターサンドにすれば、もっとリッチな付加価値を提供できるのでは」という提案が上がったのです。当社の創業者は「菓子作りは時代とともに変化し続ける必要がある」と言っていたと聞いています。祖父が開発した商品を、孫である私が今の時代に合う形で発売できたことを、感慨深く感じています。

60年続く「天草サブレ」をベースに、リッチなバターサンドとして開発された「天草サブレプレミアムバターサンド」。

―素材選びに並々ならぬこだわりを感じますが、特徴を教えてください。

布井 熊本そのものを味わっていただきたいと考え、地元産の高品質な原材料に徹底的にこだわりました。まず水は、阿蘇の山々が育んだミネラル豊富な天然水を使用しており、これが素材一つひとつの良さを最大限に引き出してくれるのです。牛乳については、国内の乳牛のわずか0.8%しか存在しない希少な阿蘇小国ジャージー牛乳を使用し、圧倒的に濃厚でクリーミーなコクを実現しました。この牛乳は乳脂肪分4.5%以上で、非常にリッチな風味が特徴です。

また、卵は熊本県山鹿市にある契約農場の有精卵のみを使い、力強いコクを持たせています。自然に近い環境で大切に育てられた鶏の卵は、黄身のコクが驚くほど深いのです。伝統の製法を守りつつ、リッチなクリームと合わさった時に最高の食感になるよう、今まで販売していた天草サブレに新たな付加価値が付けられるよう、商品の水分移行などにまでこだわり、試作を重ねて完成させました。

希少な阿蘇小国ジャージー牛からとれる「ゴールデンミルク」や、熊本県産有精卵を使用。
熊本県産の厳選素材を使用した菓子作りを行っている。

―このプレミアムな味わいを、どのようなシーンで楽しんでほしいとお考えですか。

布井 頑張った自分を労う「静かなご褒美時間」として、紅茶やコーヒーとともに召し上がっていただきたいですね。コロナ禍を経て私たちは、お菓子には心にゆとりを与えてくれる力があると再確認しました。このバターサンドが、皆さんの毎日を少しだけ豊かにするお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。

―お客さまからは、どのような反響が届いていますか。

布井 おかげさまで、オンラインショップではリピーターのお客様も多く、特に驚いたのは、千葉県にお住まいのお客様が2年間のうちに20回近い頻度でリピートしてくださったことです。ほぼ毎月のように注文してくださる熱狂的なファンがいらっしゃることは、私たちの大きな自信になりました。「一度食べたら忘れられない」というお声や、ギフトで受け取った方が次は自分用にお取り寄せしてくださるという連鎖も起きています。ふるさと納税をきっかけに当社を知ってくださり、熊本県外の方にも私たちの思いが伝わり、全国にファンが広がっている手応えを感じています。

―最後に、これからの展望についてお聞かせください。

布井 私が70歳になる頃には、ちょうど創業100周年という節目を迎えます。現在は菓子原料の内製化、いわゆる6次産業化への挑戦を始めています。自社で行うことでよりおいしく、適切な価格で提供できると考えています。熊本のお菓子を食べることが、地元の豊かな自然や農業を守ることにつながる。そんな環境や社会に配慮した取り組みを、これからも継続していきたいと考えています。熊本菓房という屋号を大切にしながら、お客様、社員、地域を大切にする会社として、次の100年も愛される菓子づくりを続けてまいります。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「天草サブレプレミアムバターサンド 6個入り」
価格:¥1,296(税込)※7月より価格を改定する予定
店名:くまもと菓房オンラインショップ
電話:0120-400-143 (10:00~16:00 土日祝日を除く)
商品URL:https://kumamotokabou.net/item-detail/1545934
オンラインショップ:https://kumamotokabou.net/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

布井治之(株式会社熊本菓房 代表取締役社長)
1950年創業の菓子メーカーの4代目。中学校卒業後、ロンドンへ留学し、現地菓子専門学校卒業。帰国後、異業種の飲食店での修業を通じて経営の本質を学ぶ。2005年同社入社。商品流通部、工場長を歴任し、2021年4月、コロナ禍の厳しい時期に代表取締役社長に就任。製造と営業の組織統合や熊本産素材への徹底したこだわりを通じ、共育・共感をモットーに、社員とともに成長する企業づくりを進め、100年企業を目指す。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/熊本菓房>

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