
あの味を再び!で60年ぶりの復刻「マルカのふりかけのり」とシリーズ累計300万個突破のサクふわ食感「四万十青のり入り つまみのり」
2026/06/05
今回、編集長のアッキーが注目したのは、陸上養殖で育った青のりを贅沢に使った「マルカのふりかけのり【カツオとたまご】」と、驚きのサクふわ食感でシリーズ累計300万個を突破した「四万十(しまんと)青のり入り つまみのり」です。四万十の地で100年以上にわたり、海藻と向き合い続けてきた老舗が、伝統を守りながら「陸上養殖」という新たな挑戦で歴史を刻んでいました。取材スタッフが、高知県に本社を構える、有限会社加用物産 代表取締役の加用哲啓氏と専務の加用祐都氏にお話を伺いました。


有限会社加用物産 4代目社長の加用哲啓氏(左)と専務の加用祐都氏(右)
―まずは、御社のこれまでの歩みについてお聞かせください。
加用哲啓(以下、哲啓) 私たちの歩みは、1907年に創業者が四万十川(しまんとがわ)の青のりを集め、卸業を始めたことから始まりました。かつての四万十川は、川一面が真っ青に染まるほど豊かな天然青のりの産地でした。創業者はその品質に惚れ込み、「このおいしい海苔を全国へ届けたい」という思いで地域を回り、粉もん文化の関西を中心に出荷し始めました。それ以来110年以上、私たちは品質を大切に守りながら、四万十の誇りである香りを全国に伝えるプロとして一歩ずつ歴史を積み重ねてきたのです。


「日本最後の清流」と呼ばれる四万十川。
この四万十の地下海水を利用して海苔の陸上養殖に取り組む。
―次代を担う専務としては、どのような思いで家業へ戻られたのでしょうか。
加用祐都(以下、祐都) 私は幼い頃より会長(祖父)から家業を支えてほしいと言われ、「いつかは家業を継ぐ」という意識を持って育ちました。ただ、一度は外の世界を見ておきたいと考え、異業種ではありますが測量業界に飛び込んだ時期もあります。そこで「自分の長所を伸ばすこと」や「客観的に自社の価値を見る目」を養えたことが、今となっては大きな財産です。近年、環境の変化で天然の青のりが激減するという危機に直面しましたが、「四万十の誇りであるこの香りを絶やしてはいけない」という強い決意が芽生え、高知大学とも連携した「陸上養殖」という未知の領域への挑戦を決めたのです。
―復刻したという「マルカのふりかけのり」について教えてください。
哲啓 実はこの商品は、1960年代に家庭の食卓で人気を誇ったものの、当時は会社として業務用原料の出荷へ注力することになり、惜しまれつつも一度はその姿を消した経緯があります。以前からファンの方々より「四万十のふりかけをもう一度食べたい」という熱烈な声をいただいており、約60年の時を経て復刻プロジェクトを始動させました。当時のオリジナルキャラクター「マモルくん」のデザインもそのままに、現代の技術で味をブラッシュアップし、令和の時代に蘇らせたのです。




かつて愛された味が、現代の技術でブラッシュアップされ約60年ぶりに蘇った「マルカのふりかけのり」。
―商品のこだわりや独自性は、どのような点にあるのでしょうか。
祐都 最大の特徴は、四万十で大切に育てた「陸上養殖」のすじ青のりを贅沢にブレンドしていることです。大学が設計した最新設備を使い、太陽の光をたっぷり浴びて育つ青のりは、驚異的な生命力を持っています。環境によってはわずか3週間ほどで1,000倍の重量に成長し、乾燥させると鮮烈な香りを放ちます。これに国内産の厳選された海苔と、風味豊かなカツオ、たまごを絶妙なバランスで配合しました。封を開けるたびに「四万十の風」を感じるよう、独自の乾燥技術で香り高く仕上げています。

封を開ければ、青のりとカツオの香ばしい香りが広がり、ほんのり甘いたまごと相まって食欲をそそる。
―おすすめの楽しみ方はありますか?
祐都 私が一番におすすめするのは、熱々の「卵かけご飯にたっぷりと振りかける」です。立ち上る湯気とともに海苔の香りがパッと弾け、シンプルながらも贅沢な味わいになります。また、最後までおいしくいただくために、開封後は「冷凍庫」に入れて保存するのがおすすめです。海苔は湿気や水分に弱いのですが、冷凍保存であれば鮮やかな緑色と豊かな香りを最後の一口まで堪能できます。


