
老舗料亭「赤坂浅田」で料理人が作る、極上の手作り料理「江戸三度」
2026/02/18
今回、編集長のアッキーが注目したのは、創業360余年の歴史と技が詰まった佃煮の瓶詰めセット「江戸三度(えどさんど)」です。
創業は1659年(萬治2年)。かつて加賀の逸品を江戸へ届けた「飛脚」たちの熱い思いが、現代の食卓によみがえります。赤坂の老舗料亭「赤坂浅田」の調理場で職人が一つひとつ手作りしたこの商品、一口食べれば、素材本来の旨みが凝縮された味わいに驚くことでしょう。
その背景には、江戸時代から続く壮大な歴史と、日本の料亭文化を守り抜こうとする継承者の強い覚悟がありました。取材スタッフが、東京都に本社を構える、浅田屋伊兵衛商店株式会社 代表取締役の浅田松太氏にお話を伺いました。

浅田屋伊兵衛商店株式会社 代表取締役の浅田松太氏
―まずは、御社のこれまでの歩みについてお聞かせください。
浅田 私たちのルーツは、江戸時代に金沢と江戸を結ぶ加賀藩の「飛脚」にあります。当時、浅田家はその飛脚の頭取を務めており、重要な書状や荷物を運ぶ役割を担っていました。
創業は1659年(萬治2年)、金沢での旅人宿「浅田屋」に始まります。時代の変化とともに飛脚から旅館業へと本格的に軸足を移し、明治初年に正式に旅館を開業しました。東京・赤坂へ進出したのは1971年のことです。私の祖父が多角化の一環として料亭を開業したのが始まりで、かつて飛脚として最高のものを運び続けた精神は、今の食材選びやお客様へのおもてなしにも息づいています。


現在の料亭「浅田」まで続く360余年の歴史は、金沢の宿から始まった。


多くの要人に愛される「赤坂浅田」。
赤坂芸者衆が、おもてなしに華を添える。
―ご自身の経歴について伺います。銀行にお勤めだったそうですね。
浅田 はい。金沢で生まれ育ち、大学卒業後は都市銀行に就職しました。当時はバブル崩壊後の厳しい時期で、家業の経営も大変な状況にありましたが、私は銀行員として一生を終えるつもりで働いていました。しかし、家業がさらに窮地に陥り、5年間の勤務を経て戻ることになったのです。私は調理場での修業経験がなく、料理を作ることはできません。ですが、銀行員時代に培った数字を見る力や、経営を客観的に捉える視点があったからこそ、お客様が本当に求めているサービスや味を冷静に見極め、再建につなげることができたのだと考えています。
―今回ご紹介いただく「江戸三度」は、どのようなきっかけで誕生したのですか?
浅田 当店は接待でご利用いただくお客様が多いのですが、「ここでしか買えない手みやげが欲しい」というご要望をいただいたことが開発のきっかけでした。
「江戸三度」という少し変わった名前は、先祖である飛脚が「月に三度」、江戸と金沢を往来していたという史実に由来しています。金沢の滋味を江戸へ届ける、その歴史的な背景と私たちの思いをこの瓶詰めに込めました。種類は昆布山椒煮、ちりめんじゃこ山椒煮、ごり山椒煮、いわし香梅煮、牛肉時雨煮、鮭茶漬けの6種類。料亭の粋を詰め合わせたセットになっています。


飛脚が運んだ加賀の美味を、現代の食卓へ。
昆布山椒煮、ちりめんじゃこ山椒煮、ごり山椒煮、
いわし香梅煮、牛肉時雨煮、鮭茶漬けの6種類。
―素材や製法へのこだわりについて教えてください。
浅田 最大のこだわりは、工場の大量生産ではなく、すべて「赤坂浅田」の調理場で職人が手作りしていることです。私たちは保存料や添加物を一切使用しない「完全無添加」を貫いています。そのため、瓶詰めでありながら常温保存はできず、「要冷蔵」としています。日持ちはしませんが、それだけ余計なものが入っていない、ごまかしのない味をお届けできる証拠でもあります。



