第14回 宗家 源 吉兆庵『陸乃宝珠』とガラスの器

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こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介する和菓子は、ニューヨークをはじめロンドン、シンガポールなど世界各国で和菓子の魅力を伝えている宗家 源 吉兆庵さんの『陸乃宝珠』です。お土産でいただくことが多く、娘が大喜びするお菓子なので、ぜひご紹介したいと思いました。

宗家 源 吉兆庵さんは、“くだもの王国”として名高い岡山県で創業しました。岡山県が日本一の生産量を誇る白桃をはじめ、新鮮な果物を使った和菓子を作っていることで有名なお店です。和菓子文化を世界に広げたいという思いから、海外にも数多く店舗があり、日本の歳時記に合わせたディスプレイやお茶会の開催など、日本文化を紹介する活動も行っているそうです。
陸乃宝珠は、こちらも岡山県が生産量日本一のマスカットを使用したお菓子。高級ブドウとして知られるマスカット オブ アレキサンドリアのみを使っているこだわりの一粒です。昨今、果物をまるごと取り入れた和菓子が増えていますが、こちらのブドウは他と比較にならないくらい、群を抜いておいしいのです! 収穫したて同様に硬い種が入っていますが、これは新鮮な状態で作っていること、果物本来のおいしさを重視していることの証ではないでしょうか。
みずみずしいマスカットを薄い求肥で包み砂糖がまぶしてあります。その求肥の薄さが絶妙なバランス。口にすると、はじけるように果汁が広がり、マスカットの酸味に馴染んでいく砂糖のやさしい甘さがちょうどよく、いくつも食べてしまいます(笑)。冷やさなくてもおいしいというのもうれしいですね。季節限定の販売なので、夏を心待ちにする和菓子のひとつです。

器は、20年くらい前に渋谷区代々木公園でのフリーマーケットで、5枚組1,000円で購入しました。いまは3枚残っています。アンティークガラスのような薄い琥珀がかった色と、直径12cm、深さ3cmという使いやすい大きさに惹かれました。当時はガラスの器に凝っていて、たくさん集めていたのですが、こんなに長く使っているガラス作品は少ないかもしれません。こちらは、お菓子やアイスクリームを入れたり、果物など食後のちょっとしたデザートを入れて使っています。

さて、我が家の食卓を少しご紹介。
娘が夏休みになる7月後半は、朝昼は麺類が大活躍! そうめん、うどん、そばを順番に毎日のように食べます。なかでもうどんは讃岐、半田、稲庭を用意しているので、5種類の麺を1箱2箱常備して、順繰り。ですので、麺つゆを常に作っています(笑)。麺つゆは、しょうゆ、みりん、ダシで作る定番の味のほか、梅干しをしょうゆとダシで煮だす梅風味も。薬味は、キュウリ、ミョウガ、大葉を刻み、ゴマ、ゆず胡椒、柑橘類も。付け合せは、そのときあるもので作ります。例えば、好みで麺にのせて食べるような料理として…湯通しした牛肉に、タマネギスライス、カットしたミニトマトをのせて、タレをかけるだけといった簡単なものです。タレは、クルミや松の実、ニンニク、パクチーを刻み米油で炒めてナンプラーで味付けし、ビンに入れて保存。1週間程度で食べきるタレを作り置きしておきます。

陸乃宝珠

価格:
3,586円/12個入り(税込・送料別)
賞味期限:

常温で4日

店名:
宗家 源 吉兆庵 銀座本店
住所:
東京都中央区銀座7丁目8-9
電話:
03-5537-5457
営業時間:
10:00~21:00(平日)
10:00~19:00(土曜・日曜・祝日)
定休日:
なし

紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報になります。

撮影/山川修一(扶桑社)、取材・文/田中ゆう子(扶桑社)

飛田 和緒

飛田 和緒

料理家

家庭料理や保存食などを中心に、日々の食卓で楽しめる料理をつくり続けている。テレビ、雑誌での活躍するほか、年間数冊の書籍を上梓。第1回料理本大賞受賞の『常備菜』(主婦と生活社刊)のほか、ロングセラーの『[新版』私の保存食手帖』(扶桑社刊)など、著書はおよそ100冊に上る、ほか共著も多数。

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