
選ぶ楽しさ、贈る喜び。日本人の五感に響くベルアメールの「パレショコラ」と「パレショコラサンド」
2025/12/10
慌ただしい日常の中でも、ふとした瞬間に感じる「小さな幸せ」を大切にしたい。そんな思いを持つすべての方に、心からおすすめしたいショコラがあります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「パレショコラ」と「パレショコラサンド」です。目にも鮮やかな「パレショコラ」と、食感が楽しい新作「パレショコラサンド」。その背景には、弁護士から転身した二代目社長の情熱と、「ものづくり」への強いこだわりがありました。取材スタッフが、東京に本社を構える、ジェイ・ワークス株式会社 代表取締役社長の大平直氏に話を伺いました。

ジェイ・ワークス株式会社 代表取締役社長の大平直氏
―多くの女性から愛される「ベルアメール(BEL AMER)」ですが、成り立ちや、ものづくりの原点について教えていただけますか?
大平 はい。私の父が1988年に運営元のジェイ・ワークスを創業しました。実は当初、お菓子の会社ではありませんでした。もともとは「紙の街」とよばれる愛媛が出身ということもあり、パッケージングを中心に、雑貨なども含めたさまざまな「ものづくり」や「企画提案」を行う会社としてスタートしました。私たちは今でも自分たちのことを、単なる「お菓子の会社」ではなく、「物を作り、付加価値を作る会社」だとご紹介することが多いんです。
その中で、バレンタインやクリスマスといったイベント商品を手掛ける機会が増え、2003年に初の自社ブランドとして「ベルアメール」を立ち上げました。常にお客様やシーンを起点に考え、どうすれば喜んでいただけるかという付加価値を追求するのが私たちの強みです。実は「ベルアメール」以外にも、フランス・リヨン発の「セバスチャン・ブイエ」や、「ラ・メゾン白金」といったブランドも展開しています。

時代は変われど、職人技と素材へのこだわりは変わらず受け継がれる。
―大平社長は、ユニークなご経歴をお持ちです。家業である「ものづくり」の世界へ転身することを決意された背景には何があったのでしょうか?
大平 当初は事業を継ぐことは考えておらず、弁護士として大手法律事務所で5年ほど働いていました。企業に向けてアドバイスをするコーポレートロイヤーです。当初は父の会社を横目で見ている程度でしたが、関わる機会が増えるにつれ、「物を考えて作ってお客様にお届けして、喜んでもらう」というサイクルの素晴らしさに気づき、「こんなに面白い仕事はなかなかない」と強く魅力を感じるようになりました。
弁護士はどちらかというとリスクを察知して守る仕事ですが、ビジネスはアイデアとスピード感を持ってチャレンジしていく世界です。この会社のクリエイティビティを長期的な視点で成長させるためには、両方の視点を持つ舵取り役が必要ではないかと感じ、承継を決意しました。その後、フランスとシンガポールのビジネススクールでMBAを取得し、ジェイ・ワークスに加入後、2023年、社長に就任しました。
―まさに「ベルアメール」の顔とも言える「パレショコラ」ですが、このアイコニックな丸い形はどのようにして誕生したのでしょうか?
大平 「ベルアメール」が誕生した2003年頃は、ちょうど海外の高級チョコレートブームが始まった時期でした。その中で私たちが追求したのは、「日本で作る、日本に合う、日本のチョコレート」です。当時の板チョコレートは、世界的に見てもほとんどが四角いもので、味は楽しんでも「種類を楽しむ」「見て楽しむ」あるいは「季節感」といった要素はほとんどありませんでした。
日本には、四季の移ろいを愛でたり、五感で物を楽しんだりする素晴らしい文化があります。その日本人の感性に合わせ、目で見ても楽しく、可愛らしい丸い形にアレンジして、食べやすいサイズにしたのが「パレショコラ」のスタートです。


ベルアメールを代表する「パレショコラ」。
直径約6cmのキャンバスに、美しい世界が広がる。
―「パレショコラ」のこだわりについて、さらに詳しくお伺いしたいです。
大平 素材、厚さ、歯ごたえにこだわり、直径約6cm、厚さ約6mmという規格になりました。そして最大のこだわりは、見た目以上に中身にあります。驚かれるのですが、「パレショコラ」はベースのチョコレートは同じで、上のトッピングが違うだけではないんです。素材に合わせるために、ベースとなるチョコレートの配合やレシピも変えています。これは「一皿の料理」を仕上げる感覚に近いですね。繊細なデコレーションも、東京のラボで職人が一つひとつ丁寧に手作業で仕上げています。非常に非効率かもしれませんが、そこが私たちの価値の源泉だと信じています。
定番だけでも30種類、バレンタインの時期には限定品もあわせて50~60種類ものフレーバーが登場します。今回ご紹介する5枚セットには、ミルクチョコにナッツ類とドライフルーツをトッピングした「マンディアン ミルク」、抹茶入りホワイトチョコベースの「マンディアン 抹茶」、ビターチョコベースの「マンディアン ノワール」、ドライストロベリーをあしらったホワイトチョコの「フレーズ」、そして砕いたカカオ豆の食感がアクセントの「カカオノワール」が入っています。

