
スペシャルティコーヒーを日常に。産地ごとの個性を飲み比べるドリップパック「10個BOX旅するアソート」
2026/01/09
今回、編集長のアッキーが注目したのは、コーヒーのドリップパックセット「10個BOX旅するアソート」です。厳選されたスペシャルティコーヒーのドリップパックが10種類詰まったこのボックスは、その名の通り、日替わりで世界の産地の味わいを楽しめる贅沢なセット。そのおいしさの背景には、「本当においしいコーヒーを日常に届けたい」と、自ら世界の産地まで足を運び、生産者と向き合う社長の並々ならぬ情熱がありました。取材スタッフが、埼玉県に本社を構える、株式会社フラクタルの代表取締役、富所伸一氏にお話を伺いました。

株式会社フラクタル 代表取締役の富所 伸一氏
―御社はこれまで数々のフランチャイズ経営を成功させてこられましたが、なぜオリジナルの「常盤珈琲焙煎所」を始めたのですか?
富所 以前は「THE BODY SHOP」をはじめ、飲食店のフランチャイズを十数店舗経営していました。まだ知られていない新しいチェーンを地域で広げることが得意でしたが、経営者として「いつか自分たちのオリジナルのお店を持ちたい」という想いがずっとあったんです。
何をしようか考えたとき、ちょうどアメリカで「サードウェーブ」、つまり豆の産地や質にこだわり、ハンドドリップで丁寧に淹れる新しいコーヒー文化の波が来ていました。実際に飲んでみたら驚くほどおいしくて。「これは絶対に広めたい、やる価値がある」と確信し、埼玉県さいたま市大宮区で2012年に「常盤珈琲焙煎所(ときわこーひーばいせんじょ)」を開業しました。これまでの店舗運営のノウハウがあったからこそ、全く新しい分野でも挑戦できたのだと思います。




目の前で焼き上げるオーダー焙煎がこだわりの一つ。
地域の人々に愛される、鮮度と香りに満ちた空間。
―ご自身のキャリアの原点はどこにあるのでしょうか。
富所 大学卒業後、経営を学ぶためにベンチャーキャピタルに入社し、毎日多くの社長にお会いしました。その後、投資先のアパレル企業での経験を経て独立したという経緯があります。趣味はお店巡りですね。新しい商業施設ができると必ず足を運び、「なぜこの店が選ばれているのか」「どういう配置なのか」を分析するのが好きなんです。そうやって街やお店を定点観測する視点は、今のお店づくりにもそのまま生きています。
―今回の「旅するアソート」のコンセプトと、パッケージについて教えてください。
富所 コンセプトは「世界の産地を旅するように楽しむ」ことです。ボックスの中には、ブラジル、コロンビア、エチオピア、インドネシア、グアテマラなど、世界各地から厳選した10種類の銘柄が入っています。毎日違う国を訪れるような感覚で楽しんでいただけると思います。パッケージのイラストは、雑誌『anan』の表紙やエルメスの仕事などで知られる飯田淳さんに描いてもらっています。実は飯田さんとは、私がアパレルにいた30年以上前からの仕事仲間でして。いつかまた一緒に仕事をしたいという長年の願いが、この商品でついに叶いました。すべて描き下ろしで、「常盤珈琲焙煎所」の世界観を素晴らしく表現してくれています。



箱を開けた瞬間に広がる10か国の物語は、贈り物にも最適。
―コーヒー豆の仕入れには、どのようなこだわりがありますか。
富所 なるべくダイレクトに、生産者と確かな信頼関係を築いた上で仕入れたいと思っているので、年に1、2回は自ら産地へ行きます。ホンジュラスやエチオピアなどの産地は、標高2000メートル級の山奥にあることが多く、車が入れない道では最後はロバに乗って移動することもあるほど過酷な場所なんです。
そんな場所まで日本からバイヤーが来ることは珍しいので、村を挙げての大歓迎を受けることもあります。生産者の方々は、急な斜面で足場が悪い中、一つひとつ手作業で、しかも赤く熟した実だけを選んで摘み取ってくれているんです。そうした彼らの努力や温かい思いも一緒に伝えたいんですよね。
毎年秋には生産者が日本に来て、私たちのお店を訪れてくれることもあります。そうした交流を重ねることで、信頼関係のある高品質な豆を、納得できる価格でお届けできるようにしています。お店では、その豆のポテンシャルを最大限にするため、注文を受けてから焙煎する「オーダー焙煎」を行い、鮮度にもこだわっています。

世界各地の農園を訪ね、確かな品質の豆を厳選。
生産者の手仕事や現地の空気感までをも伝える、本物の「旅するコーヒー」だ。
―おすすめの楽しみ方を教えてください。
富所 10種類すべて産地が違うので、その日の気分で選んだり、飲み比べをして楽しんだりしていただきたいですね。特におすすめなのは「エチオピア」です。初めてスペシャルティコーヒーを飲む方でも違いがわかるほど、驚くほどフルーティーな味わいがしますよ。「コーヒーってこんな味がするんだ!」という新しい発見があると思います。
―お客様からの反響はいかがですか。
富所 知人からの口コミや、ギフトでもらっておいしかったからという理由で来店される方が圧倒的に多いですね。パッケージのデザイン性もあって、贈った相手に喜ばれるギフトとして支持していただいています。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
富所 「Specialty to Normal」、つまりスペシャルティコーヒーを日常のものにしたいですね。特別な日に飲むだけでなく、日々の暮らしの中に当たり前においしいコーヒーがある幸せを届けたいと考えています。そのために、遠くのお店ではなく、お客様の生活圏内である駅の近くやご近所にお店を構えることにこだわり続けています。
―素敵なお話をありがとうございました!

「10個BOX旅するアソート」
価格:¥2,894(税込)
店名:常盤珈琲焙煎所
電話:048-614-8787(平日 9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://tokiwacoffee.com/item/item-5724/
オンラインショップ:https://tokiwacoffee.com/online-store/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
富所伸一(株式会社フラクタル 代表取締役)
新潟県生まれ。筑波大学卒業後、ベンチャーキャピタル、アパレル企業を経て1994年に独立。フランチャイズビジネスで多角的な経営を行った後、2012年に「常盤珈琲焙煎所」を開業。「Specialty to Normal」を掲げ、スペシャルティコーヒーの普及に努める。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井 ちあき 画像協力/フラクタル>




