和風パスタや冷ややっこのトッピングにも。
―お客さまからはどのような反響が届いていますか?
哲啓 復刻を喜ぶ声とともに「1ヶ月毎朝これを食べれる、飽きがこない」とのご意見を頂きました。また、30代から50代の子育て世代の方々からも「このふりかけがあれば、子どもが夢中でご飯を食べてくれる」といったうれしい声をいただいています。毎日の食卓の救世主として、多くの方に喜んでいただけることは、作り手として何よりの励みになりますね。
―もう一つの人気商品「四万十青のり入り つまみのり」についても教えてください。
哲啓 もともと「つまみのり」は、一般的にお寿司の海苔に使われる海藻の「あまのり」をフレーク状にしたものに、四万十川の青さのりをブレンドした商品として全国的にロングセラーでした。しかし、四万十川の海藻が全く取れない状況が続き、他県の海藻に切り替えることを余儀なくされました。それを「自社養殖で復活させた最高級のすじ青のりを使って、さらに香り高い商品を目指したい」と考えたのがリニューアルのきっかけです。人気の商品にあえて手を加えることには勇気がいりましたが、「本物の四万十の香り」を追求することこそが私たちの使命だと確信し、より香り高く進化させました。


ロングセラー商品を、自社養殖のすじ青のりを使うことでリニューアルした「つまみのり」。
―こちらの商品のこだわりや、おすすめのシーンはいかがでしょうか。
祐都 原材料は、国産の「焼きあまのり」と、四万十産の「乾燥青のり」のたった2つだけという究極のシンプルさです。化学調味料や保存料を一切使わないため、海藻本来の味が要となります。厳選した海苔を使用することで口の中でほどけるような「サクふわ」の軽やかな食感と強い海苔の旨みを楽しめます。そのまま食べてヘルシーなおやつにするのはもちろん、お味噌汁やうどんにトッピングするのもおすすめです。汁を吸った瞬間に海苔の旨みが溶け出し、いつもの料理をワンランク上の味へと引き上げてくれます。


お味噌汁やうどんの仕上げに振りかければ、青のりの香りが一気に広がる。
―シリーズ累計300万個突破という実績は驚異的ですね。
哲啓 ありがとうございます。これほど多くの方にリピートしていただけているのは、やはり品質の確かさを認めていただけた結果だと、身の引き締まる思いです。現在では飲食店でのご使用や高級スーパーでも販売していただくようになり、食の目利きの方々からも高い評価をいただいています。多くのご家庭で「これがないと食卓が寂しい」と言っていただけるような、欠かせない常備品としての地位を確立できたことは、大きな喜びです。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
哲啓 私が見据えているのは、自社の発展だけではありません。「四万十川の環境そのものの復活」です。陸上養殖の技術をさらに磨くことで、地域の雇用を生み出し、四万十という素晴らしいブランドを世界へ発信していきたいと考えています。創業者の精神を受け継ぎながら、100年後の子どもたちも「四万十の海藻はおいしいね」と笑顔で言える未来を作ること。大学の先生方とも協力しながら、この豊かな自然と文化を守り、次世代へバトンを繋いでいくために挑戦を続けてまいります。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「マルカのふりかけのり【カツオとたまご】」
価格:¥496(税込)
店名:ザマうま・ラッシュ
電話:0880-35-2380(9:00~12:00、13:00~17:00)
定休日:第2・4土、日、祝日
商品URL:https://rush.zamauma.jp/items/110662722
オンラインショップ:https://rush.zamauma.jp/

「四万十青のり入り つまみのり」
価格:¥626(税込)
店名:ザマうま・ラッシュ
電話:0880-35-2380(9:00~12:00、13:00~17:00)
定休日:第2・4土、日、祝日
商品URL:https://rush.zamauma.jp/items/110685850
オンラインショップ:https://rush.zamauma.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
加用哲啓(有限会社加用物産 代表取締役)
1955年高知県四万十市生まれ。加用家の長男として生まれ、経理学校を卒業後、家業である加用物産に携わる。当時は行っていたサンゴ加工事業を支えたのち、若くして飲食店経営に挑戦。独立後も家業に関わり続け、2001年に4代目社長に就任。現場感覚と商売人としての経験を生かし、地域に根ざした海藻加工業の継承と発展に取り組んでいる。
加用祐都(有限会社加用物産 専務)
1990年高知県四万十市生まれ。近畿大学卒業後、測量コンサルタント会社で国土調査業務に従事。4年間の勤務を経て、家業である有限会社加用物産に入社。乾物海藻の加工販売に携わりながら、四万十青のりの復活を目指し、陸上養殖事業を推進。高知大学、四万十市との連携を通じ、地域資源を次世代へつなぐ取り組みに力を注いでいる。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/加用物産>




























