成和_top

純国産のこだわりシルクネクタイ「ROYTOUCH(ロイタッチ)」とシマエナガが愛らしいネクタイ「KINSHOKU(キンショク)」

2026/03/11

男性の胸元を飾る一本のネクタイ。それは、単なる装いを超えて、その人の自信や心の余裕を映し出す鏡のような存在です。毎日の仕事服として、あるいは特別な日の正装として、大切な人には心から納得できるものを身につけてほしいですよね。

今回、編集長のアッキーが注目したのは、シルクネクタイの「ROYTOUCH(ロイタッチ)」と「KINSHOKU(キンショク)」です。触れた瞬間に違いがわかる純国産シルクの圧倒的な品格と、思わず会話が弾んでしまう愛らしい「シマエナガ」のモチーフ。東京都八王子市で90年の歴史を刻んできた会社が生み出す、二つの異なる魅力を持つネクタイをご紹介します。

その背景には、伝統を守りながらも「ネクタイを、しなきゃいけないものから、つけたいものへ」と変えようとする、若き4代目社長の挑戦がありました。取材スタッフが、成和株式会社 代表取締役社長の和田充広氏にお話を伺いました。

成和株式会社 代表取締役社長の和田充広氏

成和株式会社 代表取締役社長の和田充広氏

御社の歩みについてお聞かせください。

和田 私たちの会社は1935年に創業しました。当時はまだ着物が主流の時代でしたが、私の曽祖父が「これからは和装から洋装へ変わっていく。ネクタイの需要が必ず伸びる」と時代の先を読み、この事業を始めたと聞いています。戦後、織物の街として知られる八王子に自社工場を構えました。創業者の強い思いもあり、私たちは一貫して「生地から自分たちで作る」というスタイルを守り続けています。

糸の選定から生地の製織、および最後の仕上げまで、すべての工程を自社で完結させる「垂直統合型」の体制は、今のネクタイ業界ではきわめて珍しい存在かもしれません。流行の移り変わりが激しいファッションの世界ですが、この90年間、ものづくりに対する誠実な情熱だけは一度も揺らぐことはありませんでした。時代が変わっても、変わらない価値を届けることが私たちの誇りなのです。

成和_2
成和_3
成和_4

糸の選定から製織、仕上げまでを自社で一貫して管理。
国内でも稀少な「生地から作る」ものづくりを貫いている。

社長ご自身が家業を継ぐことになった経緯をお聞かせください。

和田 大学を卒業して最初のキャリアは、全くの異業種である不動産業界でした。父からも「まずは外の世界を知って社会を学んで来い」と言われていましたし、私自身も外の世界の厳しさを肌で感じてみたかったのです。そこで4年ほど修業を積んだ後、2021年に成和へ入社しました。

入社して最初に配属されたのは、八王子の工場です。8カ月間、職人さんたちと同じ環境で、糸の状態から一枚の生地に織り上がるまでの工程を肌で感じました。そこで目の当たりにしたのは、機械では決して到達できない職人の繊細な手仕事の凄みです。技術の尊さを知り、現場の皆さんを心から尊敬するようになりました。この経験をしたからこそ、改めて家業が持つ90年の重みと価値に気づくことができたのだと思います。

今回ご紹介いただく「ROYTOUCH(ロイタッチ)ネクタイ 純国産リッチガルザストライプ」は、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか?

和田 すでに国内で流通しているシルクのうち、実は日本産の糸は1%にも満たないことをご存じでしょうか。ほとんどが海外産のシルクに頼っているのが現状です。そんな時代だからこそ、私たちは「すべてが日本育ちの、純国産ネクタイ」を作ろうと考えました。失われつつある日本の文化を守りたいという使命感から、群馬県にある数少ない製糸工場と連携し、希少な国産糸を仕入れています。

「日本のビジネスマンの胸元を、日本の糸で飾りたい」という純粋な願いを形にしたのが、この「ROYTOUCH」なのです。こだわりぬいた「最高の触感」という意味を持つその名の通り、本物を知る大人が納得できる一本を目指しました。技術遺産に認定された織物の匠が、原糸の選定から携わるという、これ以上ないほど贅沢なプロセスを経て、このネクタイは生まれています。

成和_5
成和_6

ここぞという勝負の日に、自分を奮い立たせてくれる「最高の触感」。
ネイビー、ブルー、グリーン、ブラウンを展開。
この他に、リッチアヤソリッドも展開中。

「ROYTOUCH」の具体的なこだわりと、おすすめのシーンを教えてください。

和田 一番のこだわりは、通常の2倍以上というきわめて高い密度で織り上げていることです。これにより、手にした瞬間に驚くような重量感としなやかさが生まれます。国産糸ならではの上質で高級感のある光沢は、派手すぎない大人の品格を漂わせてくれますね。

また、独特の凹凸が特徴の「バスケット織り」を採用することで、生地の立体感を表現しました。この織り方は伝統的な織り方の一つで、ネクタイに特徴的な立体感と深みが生まれ、光の乱反射による美しい陰影が生まれるのが特徴です。

結んだ時に美しい「ディンプル(くぼみ)」が作りやすく、一日を過ごしても形が崩れない安定感も自慢です。大切なプレゼンや商談など、自分を奮い立たせたいここぞという場面での勝負ネクタイとして選んでいただければうれしいです。頑張る大切な人へ、自信を贈るような気持ちで、誕生日や昇進祝いのギフトにしていただくのも素敵だと思います。

