
地元鹿児島の素材や調味料を使用、甘すぎないおいしさで好評のさつま揚げ「月の華バラエティセット」と「月の華チーズ入りセット」
2026/06/04
今回、編集長のアッキーが注目したのは、魚本来の旨みを引き出した深い味わいと、冷めてもプリッとした弾力が楽しめる鹿児島のさつま揚げ「月の華バラエティセット」と「月の華チーズ入りセット」です。
その背景には、鹿児島の伝統的なさつま揚げが持つ「甘い」というイメージを覆し、全国の食通に愛されるための緻密な計算がありました。取材スタッフが、鹿児島県に本社を構える南海食品株式会社 取締役社長の岩川卓磨氏にお話を伺いました。

南海食品株式会社 取締役社長の岩川卓磨氏
―御社の歩みについてお聞かせください。
岩川 弊社の創業は1963年(昭和38年)にまで遡ります。もともとは海産珍味の製造・販売からスタートした会社なのです。当時は、漁港で未利用資源として捨てられていた「フグ」を有効活用し、天日干しなどの加工を施して県外の珍味屋へ卸すことで、多くの方に喜んでいただいていました。今でいうサステナブルな視点を、創業時から持っていたといえるかもしれません。
その後、原料となるフグの供給が不安定になったことをきっかけに、地元の有力な産業であったさつま揚げの仕入れ販売へと舵を切りました。販売が好調だったため、仕入れ先の工場で製造技術を学び、自社製造を開始したのが1979年(昭和54年)のことです。

卸売業から製造業へ舵を切り、さつま揚げなどを中心に商品を展開している。
―社長ご自身は、以前は全く別の業界にいらしたと伺いました。
岩川 もともとはアパレル業界を志して上京したという、少し異色の経歴です。しかし、郵便局員をしていた父が弊社の担当だったという縁で、お歳暮時期のアルバイトとして入社することになりました。
当時は会社が急成長していた時期で、現場はまさに戦場でした。朝7時半から深夜2時まで、ひたすら出荷作業や賞味期限のラベル貼りに追われる毎日で、今思えば過酷な日々でしたね。しかし、その下積み時代に現場の苦労と喜びを誰よりも知ることができたからこそ、今の経営に活かせていると感じています。
―「月の華」というブランドは、どのような背景で誕生したのでしょうか。
岩川 さつま揚げメーカーとして後発だった弊社が生き残るためには、既存のメーカーと同じものを作っていてはだめだと考えました。鹿児島のさつま揚げといえば「甘み」が特徴ですが、それは地元の方々の好みに特化した味付けです。
弊社はあえてその常識を疑い、全国の方、特に関東の方でも毎日食べたくなるような、甘さを抑えた味わいを追求しました。この決断から生まれたのが、贈答品としてもふさわしい上質な詰め合わせブランド「月の華」なのです。
―「月の華バラエティセット」の特長を教えてください。
岩川 「月の華バラエティセット」は、棒天や野菜天など、人気のさつま揚げをバランスよく詰め合わせた看板商品です。とくに鹿児島では、さつま揚げを冷蔵庫から出してそのまま食べることも多くあります。ですから弊社では、「冷めた状態で最高の食感と味のバランス」になるように、逆算して製法を設計しています。冷蔵しても固くならず、しっとりプリッとした魚肉の弾力を維持できるように工夫しました。


定番の棒天や野菜天などが詰まった「月の華バラエティセット」。
内容:ごぼう天×6枚、れんこん揚×2枚、野菜天×2枚、さつまいも天×2枚、桜島天×1枚、しそ棒天×3枚、棒天×4枚。
岩川 また、地酒や黒砂糖などの地元産の調味料を使用し、野菜などの具材も国産にこだわっています。新鮮な油で揚げているため、食べる前の「油抜き」の手間も一切必要ありません。届いてすぐに、そのままお皿に並べるだけで一皿が完成します。忙しい時にもすぐに食べられる、手軽なごちそうでありたいと考えているのです。



食べた時に最もプリッとした弾力を感じられるよう、練り時間や温度を緻密に管理している。
―百貨店のバイヤーや航空会社など、プロの視点からも高い評価を得ているそうですね。
岩川 現在では大手航空会社の機内食や、厳しい品質基準を持つ多くの取引先から支持をいただいています。「自分ではなかなか買わないけれど、もらったら最高に嬉しい」。そんな風に言っていただけるギフトとしての信頼感は、私たちの誇りですね。
―もう一品、お子さまにも人気の「月の華チーズ入りセット」についても教えてください。
岩川 こちらは定番の棒天に加え、クリーミーなチーズを包み込んだ「チーズ天」を贅沢に詰め合わせたセットです。20年以上前、まだ魚肉練り物とチーズの組み合わせが珍しかった時代に、新しいファン層を広げたいという思いから挑戦的に開発した商品なのです。魚の旨みを邪魔せず、かつチーズのコクが際立つ黄金比を見つけ出すまでには、多くの試行錯誤がありました。今ではロングセラーとなり、練り物を敬遠しがちな子どもや若い世代にも「このチーズ入りなら食べる」と愛されています。


魚肉練り物とチーズの組み合わせの先駆けとして、幅広い世代から支持を得ている「月の華チーズ入りセット」。
内容:ごぼう天×4枚、しそ棒天×2枚、枝豆天×2枚、れんこん揚×1枚、桜島天×1枚、チーズ天×3枚、棒天×7枚。
―おすすめの召し上がり方はありますか。
岩川 そのままでもおいしいのですが、軽くトーストするとチーズがとろけ、また違った表情を楽しめます。お弁当のメインや、お子さまの安心なおやつとしてもおすすめです。家族全員が笑顔になる、新しい食卓の定番として楽しんでいただければうれしいです!


お弁当の隙間を埋めるメインおかずとしても活躍。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
岩川 社員一人ひとりが成長し、いきいきと働ける「筋肉質な経営」を最優先したいと考えています。人を育て、働き方や待遇を根本から整えていくことで、会社自体の体力を高めていきたいのです。
コロナ禍で売上が大きく減少した際も、地域文化を守るためにラーメン事業や菓子事業などの多角化に挑戦してきました。しかし、私たちの根幹はあくまでさつま揚げです。10年、20年先も「やっぱり月揚庵が一番」と言っていただけるよう、誠実なものづくりを続けてまいります。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「月の華バラエティセット」
価格:¥3,456(税込)
店名:さつまあげなら月揚庵 公式オンラインショップ
電話:0120-118-170(受付時間 9:00~17:00 ※水曜・日曜を除く)
商品URL:https://www.tsukiagean.co.jp/SHOP/V-C2.html
オンラインショップ:https://www.tsukiagean.co.jp/

「月の華チーズ入りセット」
価格:¥3,564(税込)
店名:さつまあげなら月揚庵 公式オンラインショップ
電話:0120-118-170(受付時間 9:00~17:00 ※水曜・日曜を除く)
商品URL:https://www.tsukiagean.co.jp/SHOP/C-C3.html
オンラインショップ:https://www.tsukiagean.co.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
岩川卓磨(南海食品株式会社 取締役社長)
鹿児島県生まれ。東京でアパレル業界を志した後、父の紹介で南海食品株式会社へアルバイトとして入社。現場での出荷業務など叩き上げで経験を積み、2024年6月に取締役社長に就任。人材育成と社内体制強化を重視する「筋肉質な経営」を掲げ、コロナ禍では飲食や菓子事業への多角化を推進するなど、地域の食文化を次世代へ繋ぐために奔走している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/南海食品>




























