
愛犬の様子も可愛く見える透明感。日本の匠が磨き上げたアクリル製ペットトイレ「パウ」
2025/12/18
今回、編集長のアッキーが注目したのは、アクリル製ペット用トイレトレーです。リビングに置かれた愛犬のトイレ。急な来客の際、「生活感が出てしまうから」と慌てて隠した経験はありませんか? そんな悩みを解決してくれるのが、圧倒的な透明度を誇るこの「トイレトレーPAW(パウ)」。水族館の水槽にも使われる高品質な素材を、日本の職人が一つひとつ手作業で磨き上げたその輝きは、もはやペット用品というより美しいインテリア家具。その背景には、失われゆく日本の「匠の技」を守りたいという、ある2代目社長の熱い思いがありました。、東京都に本社を構える、有限会社板尾工芸の代表取締役社長、板尾浩一郎氏に取材スタッフがお話を伺いました。

有限会社板尾工芸の代表取締役社長、板尾浩一郎氏
―創業から約60年、日本の住まいを見つめ続けてこられたインテリア雑貨を扱う老舗企業とお聞きしました。まずは、御社の歩みについて教えてください。
板尾 創業は1965年です。東京を拠点に、照明器具や置物など、住まいを彩るインテリア雑貨全般を扱う卸問屋を営んでいます。もともと父が立ち上げた会社で、私は2代目になります。いずれ継ぐことは決まっていましたが、まずは外の世界を知るために別の企業で経験を積み、自分を磨いてから戻りました。
―家業を継がれる前は、大手百貨店にお勤めだったそうですね。そこでの経験は、今の経営にどのように活かされていますか?
板尾 はい。百貨店の「そごう」に入社し、約5年間勤務しました。横浜店や多摩店の開店準備など、売り場作りから商品の仕入れ・買い付けまで一通り経験しました。
そごうは少数精鋭主義で、1年目から責任ある仕事を任せてもらえたので、非常にやりがいがありましたね。そこで学んだ一番大切なことは、「人間関係」と「作り手への敬意」です。
大手百貨店の看板を背負っていると、メーカーさんが頭を下げてくださるので、自分が偉くなったような錯覚に陥りがちなんです。
ですが、自分たちは商品を仕入れさせていただく立場であり、決して偉いわけではありません。素晴らしい商品を作ってくれるメーカーさんが主役なんです。
その時に培った「メーカーさんを大切にする」という姿勢は、板尾工芸に戻った今も私の経営哲学の根幹になっていますし、今回のブランド立ち上げにも大きく影響しています。
―今回ご紹介する「トイレトレーPAW(パウ)」が生まれたきっかけには、ある工場との深い関わりがあったとか。開発の経緯を教えてください。
板尾 実は、長年お付き合いのあったアクリル工場の社長さんがご高齢になり、相談を受けたのが始まりです。その工場には素晴らしい技術があり、職人たちが国産のアクリルを使って、一つひとつ手作業で丁寧なものづくりをしていました。コスト削減のために生産拠点を海外に移す企業が多い中、この技術を途絶えさせるのはあまりに惜しい。そこで、技術を後世に残す手助けをしたいと自社ブランド「Bond(ボンド)」を立ち上げたのです。商品名の「パウ(PAW)」は「肉球」という意味で、工場側が名付けてくれた愛着のある名前です。

リビングの中央に置いても空間を遮らず、驚くほど部屋に馴染む。
生活感が出がちなトイレスペースを、上質なインテリアの一部へと変える。
―商品としての最大の特徴やこだわりはどこにありますか?
板尾 一番の特徴は、何といっても圧倒的な「透明度」です。実はこの商品、水族館の水槽にも使われるほどの高品質な国産アクリルを使用しているんです。ガラスを超える透過率を持ちながら、耐久性にも優れていて、長く使っても変色しにくい純度の高さが自慢です。そして、機械生産では出せない滑らかな手触りは、職人が一つひとつ手作業で丁寧に磨き上げた証なんですよ。角を丸く加工することで、ワンちゃんがぶつかっても怪我をしにくいように配慮しています。
また、オスのワンちゃんが足を上げておしっこをした際、外に漏れにくいよう、フェンスの側板の向きを変えるなど、プロならではの細やかな工夫も施しています。これらはすべて、ご自身も愛犬家である工場長が、自分の犬で試行錯誤を繰り返して導き出した形です。工具は一切不要で、女性一人でも手だけで簡単に組み立てられる設計にしました。

妥協のない手仕事がアクリルに命を吹き込む。
―水族館級の透明度とは驚きです。実際にリビングなどに置くと、どのような変化やメリットがあるのでしょうか?
板尾 「インテリアに溶け込む」という言葉通り、リビングの真ん中に置いても圧迫感がありません。
透明なので、部屋の雰囲気を壊さない点が魅力ですね。機能面でも、アクリル製なので水洗いができます。汚れてもサッと拭き取れるので、毎日のお掃除もストレスフリーです。側面には可愛い肉球マークの穴が開いているのですが、これはデザインのアクセントになるだけでなく、持ち運ぶ際の取っ手としても機能するように工夫しました。


愛犬がぶつかっても安全なよう角は丁寧に丸められ、側面には持ち手にもなる愛らしい肉球のモチーフがあしらわれている。
―実際に購入されたお客様からは、どのような反響が届いていますか?
板尾 ありがたいことに、「想像以上に透明できれい」「ネットの写真よりも実物の方が素晴らしい」といった感動の声をたくさんいただいています。中には「トイレをしている愛犬が、透明な板越しに見えて可愛い」というお声もありました(笑)。これは私たちも予想していなかったアクリルならではの新しい発見で、飼い主様ならではの視点ですよね。
―日本の職人技術が、飼い主の方の幸せな時間を作っているのですね。最後に、今後の展望をお聞かせください。
板尾 海外生産が主流になる中、私たちはあくまで「国産」と「職人の技術」にこだわり続けたいと思っています。アクリルの美しさを通じてお客様の生活を豊かにし、その対価として職人の技術を守り抜く。それが板尾工芸の目指す未来です。これからもアクリル製品の可能性を広げ、インテリア雑貨を通して「日本の産業を元気にする」お手伝いをしていきたいですね。
―貴重なお話をありがとうございました!

「トイレトレーPAW」
価格:¥24,200(税込)
店名:板尾工芸 online shop Bond
電話:03-3467-4455(10:00〜17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/bond-itaokougei/pma-tpl-cl/?l-id=shoptop_widget_featured_items
オンラインショップ:https://itaokougei.thebase.in/?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_content=link_in_bio&fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAc3J0YwZhcHBfaWQMMjU2MjgxMDQwNTU4CGNhbGxzaXRlAjE1AAGnz-5X9Gw_YwonSIgBxZ478EZvsYQ6jv0-QwxXaPxrwiPqplY6MTEmh2oPL_4_aem_EWLjkWOhA2tiGjLdKzaRvA
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
板尾浩一郎(有限会社板尾工芸 代表取締役社長)
1967年東京都生まれ。1989年株式会社そごう入社後、ヤングファッション課やアートハウスグッズ課で勤務。1994年有限会社板尾工芸入社、インテリアショップや大手家具屋を担当。2002年営業部長、2009年代表取締役社長に就任。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/板尾工芸>




