料亭の調理場で、職人が一つひとつ丁寧に手作りしている。
浅田 まず「昆布山椒煮」は、料亭でお召し上がりいただいているものと全く同じ最高級の昆布と山椒を使用しており、自宅にいながらお店と遜色のない贅沢な味わいを堪能できます。また、「ちりめんじゃこ山椒煮」は、職人の手仕事によって素材本来の旨みを一瓶にぎゅっと閉じ込めた人気の品です。
ハゼ科の小魚である「ごり」を、山椒の実と一緒に醤油やみりんで甘辛く煮込んだ金沢の伝統的な「ごり山椒煮」においては、飛脚が運んだ加賀の美味を現代の食卓へ届ける、「江戸三度」という商品のコンセプトが色濃く反映されています。
徹底した鮮度管理を貫く「いわし香梅煮」は、鰯の身を梅干しと共に骨が柔らかくなるまで炊いた、生姜の香りも爽やかな一品です。接待の手みやげとして長年重宝されてきた「牛肉時雨煮」もまた、炊きたてのご飯に乗せるだけで「料亭の朝ごはん」を再現できるような、深みのある味わいに仕上げられています。そして「鮭茶漬け」には、富士山の天然水で育った陸上養殖のサーモンを厳選。アニサキスフリーという安心感とともに、上品な鮭の風味を楽しめる逸品となっています。
いずれも、料亭の調理場で一つひとつ丹念に作られた、本物の味わいです。
―おすすめの召し上がり方や利用シーンについて教えてください。
浅田 パッケージは、あえて派手さを抑え、シンプルで品格のあるデザインに仕上げました。
週末の朝、炊きたての熱々ご飯に乗せて、ゆっくりとお茶を注いで召し上がっていただく。そんな、自分へのご褒美のような時間のお供にしていただけたらうれしいですね。もちろん、「間違いのないもの」を贈りたいときや、大切なご友人へのプチギフト、手みやげとしても重宝していただけると思います。
―お客様からはどのようなお声をいただいていますか?
浅田 政治や経済の第一線で活躍されている方々が、大切な会合や商談の際の「おみやげ」として長年ご愛用くださっています。
料亭では、お帰りの際のお客様の表情や雰囲気から「ご満足いただけたな」と察することを大切にしています。そうした料亭ならではの細やかな配慮や気遣いは、この商品の一瓶一瓶にも宿っていると自負しています。
―最後に、今後の展望や守っていきたい文化についてお聞かせください。
浅田 料亭や芸者衆の数は、残念ながら最盛期の20分の1ほどにまで減少してしまいました。この素晴らしい日本の文化を次世代につないでいくことが、私の大きな使命だと感じています。そのためには、伝統を守るだけでなく、時代に合わせた変化も必要です。最近では、インバウンドのお客様や健康志向の方に向けて、動物性食材を使わない「ヴィーガン会席」の提供も始めました。加賀料理の技術を活かした新しい挑戦です。これからも「伝統からの創造」をテーマに、若い世代の方々にも気軽にお座敷の文化に親しんでいただけるような流れを作っていきたいですね。
―素敵なお話をありがとうございました!

「江戸三度 瓶詰め 3個詰め合わせ」
価格:¥4,104(税込)
店名:浅田オンラインショップ
電話:03-3585-6606
商品URL:https://asadashop.com/?pid=165824398
オンラインショップ:https://asadashop.com/

「江戸三度 瓶詰め 6個詰め合わせ」
価格:¥8,964(税込)
店名:浅田オンラインショップ
電話:03-3585-6606
商品URL:https://asadashop.com/?pid=165943850
オンラインショップ:https://asadashop.com/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
浅田松太(浅田屋伊兵衛商店株式会社 代表取締役)
1968年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、さくら銀行(現・三井住友銀行)勤務を経て、1997年に浅田屋伊兵衛商店株式会社に入社。2008年から代表取締役。2008年〜 赤坂料亭組合 組合長、2025年〜 東京都料理生活衛生同業組合 理事長。創始350余年の老舗料亭「赤坂浅田」の三代目。代表取締役就任以降、JR名古屋駅ビルに「名古屋浅田」、日本橋三井ガーデンホテルに「日本橋浅田」、大手町プレイスに「大手町浅田」を出店。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/浅田屋伊兵衛商店>




























