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サクサク生地に濃厚な胡麻香る豆菓子「ごまパンダ」と大粒ピーナッツのザクザク食感とイカの旨みが広がる「いかピー」

2026/05/26

今回、編集長のアッキーが注目したのは、封を開けた瞬間に広がる香ばしさと、一粒食べれば止まらなくなるザクザクとした心地よい食感の豆菓子、ごまを一粒ずつ衣で包み込んだ驚きの新食感ごまスナック「ごまパンダ」と満足感のある大粒ピーナッツとイカの風味が絶妙な「いかピー」です。
1911年の創業から115年にわたり、豆製品を作り続けてきた老舗が手がける味は、伝統の熟練技と現代的な遊び心が共存しています。取材スタッフが、新潟県に本社を構える、株式会社内山藤三郎商店 代表取締役社長の内山芳郎氏にお話を伺いました。

株式会社内山藤三郎商店 代表取締役社長の内山芳郎氏

株式会社内山藤三郎商店 代表取締役社長の内山芳郎氏

―創業から今日までの歩みについて教えてください。

内山 創業者は私の曾祖父にあたる内山藤三郎で、新潟の地で花豆・青フライ(そら豆・エンドウ豆を水漬けをしたのち油で揚げ塩味に味付けしたもの)などの製造から始まりました。大きな転機となったのは3代目である父の時代です。新潟には柿の種などの米菓メーカーが多く、そこへ業務用ピーナッツの卸を展開したことで、会社の基盤を築きました。しかし、1989年以降の平成に入ると安価な海外製品の流入という厳しい波にさらされたのです。
かつては主力商品だったバターピーナッツの製造からは撤退を余儀なくされましたが、私たちはそこで立ち止まりませんでした。代々培ってきた、豆に衣をまとわせる熟練の「粉巻き」技術を活かし、自社ブランドの豆菓子メーカーへと大きく舵を切ったのです。伝統を守りつつも、時代に合わせて進化し続ける。この柔軟な姿勢こそが、115年続いてきた理由だと考えています。

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豆菓子の原点である「粉巻き」の技術を守り続け、現在は自社ブランドも展開。

―4代目として後を継がれた経緯を教えてください。

内山 私がまだ幼い頃に父が急逝したため、長らく母が社長を務め、専務が実務を主導する体制でした。私は東京の菓子卸会社で修業を積んだ後に入社しましたが、家族や従業員と力を合わせて今の体制を築いてきた日々は、何物にも代えがたい財産です。
私たちが守ってきたのは、商品だけではありません。家族やスタッフ、誠実なお客さまとの絆です。私自身、現場の声を大切にしながら「もっとおいしくしたい」という探究心を常に持ち続けています。豆のスペシャリストとしての誇りを胸に、この会社が作るお菓子なら安心して食べられると思っていただけるような、誠実な経営を心がけています。

―はじめに看板商品の「いかピー」の誕生の背景を聞かせてください。

内山 もともとは地元新潟の別の老舗豆菓子店が手がけていたものだったのですが、その店が廃業する際、「この味を絶やしてはいけない」と考えました。そこで私たちが味とブランドを譲り受けることになったのです。
当初は思うように売れず苦戦しましたが、パッケージに「創業明治44年」や「なつかし豆」という言葉を添え、私たちの歴史と文化継承への思いを打ち出したところ、一気に売上が伸びました。地域で愛された歴史のバトンを繋いだことで、今では全国にファンを持つ私たちの顔とも呼べる商品に成長したのです。

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大粒のピーナッツをイカの風味を凝縮した生地で包んだなつかしの味「いかピー」。

―製法にはどのようなこだわりがあるのでしょうか。

内山 主原料のピーナッツに粉掛けの回数を繰り返し、満足感を追求した大粒の豆菓子を作り上げました。この位の大きいサイズだと芯まで火を通すのが難しいのですが、そこは職人の腕の見せどころです。直火と熱風を組み合わせた独自の加熱工程で、まずは「半煎り」という半分焼きの状態にし、さらに「本焼き」で仕上げます。
二度焼くことで、芯までじっくりと火が通り、噛んだ瞬間に「ザクッ」と弾ける唯一無二のクリスピーな歯応えと、深みのある香ばしい香りが生まれるのです。生地の中に閉じ込めたいかの風味も、後を引く絶妙な配合にこだわっています。

―どのように楽しんでほしいですか?

