口どけなめらかなピーナッツチョコ「てらチョコ」とサクサク感が癖になる「柿の種チョコ」

2026/04/13

今回、編集長のアッキーが注目したのは、なめらかな口どけがたまらない「てらチョコ オリジナルピーナッツ」と、驚きのサクサク感が楽しめる「柿の種チョコ」です。

封を開けた瞬間に広がる芳醇な香りと、驚くほどなめらかな口どけ。その贅沢な味わいの裏側には、原料の配合から自社で行う「自社練り」へのこだわりと、70年以上にわたって実直なものづくりを貫く職人たちの物語がありました。取材スタッフが、東京都足立区に本社を構える寺沢製菓株式会社 代表取締役の寺澤光弘氏にお話を伺いました。

創業以来、足立区でチョコレート作りに邁進する寺沢製菓。
1972年には麦チョコの製造を開始し、チョコレート専業メーカーとしての地位を確立した。

―まずは、御社の歩みとチョコレート作りを始められたきっかけについて教えてください。

寺澤 弊社のルーツは、初代である私の父・寺澤昌彦が戦後間もない1952年に、東京都墨田区向島で個人事業として「寺沢製菓所」を開業したことに始まります 。父は、長野県で10人兄弟の次男として生まれ、終戦直後に鞄一つで上京しました 。当時は食べ物がない時代でしたから、北千住で菓子店を営んでいた親戚のもとへ修業に出たのです 。「腹を空かせた弟たちのために」という、家族を思う切実な願いが父の原動力でした 。創業当時は「変わり玉」などの飴菓子から始まり、昭和40年代にはウエハース菓子が爆発的にヒットしました 。「これからはチョコレートの時代だ」と父が直感し、1970年頃から麦チョコの製造を開始したのが、今のチョコレート専業メーカーとしての大きな転換点となりました 。

―社長ご自身は、幼い頃から家業を継ぐことを意識されていたのでしょうか。

寺澤 自宅のすぐ下が工場でしたから、私にとって工場は最高の遊び場でした。今の時代では考えられませんが、機械の音を聞きながら、職人たちのすぐそばで遊んで育ったのです。そんな環境でしたので、家業を継ぐことは私にとって自然なことでした。現在は私が2代目代表として会社を牽引していますが、実際には兄弟で役割を分担しており、2人の弟たちが製造や営業の現場を支えてくれています。昔ながらの職人気質の「作る力」と、それを現代のニーズに合わせて「届ける力」。この兄弟の絆による機動力と温かい社風が、弊社の強みだと考えています 。

―今回ご紹介いただく「てらチョコ オリジナルピーナッツ」は、どのような経緯で誕生した商品なのですか。

寺澤 実はこの「てらチョコ」シリーズは、流通業界特有の「製造ロス」を救いたいという「もったいない精神」から生まれた商品なのです。お菓子業界には、品質には全く問題がないのに、業界特有のルールによって出荷できなくなってしまう商品があります。丹精込めて作ったチョコを廃棄したくないという作り手の愛情から、約7、8年前に自社での直売をスタートしました。「一般的に流通している商品とは違い、我々独自の感性を生かした商品を」と考え、あえて形を変え、独自の配合で仕上げています。「訳あり」から出発した商品ではありますが、今では「ここでしか買えない贅沢な味」として、多くのお客さまに愛される看板商品へと成長しました。

チョコの中に、細かく砕いた香ばしいピーナッツをたっぷりと練り込んでいる。
食べやすい一口サイズで、家族でのシェアにも。

―「てらチョコ」ならではのこだわりや、おいしさの秘訣について詳しくお聞かせください。

寺澤 一番のこだわりは、原料を自社で配合し、生地から丁寧に練り上げる「一貫製造体制」にあります。多くのメーカーが出来上がったチョコレートを溶かして加工する中、弊社はあえて設備を整え、その日の気温や湿度に合わせて微細な調整を行っています。これにより、カカオの香りとミルクのコクが調和した、格別の口どけが生まれるのです。

また、パッケージも「日常の中の小さな特別感」を演出できるよう、黒とゴールドを基調としたリッチなデザインにリニューアルしました。保存に便利なジッパー付きのスタンドパックを採用したことで、最後まで鮮度を保ちながら楽しんでいただけるよう工夫しています。日本発の食品安全マネジメント規格である「JFS-B規格」の認定も取得し、見えない部分の安心・安全にも徹底してこだわった商品なのです。

