
SNSで話題!遊び心あふれる甘いネギ?「深谷ネギみたいなスティックシュガー」
2025/08/27
今回、編集長のアッキーが注目したのは、見た目のインパクトと楽しさで話題の「深谷ネギみたいなスティックシュガー」です。まるで本物のネギのようなパッケージを開けると、中には使いやすいスティックシュガーが。そのユニークな商品が生まれた背景や開発に込められた思いについて、はやし物産株式会社 代表取締役の石川晴雄氏に取材スタッフがお話を伺いました。

はやし物産株式会社 代表取締役の石川晴雄氏
―はやし物産株式会社の成り立ちについてお聞かせください。
石川 私の伯父夫婦が角砂糖を作って結婚式場などに納めたのが始まりです。創業は60年以上前になります。当時はまだ砂糖が貴重な時代で、結婚式の引き出物として鯛の形をした上白糖なども製造して全国へ販売していました。その後、現会長が引き継ぎ、時代の変化に合わせて鰹節やバームクーヘンといった引き菓子を手がけるようになり、砂糖の取扱いをしていたためOEMのスティックシュガー製造工場も立ち上げながら事業を拡大してきました。

引き出物の砂糖製造を行っていた創業当時の工場の様子。
―石川社長は、どのような経緯で社長に就任されたのでしょうか?
石川 大学卒業後は社会人野球の選手として別の会社に勤務していました。30歳のときに地元に戻ると、創業者の伯父が他界し、現会長に誘われて入社しました。しかし、畑違いの仕事に、親族という立場こそのプレッシャーで、最初は厳しい環境でした。そんなスタートから、スティックシュガー工場の立ち上げや製造現場の責任者などを経験し、代表取締役に就任したのは、会社が設立50周年を迎えた2021年です。
―社長に就任された2021年は、コロナ禍の真っ只中、当時はどのような状況だったのでしょうか?
石川 会社の状況は「これ以上ないぐらいのどん底」でした。弊社の事業は結婚式の引き出物がメインだったため、コロナ禍で結婚式が相次いでキャンセルになり、売上は激減。注文の電話、FAXなどが来ない日々が続いたのです。お客様の顔が直接見えないBtoBのビジネスモデルだったため、どうにもできない苦しい状況に、会社をどう立て直していくか、そこからが始まりとなりました。
―その苦しい状況から、「深谷ネギみたいなスティックシュガー」は、どのようなきっかけで生まれたのですか?
石川 仕事が全くない中でも、「ピンチはチャンス」と前向きに社内で話し、地元である深谷市に目を向けたのがきっかけです。何か地元に恩返しができないかと考えていたとき、親戚が経営する旅館のおかみさんから「スティックシュガーを作っているなら、深谷の特産品であるネギみたいなものを作ったらどう?」とアイデアをいただきました。ちょうど大河ドラマ『青天を衝け』が始まり、深谷市が注目されていたタイミングでした。また渋沢栄一翁の生家が会社からも近く、地元を盛り上げ、観光客のお土産にもなる商品を作り、社内に活気を取り戻そうと決意しました。

市場の段ボール箱まで完全再現され、まるで本物の深谷ネギのミニチュアに。
―開発で特にこだわった点や、苦労されたエピソードがあれば教えてください。
石川 一番こだわったのは、本物のネギに見えるようにすること。特に、白い部分から緑色へ変わる境目のグラデーションを包装紙で再現するのが非常に難しかったです。また、我々のような小さな会社が売れるかどうかわからない商品を作るため、小ロットで包材を製造してくれる会社がなかなか見つかりませんでした。何十件も断られても、諦めずに名古屋のメーカーまで直接足を運び、熱意を伝えてようやく作っていただけることになりました。箱も、近くのネギ市場にある段ボールを参考に、ミニチュア版としてデザインしたんです。最初に出来上がった商品を見た時には「これは売れる」と確信でき社内でも久しぶりに笑顔で喜びました。
―SNSで大きな話題となりましたが、お客様からはどのような反響がありましたか?
石川 「深谷のネギを広めてくれてありがとう」という地元の方からの声はもちろん嬉しかったです。でも一番は、購入してくださったお客様が「かわいい」「面白い」「本物のそっくり」とオフィス等に置いてくださり、この商品をきっかけに「会社が明るくなった」「みんなが笑顔になった」というお声をいただいたことです。苦しい状況から「この商品を手に取った方が笑顔で楽しくなるように」という思いで作ったので、その気持ちがお客様にまっすぐ伝わったのだと感じています。驚いたのは、本来のスティックシュガーとしての用途よりも、デスクやご自宅に「飾っている」という方が多いことです。本物そっくりなミニチュアサイズですし、ちょっとレトロ感もあって予想外の楽しみ方で広がったのでしょうね。
―最後に、今後の展望についてお聞かせください。
石川 この商品は、弊社にとって50周年の節目、コロナ禍からの再スタート、そして地元への恩返しを形にした商品です。この商品をきっかけにして、社会や地域に貢献できるような、皆さまに求められる商品を展開していきたいです。人が明るくなるようなものづくりに、これからもチャレンジしていきます。
―素晴らしいお話をありがとうございました!

「深谷ネギみたいなスティックシュガー」3g × 20本入り
価格:¥540(税込)
店名:はやし物産株式会社
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.hayashi-ltd.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E8%B2%A9%E5%A3%B2/
オンラインショップ:https://www.hayashi-ltd.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E8%B2%A9%E5%A3%B2/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
石川晴雄(はやし物産株式会社 代表取締役)
1971年生まれ。埼玉県深谷市出身。大学卒業後、1999年まで社会人野球選手として建設関連会社に勤務。2000年、はやし物産株式会社へ入社。2010年から同社スティックシュガー製造工場にて取締役マネージャーを経て、2021年より代表取締役社長に就任。現在はブライダルギフト商品やお土産品の取扱い以外にも、食品の小分け製造事業にも注力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/はやし物産>




