内山 程よい塩味といかの風味がビールと相性抜群で、おやつやおつまみにおすすめです。チャック付きの袋にしていますので、好きな時に少しずつ、食べていただけます。
お客様から「手紙」や「電話」で直接「おいしかった」という熱心な感謝の声が届くことも多く、私たちの励みになっています。親から子へと受け継がれ、世代を超えて「王道の味」として指名買いしてくださるリピーターの方々に、心から感謝しています。

―今回、注目した商品「ごまパンダ」は、ユニークなネーミングと可愛らしいデザインが素敵ですね。

内山 実はこの商品、以前は「ごま&胡麻」という名前で販売していたのですが、当時は売上が低迷していました。味には絶対の自信がありましたが、日の目を見ない状態が続いていたのです。転機となったのは、外部のアドバイザーの方から「見た目がパンダみたいだね」と言われたことでした。その一言から、思い切って全面的にリニューアルしたのです。
少し遊び心を加えたことで、展示会でも瞬く間に注目を集める人気商品へと躍進しました。中身の良さはそのままに、装いを変えることで輝き出した、私たちにとっても思い入れのある逸品なのです。

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自慢の味はそのままに、装いを新たに生まれ変わった「ごまパンダ」。
白と黒のコントラストをパンダに見立てた遊び心が、幅広く支持される新定番となった。

―他にはない技術についても詳しく教えてください。

内山 通常、豆菓子の芯はピーナッツなどですが、「ごまパンダ」ははるかに小さな「ごま一粒」を核にして作り上げています。これは、長年培ってきた「粉巻き」の熟練技をごまに応用したもので、他社には真似できない職人技です。
製品の約半分がごまで構成されており、濃厚なごまの香りとサクサクとした新感覚の食感を楽しめます。テトラパックの個包装にしているので、友人や同僚へお裾分けもしやすく、配った相手を思わず笑顔にするコミュニケーションツールとしても活用していただきたいですね。

―今後の展望を教えてください。

内山 私たちは、業界内で積み重ねてきた確かな実績とともに、今後もこの安定した供給体制を守り抜いていきます。そのうえで、自社ブランドの価値をさらに高めていく「二刀流」の経営を確立させたいと考えています。
現在は工場増築による生産体制の強化を計画しており、将来的な柱とするべくクッキーなどの新ジャンルへの挑戦も加速させている最中です。また、国際的な安全基準であるISO22000を取得するなど、安心・安全なものづくりを世界基準へと高めています。115年の歴史を大切にしながら、次の100年も皆さんに愛される新しいおいしさを届け続けること。それが、私たちの使命だと決意を新たにしています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

いかピー(220g)

「いかピー(220g)」
価格:¥378(税込)
店名:内山藤三郎商店
電話:0250-38-2223
商品URL:https://www.touzaburou.com/item/mame0006/
オンラインショップ:https://www.touzaburou.com/

ごまパンダ(個包装紙込 80g)

「ごまパンダ(個包装紙込 80g)」
価格:¥540(税込)
店名:内山藤三郎商店
電話:0250-38-2223
商品URL:https://www.touzaburou.com/item/mame0098/
オンラインショップ:https://www.touzaburou.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

内山芳郎(株式会社内山藤三郎商店 代表取締役社長)
1963年、旧小須戸町(現新潟市)生まれ。大学卒業後、東京の菓子卸会社に入社し充実した日々を送るも、約1年半で家庭の事情により帰郷し、家業である内山藤三郎商店に入社。当時お世話になった会社への感謝は今も胸に残る。2004年代表取締役社長に就任。業務用メーカーとしての基盤と創業1911年の伝統を守りながら新たな挑戦を重ね、自社ブランドの価値向上に努め、全国に知られるメーカーを目指している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/内山藤三郎商店>

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