
高知県北川村産ゆずの魅力を極限まで引き出した「ゆず茶」と青唐辛子がピリリと効いた「ゆずぽん酢」
2026/06/18
今回、編集長のアッキーが注目したのは、北川村産ゆずの圧倒的な香りを主役にした「ゆず茶」と青唐辛子が効いた「ゆずぽん酢」です。蓋を開けた瞬間に立ち上る香りの強さは、産地の工場から直送されるからこそ実現できるもの。
その背景には、村の美しい景色を守り、日本のゆず文化を次世代へ繋ごうとする、作り手の熱い情熱がありました。取材スタッフが、高知県に本社を構える、北川村ゆず王国株式会社 代表取締役社長の加藤禮次郎氏にお話を伺いました。

北川村ゆず王国株式会社 代表取締役社長の加藤禮次郎氏
―北川村で会社を設立した経緯について教えてください。
加藤 私たちの母体は、蜂蜜の精製や販売において国内トップシェアを誇るグループです。すべての始まりは、1990年代に社会現象となった「はちみつレモン」のブームでした。私たちのグループは蜂蜜のプロとして、レモンの次にふさわしい、果汁や果皮の香りを楽しむ「香酸柑橘」を求めて全国各地を巡っていたのです。その中で出会ったのが、高知県北川村の香り高いゆずでした。加工しても風味が損なわれず、豊かに保たれるその品質に、私たちは大きな可能性を感じたのです。
原料を仕入れるだけでなく、村の中に自社工場を構え、地域と共生しながら歩んでいきたいと考え、2006年に「北川村ゆず王国」としての歩みがスタートしました。地域に密着した産業として、村の皆さんのお役に立ちたいという思いが根底にあります。
―社長ご自身の歩みや、ものづくりへの姿勢についても伺えますか。
加藤 蜂蜜屋の家系に育った私は、ものづくりの現場を近代化させることに心血を注いできました。新しい工場を建設する際も、常に10年、20年先の未来を見据え、次の時代に本当に必要とされる商品は何かを考え続けてきたのです。現場を預かる者として、単なる効率化だけでなく、品質を極限まで高めるための基盤作りに取り組んできました。
会社の代表という立場ではありますが、今でも「現場」を大切にしています。自ら畑や工場に立ち、素材の状態や製造ラインの細かな変化に目を配ることは、メーカーとしての責任であり、実直なものづくりに欠かせないと考えています。
―看板商品の一つである「ゆず茶」は、どのようなきっかけで誕生したのですか。
加藤 当時、市場に溢れていた輸入品のゆず茶に、明確な品質基準がないことに強い危機感を抱いていました。味や香りにバラツキがあり、中にはゆずの香りがほとんどしないものも見受けられたのです。そこで、「これが本物の日本のゆず茶だ!」と言える基準を確立するために、自ら立ち上がることを決意しました。
高知県全体の品質向上を牽引するリーダーとしての覚悟を持ち、糖度や酸味のバランスなど、県内の他メーカーや農協とも連携して細かな規定を作り上げました。自社の利益だけでなく、日本の本物のゆず茶を確立させる挑戦でもあったのです。

ゆずの酸味と蜂蜜のコクのある甘みのバランスが絶妙な「ゆず茶」。
ゆずの果肉と皮がぎっしり詰まっている。
―「ゆず茶」の味わいのこだわりについても詳しくお聞かせください。
加藤 原料は、ゆずの聖地である北川村産を中心に、香りが最も強い時期のものだけを厳選して使用しています。加えて蜂蜜のプロとしての知恵を活かし、防腐剤に頼ることなく、高い糖度で品質を保つ昔ながらの製法を遵守しています。
蜂蜜とゆずの配合は、グラム単位で調整を重ね、誰もが納得する「黄金比」を追求しました。瓶の中にぎっしりと詰まった皮は、一つひとつ丁寧に処理されているため、輸入品特有の苦味がなく、そのまま食べられるほどの柔らかさになっています。香料を使用せず、徹底した鮮度管理によってゆず「そのもの」の香りを封じ込めているので、蓋を開けた瞬間の感動をぜひ味わっていただきたいです。