「バスケット織り」、深みのある陰影を生み出す。

成和_8

特別な日の正装にも、日常使いにも。
箱を開けた瞬間の高揚感と共に、作り手の温かい想いまで届けるギフトになる。

―純国産マークの承認も受けているそうですね。

和田 一般財団法人 大日本蚕糸会が、国産の繭・生糸だけを使って製造された純国産の絹製品であることが消費者に一目でわかるように作成されている「純国産マーク」の承認を受けています。これは贈り手にとっても、「国産の絹、繭を使って製造された商品を選んだ」という大きな安心材料になるはずです。手に取ったときの高揚感、そして首元に締めたときの凛とした心地よさ、職人技の結晶をぜひ体感していただきたいのです。純国産ネクタイは、KINSHOKUにおいても展開中です。

成和_9

裏側に縫い付けられたタグは、
シルクの専門機関である「大日本蚕糸会」の鑑定を受けた証だ。

もう一つの注目商品「KINSHOKU(キンショク)ネクタイ もふもふシマエナガモチーフ格子チェック・ブルー」についても教えてください。

和田 こちらは純国産ネクタイとは一転して、遊び心あふれるデザインが特徴です。きっかけは、北海道でリモートワークをしている社員からの「地元の愛すべきシマエナガを形にしたい」という提案でした。ネクタイはもっと自由で、楽しいものでいい。そんな若手社員のみずみずしい感性を活かして誕生したのが「KINSHOKU」なのです。

90年の歴史がある会社が、本気で遊ぶとこうなるというギャップを楽しんでいただきたいと考えました。アニマルモチーフというと、少し可愛すぎる印象を持たれるかもしれませんが、そこは私たちの技術の見せ所です。品格を損なわないよう、細部にまでこだわって開発しました。

成和_10
成和_11

「そのネクタイ、もしかして?」職場でそんな会話が生まれるきっかけに。
カラーはネイビー、ブルー、ワイン、シャンパンの4種類。

その「絶妙な可愛さ」を実現するための技術についてお聞かせください。

和田 このシマエナガの姿はプリントではなく、すべて「織り」で表現しています。織り方を変えることでモチーフを立体的に浮かび上がらせ、格子柄と合わせることで高級感を両立させました。遠目には落ち着いた格子柄に見え、近づくと愛らしいシマエナガが現れる。そんな「大人の余裕」を感じさせる隠しデザインになっています。

成人式や入社式など、新しい世界へ飛び込む若者へのプレゼントとしても人気です。初めての社会人生活に不安を感じている息子さんや部下の方へ、「肩の力を抜いてね」というメッセージを込めて贈る。そんな温かいコミュニケーションを支えるお守りのような存在になればと思っています。

成和_12

近づけば愛らしいシマエナガが顔を覗かせる。

お客様からはどのような反響が届いていますか。

和田 以前、息子さんへのプレゼントに選んだお母様から、一通の温かいお手紙をいただいたことがあります。ご相談を受けながら一緒に選んだネクタイを息子さんがとても喜んで使ってくれているという内容で、私たちスタッフも本当に胸が熱くなりました。

職場で「そのネクタイ、シマエナガですか?」と会話のきっかけになり、周囲との距離が縮まったという声もよくいただきます。緊張を笑顔に変える魔法のようなアイテムとして、世代を超えて愛されていることを実感しています。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

和田 私の夢は、日本一のネクタイメーカーになることです。弊社は、生地の製織までは自社で行っていますが、糸染めや生地の整理、ネクタイの形に加工する縫製工程はまだ外部の職人にお願いしている部分もあります。しかし、その職人たちも高齢化が進み、技術の継承が難しくなっています。将来的に国産のものづくりを続けることによって、若き職人を育てていく手助けをしたいと考えています。

それは、日本のものづくりを未来へ残していくことにほかなりません。一本のネクタイを支えるのは、職人さんたちの未来そのものなんです。ネクタイを「義務」として締めるのではなく、その日の気分を上げる「嗜み」として楽しむ文化を創りたい。お客様が私たちの商品を手にしてくださることが、日本の素晴らしい技術を守る力になる。そんな応援したくなるブランドであり続けたいと思っています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「ROYTOUCHネクタイ 純国産リッチガルザストライプ・ネイビー」
価格:¥35,200(税込)
店名:SEIWA ONLINE STORE
電話:03-6261-3669(10:00~17:00 土日、祝日を除く)
商品URL:https://www.seiwa-online.com/c/category/necktie/ROY-5u2-04-02-N
オンラインショップ:https://www.seiwa-online.com/

KINSHOKUネクタイ もふもふシマエナガモチーフ格子チェック・ブルー

「KINSHOKUネクタイ もふもふシマエナガモチーフ格子チェック・ブルー」
価格:¥11,000(税込)
店名:SEIWA ONLINE STORE
電話:03-6261-3669(10:00~17:00 土日、祝日を除く)
商品URL:https://www.seiwa-online.com/c/category/necktie/KISEA-6p2-04-03-N
オンラインショップ:https://www.seiwa-online.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

和田充広(成和株式会社 代表取締役社長)
1993年東京都生まれ。日本大学経済学部卒業後、賃貸保証会社に入社し、不動産業界で4年の修業期間を過ごす。2021年に成和株式会社へ入社。工場の現場で織物技術の基礎を学んだ後、ECサイトの立ち上げやSNSでの情報発信に注力。2025年6月、創業90周年の節目に同社代表取締役社長に就任した。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/成和>

 

羽田甚商店

注目の連載

注目の連載

Special serialization

羽田美智子さん連載

SNSできになるあのひと

社長インタビュー

連載一覧を見る

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter