発酵調味料29 甘酒

滋賀県在住インナービューティープランナー大平美弥子です。
びわ湖とともに発達してきた滋賀の食文化の中で「発酵食」は大きなキーワードです。そんな滋賀の発酵調味料をさせて頂くのも今回で3回目となります。

私は、滋賀県の近江野菜を身近に楽しみ、地域の農業と毎日の食事を近づける「近江野菜をつなぎ隊」の隊員として畑での野菜づくり体験などに参加しています。運営団体の食まちアグリケーション様の“美味しい近江野菜を食べてほしい”“近江野菜のファンを増やしたい”“滋賀の農と食をもっと近くに”という思いに共感して自宅で開催中のお料理教室では、いつもこちらのお野菜を使っています。生徒様からも野菜が美味しい、珍しい野菜に出会えると好評を得ているんですよ。
先日は、食まちアグリケーション様の畑にお邪魔してお芋ほりやブロッコリーの苗の植え付けを体験してきました。雨の日でしたので、農業には雨も寒さも関係ないということを体感する良い機会となりました。
今回は、その食まちアグリケーション様の「ロロンかぼちゃ」と「甘酒」を使ったレシピをご紹介します。

★おすすめ発酵調味料★
「甘酒」
お米と糀からできた甘酒は、ビタミンB群やアミノ酸、葉酸、食物繊維、オリゴ糖などを含みその成分はまさに「飲む美容液」。美肌作りには欠かせません。毎日のお料理やお菓子作りに砂糖の代わりに甘酒を使うことで、ご家族の健康作りにも役立ちます。

今回使用する甘酒は、滋賀県野洲市の「糀屋吉右衛門」の商品です。
その姿が富士山に似ていることから近江富士とも形容される三上山のふもとにある糀屋吉右衛門さん。お店に一歩入ると糀のふんわりとした柔らかな香りが漂い、それだけで期待が膨らみます。突然の訪問にも関わらず、店主の山﨑様が温かく迎えてくれ、糀作りのことやお店の歴史のこと、甘酒やお味噌について詳しく教えてくださいました。山﨑様のお肌が艶々なのは、毎朝甘酒を飲まれているから?と感じました。そして、その穏やかなお話ぶりやお心遣いも、甘酒の疲労回復効果が関係しているかもしれませんね。

★活用レシピ★
甘酒でほっこり かぼちゃの煮物

<材料>2人分
かぼちゃ・・・1/8個(約150g)
甘酒・・・大さじ1
醤油・・・小さじ1

<作り方>

① かぼちゃは種とわたをとり、お好みにより皮を所々そぎ落とし、大きめの一口大に切る。
② 鍋に水大さじ2(分量外)と①を並べ入れ、塩一つまみ(分量外)をふるい、蓋をしてかぼちゃが柔らかくなるまで弱火で蒸し煮する。途中、水が少なくなったら鍋肌から水を足す。
③ 甘酒、醤油を加え、蓋をしてさらに1分程度弱火にかける。

★おすすめの甘酒★
甘酒/糀屋吉右衛門
滋賀県野洲市三上1039
電話 077-587-0397
問い合わせ kojiya-kichiuemon@ares.eonet.jp
※お取り寄せはお電話にて可能です。

創業時より地元の食材を使うことにこだわっており、甘酒のお米も滋賀県野洲市と守山市のものに限定されているそうです。丁寧に作られた甘酒を是非味わってください。甘酒のほか、お味噌や生糀なども販売されています。生糀は量り売りですので、必要量を購入することができますよ。

★器★
滋賀県の信楽焼の器を使用しています。どれ一つ全く同じ色、全く同じ形のものはありません。一つ一つに味わいと趣きの感じられる器です。

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