やまと印刷_top

カンボジアのヤシの木からつくられる、無農薬完全オーガニックでやさしい甘さの甘味料「パームシュガー」

2026/04/30

今回、編集長のアッキーが注目したのは、自然由来のやさしい甘さが魅力のオーガニック「パームシュガー」です。カンボジアの豊かな自然の中、伝統的な有機製法を守り、薪火でじっくりと煮詰められたこの砂糖。驚くほど繊細な口溶けで、日々の食事に取り入れやすい甘味料です。
その背景には、愛媛県で100年続く老舗印刷会社が、遠く離れた地で見つけた産業支援と誠実なものづくりの物語がありました。取材スタッフが、やまと印刷株式会社の代表取締役社長、石川慎一郎氏にお話を伺いました。

やまと印刷株式会社 代表取締役社長の石川慎一郎氏

やまと印刷株式会社 代表取締役社長の石川慎一郎氏

まずは、御社の歩みについて教えてください。

石川 当社は1918年(大正7年)、日本屈指の「紙の町」として知られる愛媛県四国中央市で産声をあげました。創業から100年以上にわたり、紙やフィルムへの印刷を通じて、日本のものづくりを支えてきた印刷会社です。時代の変化に合わせて事業を広げ、現在は文房具やパッケージの製造まで自社で一貫して行う体制を整えています。カンボジアとの縁が生まれたのは、今から十数年前のことです。リーマンショック後の激しい円高に直面し、国内製造だけに頼るリスクを感じて海外拠点を模索し始めました。そこで出会ったのが、カンボジアだったのです。

異業種から家業を継がれた社長ご自身が、カンボジアでの事業に乗り出したきっかけは何だったのでしょうか?

石川 大学卒業後システム会社に就職し、効率を重んじるITの世界に身を置いていました。一方で、もともと「知らない道を歩き、未知の風景を見つけること」を好む、探究心の強い性格でもあります。2012年に家業を継いでからは、ITで培った客観的な視点と自身の好奇心を掛け合わせ、既存の枠にとらわれず本質的な価値を見極めることを大切にしてきました。カンボジアへの進出を決めたのは、当時の社長である現会長です。現地で地雷除去活動を行うNGOの方との出会いを通じ、人々の自立を支える産業の必要性に共感したことが始まりでした。その志から、印刷業で培った品質管理のノウハウを活かし、現地の良質な産品を日本へ届ける「CAMBODIAN LIFE」というブランドを立ち上げたのです。

やまと印刷_2
やまと印刷_3

印刷業で培った品質管理を活かし、
カンボジアの農産物を現地農園より直輸入し販売する
自社ブランド「CAMBODIAN LIFE」を設立。

―その中でも、この「パームシュガー」は特別な背景があるそうですね。

石川 はい。JETRO(ジェトロ/日本貿易振興機構)の支援を受け、現地の素晴らしい生産者と巡り合うことができました。この「パームシュガー」は、地雷除去後の大地でたくましく育ったヤシ(パームツリー)から生まれます。この商品は、単なる輸入ビジネスではなく、現地の雇用の場を作り、人々の自立を支える「希望」そのものなのです。100年続く老舗としての信頼を背負っていますから、私自身の目で確かめた、本当にいいものだけを厳選しました。遠い国の素晴らしい宝物を、日本の皆さまの食卓へつなぐ架け橋になりたいという強い思いが込められています。

やまと印刷_4

ヤシ(パームツリー)から作られるパームシュガー。
地雷除去後の大地に新たな産業を生み出し、現地の雇用を守りながら人々の自立を支える。

製法にも並々ならぬこだわりが感じられます。

石川 カンボジアに古くから伝わる伝統的な有機製法を守り、添加物は一切使用していません。熟練の職人がヤシの花序の樹液を採取し、薪火で何時間もかけて丁寧に煮詰めていきます。大量生産では決して出せない、ふわりと広がる独特の香りと繊細な口溶けは、この手仕事があってこそ実現できるものです。また、現代の方々に嬉しいのが、一般的な精製糖と比べてGI値が低めであること。原料由来のミネラルを含み、優しくまろやかな甘さと、後味のキレの良さが特徴です。精製糖にはない深い滋味があり、素材の味を引き立てながら、日々の食卓に取り入れやすいやさしい甘さの甘味料です。

熟練の職人がヤシ(パームツリー)の花序の樹液を採取。

やまと印刷_6

伝統の手法で丁寧に煮詰めていくと茶色になり、それを天日干しにする。

やまと印刷_7

乾燥したら、ざるで濾し、検品して出荷される。

どのような楽しみ方がおすすめですか?

石川 まずはシンプルに、朝食のトーストにひと振りしてみてください。熱で少し溶け出した瞬間の香りが、いつもの朝を少し贅沢な時間に変えてくれます。また、お団子などの和菓子に振りかけるのも意外なおいしさですよ。和の素材とパームシュガーの優しい甘みが溶け合い、新しい発見があるはずです。料理の隠し味として使えば、コクと深みがぐっと増します。コーヒーや紅茶に溶かして、一日の終わりに心と体を解きほぐす静かなひとときを過ごすのもいいですね。

やまと印刷_8

パンやコーヒーはもちろん、和菓子との相性も抜群。
軽やかで上品な甘みが素材の味を引き立てる。

お客さまからはどのような反響が届いていますか?

石川 都内の有名百貨店での催事出展や、スーパーなどで展開してきましたが、感度の高いバイヤーの方々からも確かな品質を認めていただいています。実際に手に取られたお客さまからは「大切な人へ、健康を気遣う贈り物にしたい」といったお声をいただくことも多く、ギフトとしての需要も高まっています。また、毎年ゴールデンウィークに代々木公園で開催される「カンボジアフェスティバル」に今年初出店し、直接お客さまと触れ合う場を大切にしています。現地の熱気とともにこの味わいに触れていただき、ブランドのファンになってくださる方が増えていることが何よりの励みです。

これからの展望をお聞かせください。

石川 祖業であり本業でもある印刷加工業を維持しつつ、食品に留まらず、今後はカンボジアの伝統的な雑貨や衣料など、その魅力を多角的に伝えるプラットフォームを目指したいと考えています。カンボジア大使館からも両国の文化の架け橋としての役割を期待していただいていますが、ビジネスを通じて社会に貢献し続けることが私たちの使命です。100年企業が描くこれからの100年は、遠い国と日本を「幸せ」と「笑顔」で結ぶ活動をし続けたいと願っています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

パームシュガー

「パームシュガー」
価格:¥1,200(税込)
店名:CAMBODIAN LIFE
電話:0896-58-2053(10:00~17:00 土日祝日を除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/cambodianlife/009/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/cambodianlife/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

石川慎一郎(やまと印刷株式会社 代表取締役社長)
愛媛県四国中央市生まれ。早稲田大学を卒業後、システム会社での勤務や同業他社での修業を経て、2012年に家業であるやまと印刷株式会社の4代目代表取締役社長に就任。「知らない道を歩くこと」を好み、印刷業の枠を超えてカンボジアでの産業支援や食品ブランド「CAMBODIAN LIFE」の立ち上げなど、伝統と革新を結ぶ挑戦を続けている。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/やまと印刷>

 

人気記事ランキング

羽田甚商店

注目の連載

注目の連載

Special serialization

羽田美智子さん連載

SNSできになるあのひと

社長インタビュー

連載一覧を見る

OFFICIAL SNS

Instagramでハッシュタグ#お取り寄せ手帖を検索。

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter