
もちもち食感をいつでも食卓で。国産もち米100%で作る「玉三 白玉粉」と「冷凍白玉」
2026/06/05
今回、編集長のアッキーが注目したのは、つるんとなめらかな本格食感が手軽に楽しめる「玉三 白玉粉」と、電子レンジで温めるだけで、作りたてのようなおいしさが味わえる「冷凍白玉」です。国産もち米100%で作る白玉は、なめらかな舌触りと豊かな風味が特徴。
その背景には、350年以上の歴史を守りながら、現代の暮らしに寄り添う「手軽さ」を追求した老舗のたゆまぬ進化がありました。取材スタッフが、東京都に本社を構える、川光物産株式会社 代表取締役社長の川井光弘氏にお話を伺いました。
―まずは、御社の歴史についてお聞かせください。
川井 私たちの原点は、1667年(寛文7年)に下総国(しもうさのくに/現在の千葉県松戸市)で、お米や穀物を扱う仕事から始まりました。基礎を築いた初代・河合弥次兵衛から数えて、私で17代目です。大正時代には、当時白玉粉のトップブランドであった「日本白玉株式会社」の事業と「玉三(たまさん)」ブランドを継承し、現在まで受け継がれています。
江戸時代から米と穀物のプロとして歩み、約100年前に白玉製造を本格化させてからは、時代に合わせて、素材である「米」から「粉」、そして現代の暮らしに寄り添う「冷凍製品」へと形を変えてきました。350年以上もの間、常に進化を続けながら日本の食卓を裏側から支え続けてきた歴史があるのです。

1667年の創業から17代続く川光物産。
白玉やきな粉、片栗粉などをはじめとする、
全国のスーパーで親しまれる「玉三」ブランドを展開している。
―社長ご自身は、幼いころから家業を継ぐことを意識されていたのでしょうか。
川井 そうですね。子どもの頃から工場の敷地内に住んでいましたし、そのような環境でしたので、家業を継ぐことは自然な流れとして受け入れていました。白玉が常にそばにあるのが当たり前という環境で培われたブランドへの愛情と、品質に対する責任感は、今でも私の根底に深く根づいています。
―ロングセラー商品である「玉三 白玉粉」について詳しく教えてください。
川井 白玉粉の命である「白さ」となめらかな舌触りを極めるために、いかに白く、コシのある白玉に仕上げるかという理想を長年追求してきました。製造工程では、品質を維持するために、あえて手間ひまをかけることを惜しみません。最新の設備を導入しながらも、長年培った技術で一粒一粒のもち米の状態を確認し、精魂込めて作り上げています。手作りならではの「こねる楽しさ」を大切にしながら、誰が作ってもつるんとなめらかに仕上がるような品質を、これからも守り続けていきたいと考えています。

自宅で簡単に作りたてのもちもち食感を再現できる。
―品質の安定のために、原料のもち米にはどのようなこだわりがあるのでしょうか。
川井 私たちは国内産もち米100%にこだわっています。もち米は、産地や品種によって粘りや香り、色味がそれぞれ異なります。そこで、全国各地の多様な品種のもち米をプロの目で厳選し、絶妙な比率でブレンドしています。この配合技術があるからこそ、一年中変わらない、つるんとした最高の食感を実現できるのです。また、品質保証部が製造工程を厳しくチェックするだけでなく、私たちが直接、もち米の産地に足を運んで品質を確認しています。お客様に「玉三の白玉粉なら失敗しない」という安心感を持っていただきたいという思いで、産地とのつながりを大切にしています。
―家庭で上手に白玉を作るためのコツがあれば教えていただけますか。
川井 一番のコツは、お水の加減ですね。パッケージに記載されている分量よりも、まずはやや控えめから始めるのがおすすめです。手に水をつけて、生地を耳たぶの硬さに近づけていくように練り上げるのが、失敗しないポイントなのです。もし入れすぎてしまったら、キッチンペーパーで水分を吸ってリカバリーすることもできますよ。週末の午後に、お子さんと一緒に粘土遊びをするような感覚で生地を丸める時間は、五感を使う心地よいひとときになるはずです。ゆでたてを冷水で締め、お気に入りのあんこやフルーツと合わせる。そんな手作りならではの豊かな時間を楽しんでいただければうれしいですね。

丸めてゆでるだけで、本格的な和スイーツが完成。
―どのようなお声が届いていますか。
川井 千葉県松戸市にある私たちの工場では、地域の小学校3年生の社会科見学を長年受け入れています。見学後に白玉粉をおみやげとして持ち帰ってもらうのですが、自宅で作った感想として、子どもたちからたくさんの感謝の手紙が届くのです。その手紙には、「お母さんと一緒に作って楽しかった」「自分で作った白玉は格別においしかった」といった言葉が綴られていて、私たちの大きな励みになっています。また、年配のお客様からも「おばあちゃんの代からこれを使っている」というお声をいただくことも多く、地域や世代を超えて「手作りの楽しさ」が受け継がれていることを実感しています。
―もう一つの注目商品「玉三 冷凍白玉」について伺います。なぜ冷凍という形を選んだのでしょうか。
川井 実は、私たちは50年ほど前から飲食店や学校給食向けの業務用冷凍白玉を手がけてきました。その製造技術をベースに、約4〜5年前に家庭用として発売したのがこの商品です。開発のきっかけは、「もっと手軽に白玉を食べたい」「少量だけ食べたい」というお客様の声でした。特にコロナ禍での内食需要の高まりを受け、家庭でいつでも好きな分だけ味わっていただけるよう、満を持して商品化に踏み切ったのです。老舗としてのプライドをかけ、解凍後も損なわれない「つくりたてのような食感」を徹底的に追求しました。

「少量だけ食べたい」という声に応え、
飲食店向けに開発された技術を活かして家庭向けの冷凍白玉を開発。
―どのような工夫がなされているのですか。
川井 一番のこだわりは、人の手の「包み込むような動き」を再現したオリジナルの製造方法にあります。機械でありながら、職人が丸めるのと同じような本格的な仕上がりを目指して研究を重ねました。また、電子レンジで解凍してもしっかりとした弾力が出るように、生地の配合を工夫しています。食べたい時に冷凍庫から取り出し、レンジで数十秒。瞬時に本格的な和スイーツが完成します。
―甘味だけでなく、意外な楽しみ方もあるそうですね。
川井 はい。白玉はいい意味で味の主張が少なく、食感がメインの素材のため、和・洋・中どんな料理にも馴染みます。私のおすすめは、温かいうどんやラーメンへのトッピングです。お餅ほどは伸びませんが、独特の食感が加わってボリュームも増します。麻辣湯やたこ焼きに入れるなど、自由な発想で楽しんでいただいているお客様も多いですよ。実際に購入された方からは、「冷凍とは思えないほどつるんとしておいしい」「必要な分だけ使えて無駄がない」といったお声をいただいています。



甘味だけでなく、
鍋やうどんのトッピングやたこ焼きの具材にも。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
川井 私たちは、白玉を単なる「和菓子の材料」という固定観念から解き放ちたいと考えています。今の若い世代の方たちにも手に取っていただけるよう、パンのトッピングや新しいスイーツの形など、SNSを通じた現代的なレシピ提案を強化しています。350年の伝統という重みを大切に守りながらも、次の100年も食卓に笑顔と「つるん」とした喜びを届けるために、新しい食文化を創り出す挑戦を続けていきます。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「玉三 白玉粉200g」
価格:¥480(税込)
店名:玉三オンラインショップ
電話:03-3281-4411(10:00~17:00 土日祝日を除く)
商品URL:https://www.kawamitsu.shop/view/item/000000000001?category_page_id=ct12
オンラインショップ:https://www.kawamitsu.shop/

「玉三 冷凍白玉250g×2袋」
価格:¥929(税込)
店名:玉三オンラインショップ
電話:03-3281-4411(10:00~17:00 土日祝日を除く)
商品URL:https://www.kawamitsu.shop/view/item/000000000051?category_page_id=ct14
オンラインショップ:https://www.kawamitsu.shop/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
川井光弘(川光物産株式会社 代表取締役社長)
千葉県松戸市にある、創業350年を超える老舗・川光物産の17代目。子どもの頃から工場の敷地内で育ち、家業を継ぐ。伝統的な粉体技術を守りつつ、家庭用の冷凍白玉を発売するなど、時代のニーズに合わせた商品開発を推進。製造を川光物産、販売・開発を関連会社の川光商事で担う体制を整え、和菓子原料に留まらない白玉の新しい価値を追求している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/川光物産>




