原料の配合から自社工場で一貫して行うことで、口に入れた瞬間にスッと溶ける、なめらかで風味豊かなチョコレートが完成する。

―どのようなシーンでこの「てらチョコ」を楽しんでいただきたいですか。

寺澤 ジッパー付きの袋ですので、家事や仕事の合間に一粒だけ食べて、残りはまた後で……という自分へのちょっとしたご褒美にぴったりです 。一粒の満足感が高いので、コーヒーや紅茶と一緒に召し上がっていただくと、ピーナッツの香ばしさとチョコの甘みがより一層引き立ちます 。また、最近ではその品質を認めてくださった法人企業さまから、数百個単位でギフト用としてご依頼をいただくことも増えています 。「寺沢のチョコなら間違いない」という信頼をいただいていることは、作り手として大きな励みになりますね 。気取らないけれど上質なプチギフトとして、ぜひ大切な方への贈り物にも活用していただきたいです 。

ほっと一息つきたい午後のティータイムに。
コーヒーの苦味とてらチョコの濃厚な甘みは相性抜群。

―もう一つの人気商品「柿の種チョコ」についても教えてください。甘じょっぱい組み合わせの先駆けだと伺いました。

寺澤 そうですね。今でこそ定番ですが、開発を始めた平成初期当時は「辛いものにチョコをかけるなんて」と周囲から批判や反対の声もありましたが、私たちは「絶対に相性がいいはずだ」と確信していました。柿の種の本場である新潟の名門・阿部幸製菓さんの柿の種を使用し、チョコとの一体感を追求して改良を重ねてきたのです。何度もブームが来ては去る時期がありましたが、それでも「継続は力なり」の精神で作り続けてきました。今では老若男女問わず愛される、弊社の歴史を象徴する商品の一つとなっています 。

新潟の名門・阿部幸製菓の柿の種を使用した「柿の種チョコ」。
ピリ辛の柿の種とチョコレートの甘みが口の中で調和する。

―最近、この「柿の種チョコ」において大きな決断をされたそうですね。

寺澤 はい。見た目の美しさよりも「純粋なおいしさ」を優先し、昨年からシェラック(光沢剤)の使用を中止しました。シェラックは表面をツルツルと綺麗に見せ、手が汚れないようにする利点があります。しかし、私自身が食べ比べたときに、光沢剤を使わない方がチョコ本来の風味がダイレクトに伝わり、圧倒的においしいと感じたのです。あえて「ツヤを消す」という引き算の選択をすることで、驚くほどサクサクとした軽やかな食感と、スッと消えるような後味の良さを実現できました。添加物を避けたい健康志向の方や、素材の品質・安全性を吟味される方からも、「こういう商品を探していた」と大きな共感をいただいています。

あえてツヤを消す「引き算」が、驚くほどのサクサク感を生む。

―おすすめの楽しみ方はありますか。

寺澤 お茶菓子としてはもちろんですが、実はおつまみとしても非常に優秀です。1日の終わりに、キリッと冷えた飲み物やアルコールと一緒に楽しむ大人のリラックスタイムにぜひ添えてみてください。最後まで続くサクサク感に驚かれると思います 。光沢剤を使用していないため、添加物を気にされるお母さま方からも、お子さまに安心して食べさせられると喜ばれています。家族団らんのひと時を彩る、懐かしくも新しい味わいとして楽しんでいただければ幸いです。

―最後に、今後の展望や大切にしていきたい信念をお聞かせください。

寺澤 弊社の社訓には「継続は力なり」という言葉があります。これは単に続けることではなく、真面目にお客さまの立場に立って、常に進化しながらものづくりを続けるという意味です 。今、日本の中小菓子メーカーは、後継者不足や設備投資の難しさから、優れた技術を持ちながらも廃業を余儀なくされる厳しい状況にあります。私は組合活動などを通じて、横のつながりを強め、日本の豊かな菓子文化を次世代へ繋いでいきたいと願っています。これからもSNSなどを通じてお客さまの「生の声」を直接お聞きし、驚きと喜びのあるチョコレートを実直に作り続けていきたいですね。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「てらチョコ オリジナルピーナッツ(120g)」
価格:¥500(税込)
店名:ショコラティエ・テラサワ
電話:0297-79-0090(10:00-17:00 ※第2第4水・土・日曜)
商品URL:http://www.terasawa-seika.co.jp/lineup/cht1/pg1306.html
オンラインショップ:http://www.terasawa-seika.co.jp/shop.html

「柿の種チョコ(200g)」
価格:¥600(税込)
店名:ショコラティエ・テラサワ
電話:0297-79-0090(10:00-17:00 ※第2第4水・土・日曜)
商品URL:http://www.terasawa-seika.co.jp/lineup/cht1/pg6085139.html
オンラインショップ:http://www.terasawa-seika.co.jp/lineup/cat_tera.html

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

寺澤光弘(寺沢製菓株式会社 代表取締役)
工場の機械音が子守唄代わりだったという幼少期の記憶を胸に、二代目として家業を継承。原料の配合から自社で行う「自社練り」の技術を守りつつ、光沢剤不使用の柿の種チョコなど、時代に合わせた「誠実なものづくり」を追求。東京都菓子工業組合などの活動を通じて、中小メーカーの活性化と日本の菓子文化の継承にも尽力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/寺沢製菓>

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