ナッツの歯ごたえ、フルーツの香り。
素材が主役であり、その魅力を最大限に引き出す。
内容:マンディアン ミルク、マンディアン 抹茶、
マンディアン ノワール、フレーズ、カカオノワールの全5種。
―50種類以上とは驚きです。それだけ種類が豊富だと、選ぶ楽しみが広がりますね。おすすめの楽しみ方があれば教えてください。
大平 まさに「選ぶ楽しさ」こそが、私たちが届けたい体験価値の一つです。これだけバリエーションがあるので、「今日の気分や体調に合わせて」ご自身のご褒美として選んでいただくのもいいと思います。また、ギフトとしてお渡しいただく際にも、「あの人はナッツが好きだからこれにしよう」とか、「元気がないから少し明るい色合いのものを」というふうに、相手の顔を思い浮かべながら選んでいただけます。その選ぶ時間も含めて、贈る方のいろいろな想いを届けられるようなショコラになるよう、丁寧に作っています。
―そして、この秋には新作の「パレショコラサンド」が登場しました。こちらはどのような経緯で開発されたのでしょうか?
大平 これはこの秋から発売したばかりの新商品です。開発のきっかけは2つあります。1つは、日本の方が好む「食感のコントラスト」、例えば「サクッ」とした後に「トロッ」とくるような、食感の変化があるお菓子を追求したかったこと。もう1つは、ベルアメールの代表商品である「パレショコラ」の世界観をベースに、何か新しい広がりを作れないかと考えたことです。世の中にチョコレートサンドはたくさんありますが、「ショコラの専門店として、もっとおいしく作れるのではないか」、「チョコレートが本当に主役になる、すごくおいしいサンドを作りたい」という理想から生まれた、私たちの新たな挑戦でもあります。

3種のサブレを味わいにあわせてセレクトしている。
サブレとショコラ、2つの個性が織りなすマリアージュ。
内容:ビター、ルビー、ノワゼット、キャラメル、ブランの全5種。
―単にパレショコラを挟んだ、というわけではないのですね?こだわりを教えてください。
大平 「パレショコラをサンドする」というイメージで開発を始めたのですが、「結局ゼロから作り直した」というのが正直なところです。パレショコラはそのまま食べてもらうために、あえて硬さやチョコレート感をしっかり出していますが、サンドにすると硬すぎてサブレと馴染まない。そこで、サブレの「サクッ」とした食感との調和を考え、硬すぎず柔らかすぎない「適度な固さ」を追求し、チョコレートのレシピもボリューム感もゼロから開発しました。もちろん、サンドするチョコレートに合わせて、3種類のサブレからセレクトしています。
その結果、食感のコントラストを楽しみながら、同時にサブレとショコラが口の中で一体となって溶けていく」ような、上質な口どけを実現できたと思います。ラインナップとしては、カカオペーストを合わせたビターチョコをココアサブレでサンドした「ビター」、苺風味のホワイトチョコとルビーチョコを合わせた「ルビー」、ヘーゼルナッツペーストが香ばしい「ノワゼット」、キャラメル風味のブロンドチョコを使った「キャラメル」、ミルク風味のホワイトチョコを使った「ブラン」といった、個性豊かな5種類の味わいをご用意しました。食感も香りも豊かに楽しんでいただける自信作です。
―最後に、大平社長が描く今後の展望と、新しい取り組みについてお聞かせください。
大平 日本のお菓子づくりやものづくりは、その繊細さやクオリティの高さで、今や世界的にすごく注目されています。ただその一方で、人手不足や働き方の問題などもあり、「このままいくと、どこかでこの素晴らしい文化がダメになってしまうのではないか」という強い危機感も持っています。
私たちジェイ・ワークスは、創業時から続くマクロなビジネス視点と、職人のようなミクロなものづくりへの情熱の両方を持っていると考えています。この強みを活かし、単に同じものを作り続けるだけでなく、自由な発想とチャレンジ精神を忘れずに、お客様と対話を繰り返しながら、お菓子づくり、ものづくりの未来を切り開いていきたいと強く思っています。
その一環として、この10月にジェイワークスグループとして、白金高輪にフランス料理のレストラン「シャージュ(Sillage)」を新たにオープンしました。お菓子も料理も、お客様に喜んでいただくという点では同じです。これからもさまざまな形で、ものづくりの可能性に挑戦し続けます。

10月にオープン。フランス料理レストラン「シャージュ(Sillage)」。
―貴重なお話をありがとうございました!

「パレショコラ 5枚」
価格:¥2,052(税込)
店名:Chocolat BEL AMER
電話:03-4500-4370(受付時間 土日祝除く 10:00~12:00 13:00~17:00)
商品URL:https://belamer.jp/products/palet-chocolat-5
オンラインショップ:https://belamer.jp/

「パレショコラサンド 5個」
価格:¥1,944(税込)
店名:Chocolat BEL AMER
電話:03-4500-4370(受付時間 土日祝除く 10:00~12:00 13:00~17:00)
商品URL:https://belamer.jp/products/palet-sand-5
オンラインショップ:https://belamer.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
大平直(ジェイ・ワークス株式会社 代表取締役社長)
1984年京都府生まれ。東京大学法学部・法科大学院卒業後、弁護士として国内大手法律事務所に勤務。米国NYUロースクールとINSEAD(仏・星, MBA)で学び、帰国後ジェイ・ワークス株式会社に入社。2023年より代表取締役社長として、日本のものづくりを未来へつなぐ挑戦を続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/ジェイ・ワークス>




