ゆずの皮は職人の手で丁寧に処理され、苦味がなく食べやすい味に。
―おすすめの楽しみ方はありますか。
加藤 お湯や炭酸水で割るのはもちろん、意外な組み合わせとして「ゆず茶バター」をお勧めしています。バターやマーガリンとゆず茶を混ぜてトーストに塗ると、口の中で素晴らしいマリアージュが楽しめます。
また、お砂糖の代わりにさつまいもと煮込めば、いつものおかずがデパ地下で買えるお惣菜のような一品に変わります。リピーターの方々からも、「皮まで全部食べられる」「このクオリティでこの価格は他にない」と、品質と価格のバランスに驚きの声をいただいています。



夏場は炭酸割り、冬場はお湯割りで楽しめる。
皮の食感がいいアクセントに。
―もう一つの人気商品「ゆずぽん酢(青ゆずごしょう味)」についても教えてください。
加藤 この商品は、会社設立時から看板商品として大切に育ててきたロングセラーです。甘いぽん酢が多い市場の中で、私たちは「ピリッと辛い、大人のための味」という独自のポジションを追求しました。
こだわりは、希少な高知県産の青唐辛子を贅沢に使用している点です。青唐辛子は同じ畑で続けて栽培することが難しく、原料の確保が容易ではありませんが、県内の農家一軒一軒と丁寧に信頼関係を構築することで、品質を守り続けています。爽快な刺激とゆずの香りを共存させるための絶妙なバランスは、一度食べたら忘れられない「クセになる味」を目指して開発したものです。

高知県産の青唐辛子のピリッとした辛さと、ゆずの香りを調和させた「ゆずぽん酢(青ゆずごしょう味)」。
―どのような料理に合わせるのがいいでしょうか。
加藤 鍋はもちろん、水餃子や焼き餃子のタレとして使っていただくと、お肉の脂をさっぱりと流し、素材の旨みが際立ちます。また、カツオのたたきにたっぷりとかける、本場・高知ならではの贅沢な食べ方もお勧めです。サラダのドレッシング代わりに使えば、食欲のない夏場でも箸が進む「魔法の調味料」になります。
有名レストランのシェフからも「辛味と香りのバランスが素晴らしい」と高い評価をいただいており、家庭でも手軽にプロの味を再現できるのが魅力です。「甘くないのがいい」「年中手放せない」と、味のわかる大人の方々から大きな支持をいただいています 。


鍋や餃子の漬けダレ、ドレッシングなど、用途は様々。
―最後に、これからの展望についてお聞かせください。
加藤 私たちの目標は、まずは海外のパティシエやシェフといった専門家の方々に北川村産ゆずの魅力を知っていただき、彼らのお料理をもとに、海外の一般消費者にも北川村産ゆずの魅力を知っていただき、一般家庭の食卓でゆず製品をご使用頂くことです。
それと同時に、産地を守ることも大切な使命です。高齢化が進む村の農家から畑を借り受け、自分たちの手で栽培を続け、雇用を維持していくことです。一瓶の商品を通じて、北川村の美しい風景を次世代へ、更に世界へと繋いでいくことが、私たちの願いなのです。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「ゆず茶 570g」
価格:¥1,166(税込)
店名:北川村ゆず王国
電話:0887-38-8747(10:00~17:00※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.yuzuoukoku.jp/EC/html/products/list.php?category_id
オンラインショップ:https://www.yuzuoukoku.jp/

「高知北川村のゆずポン酢500ml」
価格:¥918(税込)
店名:北川村ゆず王国
電話:0887-38-8747(10:00~17:00※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.yuzuoukoku.jp/EC/html/products/list.php?category_id
オンラインショップ:https://www.yuzuoukoku.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
加藤禮次郎(北川村ゆず王国株式会社 代表取締役社長)
1951年生まれ。1976年に三英食品販売(キユーピーグループ)入社後、1979年に加藤美蜂園本舗(サクラ印はちみつグループ)へ入社。蜂蜜製品の開発や工場建設に深く携わる。2006年に北川村ゆず王国を設立し、自社工場を建設。2012年より加藤美蜂園本舗の代表取締役社長を務め、グループ9社を束ねながら「地域と生産者のため」の商品づくりを追求している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/北川村ゆず王国>




























