大切な人への贈り物、特にタオルギフトを「なんとなく」で選んでしまっていませんか？今回、編集長のアッキーが注目したのは、今治タオルのギフト、sara-la（さらら）の「『縁・彩』フェイスタオルセット」です。タオルの産地・今治で長年タオルと向き合ってきたプロが、「お客様の本当の声を聞きたい」という一心で立ち上げたEC限定ブランド。なぜ、お店ではなくインターネットでギフトを届けようと決めたのか。その理由にこそ、私たちが本当に求める贈り物の答えが隠されていました。株式会社タマテックス 代表取締役の玉井智也氏に取材陣がお話を伺いました。

株式会社タマテックス 代表取締役の玉井智也氏

―会社の成り立ちについて教えてください。

玉井　弊社は1995年に、タオルメーカーで営業をしていた父が独立して創業した会社です。いわゆる「産地問屋」として、タオルの企画を行い、今治にあるさまざまなメーカーの中から特徴を生かした最適な工場を選んで製造を依頼。自社で検品やパッケージングをして世に送り出しています。メーカーとしての「作るプロ」の視点と、問屋としての「市場を見るプロ」の視点、その両方を持ち合わせているのが我々のものづくりの根幹です。

タオルの名産地、愛媛県今治市に本社を構える。

希少な超長綿を職人技で甘く撚り上げた、
しなやかでとろけるような肌触りの「縁-en-」。
ロングヘアの方も十分に使える90cm丈。

玉井　一方「彩-irodori-」は、高級布団にも使われるメキシコ綿を使い、弾むようなふっくらとした柔らかさが特徴です。柔らかい無撚糸タオルはボリュームが落ちやすいのですが、素材の特性を活かす職人の技術で、フワフワなのにコシがある絶妙な質感に仕上げました。瀬戸内海の穏やかな凪をイメージしたグラデーションカラーも、見た目に癒しをお届けします。

素材の特性を活かす職人技で生まれた「彩-irodori-」。
柔らかい無撚糸タオルでありながら、
ボリュームが落ちにくい、フワフワでコシのある一枚。

大切な方への贈り物を格上げする、上質な専用パッケージ。

―どのようなシーンで使ってほしいですか？

玉井　私たちが常に考えているのは、「お風呂上がりや洗顔の際、タオル棚に並んだたくさんのタオルの中から、無意識に手に取ってしまうような『お気に入りの一枚』になれるか」ということです。いいタオルは、日常の何気ないシーンを少しだけ特別なものに変えてくれます。そんな、心癒される豊かな時間をお届けできたら嬉しいですね。

―反響はいかがですか？

玉井　世界各国の審査員によって評価される「おもてなしセレクション」を受賞しました。特にパッケージの高級感や清潔感が好評を得たようです。また、郵便局のギフト商品や、有名結婚式場の内祝い用カタログギフトなど、「人生の節目を祝うギフトの専門家たち」からも選ばれています。プロが選ぶのだから間違いない、という事実は、大切な人への贈り物を探すお客様に、大きな安心感を与えることができているのではないかと思います。

―今後の展望についてお聞かせください。

玉井　今後は、洗濯習慣が近い香港や台湾といった東アジアを中心に、海外へも展開していきたいと考えています。その際、単に商品を売るだけでなく、日本のような「いいタオルで心癒される暮らし」や、「お世話になった人に感謝を込めて贈りものをする文化」そのものを伝えていきたいですね。また、EC事業などを通して、若い人にとっても魅力的な会社となり、地場産業である今治タオル業界全体の活性化に貢献することも目標です。さらに、環境に配慮し、箱やリボンといった副資材を極力なくした「捨てるところがないギフト」の開発も構想しています。一枚のタオルから、人々の暮らしを、そして地球の未来を豊かにしたい。私たちの挑戦は、これからも続きます。

―貴重なお話をありがとうございました！

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

＜Guest’s profile＞

玉井智也（株式会社タマテックス 代表取締役）
1978年愛媛県今治市生まれ。中国留学を経て、2012年に株式会社タマテックスに入社。2018年より現職。産地を問わず、消費者に本当に選ばれるタオル製品の企画開発に注力している。

＜文／お取り寄せ手帖編集部　MC／藤井ちあき　画像協力／タマテックス＞