
九州の厳選素材のうまみが佐賀の銘米に染み渡る、だし炊きおにぎりセット「九州おにぎり倶楽部」
2026/06/19
今回、編集長のアッキーが注目したのは、九州各地の厳選素材を自慢のだしで贅沢に炊き上げた、彩り豊かなおにぎりセット「九州おにぎり倶楽部」。佐賀県産のお米「夢しずく」のふっくらとした食感と、一から炊き上げただしのうまみが魅力です。
化学調味料を使わず、家庭の台所のような温かみで炊き上げられたおにぎりは、これまでの冷凍食品のイメージを鮮やかに塗り替えてくれます。取材スタッフが、佐賀県に本社を構える、佐賀冷凍食品株式会社 代表取締役の古賀照基氏と、その父であり、長年同社を牽引してきた取締役営業本部長の古賀正弘氏にお話を伺いました。
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
古賀 正弘(以下、正弘) 1892年、佐賀県小城市で雑貨商「かねすえ」として産声を上げました。当時は雑貨やお酒の量り売り、おまんじゅうなどの販売をしていたと聞いています。そこから時代の変化に伴い、1973年に佐賀冷凍食品として法人化し、小売業から冷凍食品の卸売業へと転換しました。
2008年からは、地域産品を仕入れて販売するだけでなく、自分たちで製造も担う「二足のわらじ」へと進化を遂げました。130年以上の歩みの中で一貫しているのは、地元のいいものを全国へ届けたいという姿勢です。かつての屋号である「かねすえ」を自社ブランドとして復活させたのも、地域への思いがあったからこそなのです。


明治時代に創業し、時代とともに領域を拡大してきた。
佐賀牛や佐賀県産米使用のおにぎりなど、
地域の特産品を用いた商品を数多く展開している。
―継承にまつわるエピソードも印象的ですね。
正弘 21歳の時に、急逝した父の跡を継いで以降、46年間にわたり代表として会社を牽引してきました 。当時は経験不足でしたが、周りの方々に助けられながら、地元のローカルフードを全国へと広めることに注力してきたのです。現在は息子に社長を譲り、取締役営業本部長という立場で会社を支えています。
古賀 照基(以下、照基) 私は学校卒業後、ホテル業界での経験を経て2016年に家業に戻り、2023年に代表を引き継ぎました。ホテルで培った「おもてなしの視点」を活かし、おいしさを追求する製造部門の強化に励んでいます。父とは拠点を分け、私は工場、父は本社をメインに活動していますが、土曜日にじっくりと対話する時間を持ち、伝統を守りながらも新しい価値を創造するための経営を目指しています。常に心がけているのは「まずは商品を好きになってほしい」ということです。
―看板商品である「九州おにぎり倶楽部」の誕生について教えてください。
正弘 地元の優れた素材を使い、添加物に頼らない高品質な冷凍食品を作りたいという強い思いから始まりました。開発当初は、周囲から「冷凍おにぎりに1個300円は高すぎる。売れないのではないか」という反対の声もありました。しかし、大切な家族に安心して食べさせられるものを作りたいという切実な願いがあったのです。素材そのものの味を引き出す「本物の味」へのこだわりが、次第に百貨店や厳しい目を持つバイヤーの方々の心を動かしました。
照基 現在は「みつせ鶏」「鯛めし」「すき焼き」という、九州の豊かな実りを一箱に詰め込んだセットになっています。「冷凍だからこそできる贅沢がある」という発想が、多くの方に支持され、今では年間25万個を売り上げるヒット商品へと成長しました。



九州各地の肉や魚を具材にした冷凍おにぎり「九州おにぎり倶楽部」。
左から、「みつせ鶏」「鯛めし」「すき焼き」。
―おいしさを守るためのこだわりが、随所に詰まっているのですね。
照基 主役のお米は、佐賀県産米の「夢しずく」を100%使用しています。実は、当社の急速冷凍技術と最も相性が良かったのがこの品種でした。冷凍・解凍しても炊きたての食感が損なわれない、運命的な出会いだったと感じています。一番のこだわりは、やはり「だし」です。
「機械任せでは人の心を幸せにできない」という信念のもと、既製品は使わず、素材本来の味を大切にしています。鯛の骨や鶏ガラから一から丁寧に煮出し、手作りの温かみを感じる仕上がりにこだわっているのです。
正弘 九州各地の生産者の方々と直接繋がり、一番おいしい時期の素材を厳選して使用しています。化学調味料や着色料、保存料などの添加物を使用しない、安心・安全なものづくりを徹底しています。体に馴染む優しい味わいに炊きたての香りと食感をそのまま閉じ込める急速冷凍技術は、私たちが長年培ってきた強みです。
―どのようなシーンで楽しむのがおすすめでしょうか。
照基 冷凍のまま電子レンジで加熱するだけで食べられますので、慌ただしい平日の朝食などに活用してほしいです。また、一日の終わりに、温かいお茶と一緒に楽しむひとときにもぴったりです。
―多方面から高い評価を得ているそうですね。
正弘 ありがたいことに、航空会社のECサイト・機内誌や有名百貨店など、食のプロフェッショナルの方々に「間違いのない品質」として選んでいただいています。香港をはじめとする海外の食通の方々からも高い支持をいただいており、日本が誇るおにぎり文化の結晶として評価されています。
照基 お客様からは「離れて暮らす家族に送ったら、とても喜ばれた」という声をいただくことが多く、ギフトとしても厚い信頼を寄せられています。自分たちが納得できるものだけを届ける姿勢が、こうした評価に繋がっているのだと思います。
―最後に、これからのビジョンをお聞かせください。
照基 自社の商品をきっかけに、まだ知られていない九州や佐賀の素晴らしい食材に光を当てる、プロデューサーのような役割を担っていきたいと考えています。地域と会社は「共存共栄」の存在です。地元の雇用を守り、生産者の方々とともに成長していく持続可能な未来を作っていきたいと思っています。
正弘 100年先も「あのおにぎりがあってよかった」と言われるような、地域の誇りとなるブランドであり続けたい。これからも、地域の魅力を繋ぐ架け橋として挑戦を続けていきます。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「【冷凍】九州おにぎり倶楽部」
価格:¥4,860(税込)
店名:KANESUE KITCHEN-かねすえキッチン-
電話:0952-20-2095(10:00~18:00 ※定休日を除く)
定休日:月曜~木曜
商品URL:https://kanesuekitch.shopselect.net/items/137877814
オンラインショップ:https://kanesuekitch.shopselect.net/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
古賀照基(佐賀冷凍食品株式会社 代表取締役)
1993年生まれ。大学卒業後、ホテル業界での勤務を経て2016年に家業である佐賀冷凍食品株式会社へ入社。2023年、法人化50周年を機に代表取締役に就任。ホテル業で培ったホスピタリティを活かし、自社ブランド「かねすえキッチン」の製造・開発部門を牽引している。
古賀正弘(佐賀冷凍食品株式会社 取締役営業本部長)
1954年生まれ。1972年より家業を手伝い、1976年に21歳の若さで代表者に就任。46年間にわたり経営の舵を取り、卸売業から製造業への参入を果たす。現在は営業本部長として、地域の生産者や飲食店との連携、販路拡大に尽力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/佐賀冷凍食品>




























