暑中お見舞い申し上げます。
みなさま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私も元気です。

とはいえ、暑い日が続くと食欲がなくなりがちですよね。
そんなときに、ぜひぜひおすすめしたいのが、今回ご紹介する「羽田甚そうめんギフトセット」。羽田甚自慢の夏の味です。

「羽田甚 そうめん  ギフトセット」
だししょうゆ500ml×1本、小豆島手のべ素麺（細口）5束×3袋、
小豆島手のべ素麺（中口）5束×3袋、小豆島手のべ素麺の「ふし」200g×1袋。

こちらのセットのきっかけは、テレビ番組の収録で伺ったお醤油やさんとの出会いです。
香川県・小豆島で117年間続く老舗の「やまひら醤油」さん。よけいなものを一切加えず、材料は大豆と小麦、塩のみ。昔ながらの杉桶を使った”本当のお醤油”をつくっています。

「やまひら醤油」さんがあるのは、焼き板づくりの家屋が立ちならぶのどかな地域。醤油蔵は海に面して建っています。
蔵と、もろみを熟成させる桶もすべて天然の木で、しかもすべて創業当時からのものだとか。その空間に、お醤油づくりに欠かせない麹菌や乳酸菌、酵母菌が棲み着いているといいます。

左から「やまひら醤油」4代目・山口和久さん、3代目俊徳さん。
おふたりで、昔ながらの醤油づくりをされています。

お醤油づくりにおいては、もろみを熟成させている間の温度や湿度の管理がとても大切。でも、「やまひら醤油」さんでは木桶が気温や温度の急激な変化からもろみを守ってくれるので、温度調節は自然におまかせなのだそうです。木が管理してくれて、蔵全体でゆっくりもろみを育てているんですね。

そんなふうに自然に寄り添ったつくり方をしているからでしょうか。
「やまひら醤油」さんのお醤油は、クセがなくてまろやかな味わい。本当のお醤油って、こういう味だったのね！　と感動してしまいました。

お醤油のほかにも、だししょうゆや柚子ぽんずなど、おいしい調味料をつくられていて、羽田甚商店でもお取り扱いさせていただいています。

とくに、だししょうゆは使い勝手がとてもよく、私にとってはなくてはならない調味料。
この美味しさをみなさんにお伝えしたいな、と考えていたときにひらめいたのが、お醤油とならんで小豆島の名産である「そうめん」との組み合わせです。

小豆島には製麺所もいっぱい。どちらの商品もおいしいのは間違いないと思うのですが、「やまひら醤油」さんが、「うちのだししょうゆにはこちらを」と勧めてくださったのが、丸善製麺さんの手のべそうめん。そこで、羽田甚商店のために「やまひら醤油」さんと「丸善製麺」さんがコラボレーションしてくださったのです。

「丸善製麺」さんのそうめんは、のどごしがつるつる。そうめんって、ちょっと油っぽさを感じることもあるのですが、こちらのそうめんは全く油っぽくなくて、クセがなくて、それでいて小麦の味をしっかり感じられるんです。たしかに、「やまひら醤油」さんのだししょうゆに、ぴったり！

薄口醤油にかつお節とさば節、昆布のうまみを加えただししょうゆを希釈して、そうめんつゆに。
淡い色が見た目にも涼やかです。そうめんはふわっとやわらかく、それでいてコシがあります。
キリリと冷やして召し上がれ！

また、こちらのセットには、そうめんの「ふし」も入っています。「ふし」とは、手のべそうめんの両端（棒にかかっている部分）のこと。お三味線のバチのような形をしているのですが、太さがあって食感も違うので、そうめんとはまた違った風味を楽しめるんですよ。

こちらが、そうめんの「ふし」。
のどごしも食感もそうめんとはちょっと違って、食べごたえがあります。

いずれもていねいにつくられた、だししょうゆとそうめんの組み合わせ。おいしくないわけがありません！　夏バテでお疲れぎみのお腹の中にも、するすると入っていきます。

この夏、ぜひ召し上がってみてください。

＜撮影／高村瑞穂　取材協力／鈴木裕子＞