
福岡の人気店が届ける、クリームが溢れ出す「生カヌレ」とザクッと食感の「厚焼きクッキー」
2026/04/16
今回、編集長のアッキーが注目したのは、もっちりとしたカヌレの中から濃厚なクリームがあふれだす「生カヌレ」。さらに、ザクッとした心地よい歯応えと素材の風味を活かした「厚焼きクッキー」も気になりました。どちらも、一口食べれば作り手の自由な発想が伝わってくる逸品です。

その背景には、「隠れた名品を多くの方に知ってもらいたい」という強い思いと、異業種出身の社長だからこそ辿り着いた、常識に囚われないものづくりの物語がありました。取材スタッフが、福岡県に本社を構える、 Blanc.sc.株式会社 代表取締役の篠崎弘貴氏にお話を伺いました。
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
篠崎 もともとスイーツが好きだったこともあり、2006年ごろに福岡で洋菓子の小さなお店を始めたのが最初です。当時は本当にお金がなくて、自分で内装を作ったり、中古の機械を入れたりと、まるで秘密基地を作るような感覚でした。しかし最初はなかなかうまくいかず、泥臭い試行錯誤の連続だったのです。転機となったのは2012年の法人化です。博多の百貨店への出店を機に、当時はまだ珍しかったカヌレに着目し、カヌレ専門店「LA SOEUR(ラ・スール)」をオープンしました。自分たちが面白いと感じるものを追求し続けてきた結果、今では全国の有名百貨店から声をかけていただけるブランドへと成長できました。


福岡に本店を構えるカヌレ専門店「LA SOEUR(ラ・スール)」。
小さな店舗から始まり、今では有名百貨店から声がかかるほどに成長。
―社長ご自身は異業種でのキャリアをお持ちだそうですが、それが今の経営にどう活かされていますか。
篠崎 学生時代も特にお菓子作りについて専門的に学んでいたわけではなかったのです。卒業後は車のディーラーや歯科メーカーなど、お菓子の世界とは無縁の異業種を渡り歩きました。そこで培ったのは、人と同じことをやっても面白くないという信念です。お菓子作りは独学ですが、だからこそ、常識に縛られない自由な視点を持てたのだと感じています。32歳で独立し、自分の直感を信じて独自性を極限まで追求するスタイルを貫いています。
―「LA SOEUR(ラ・スール)」の「生カヌレ」はどのようなきっかけで誕生したのですか。
篠崎 都内の有名百貨店での催事をきっかけに、おみやげとして選ばれるキャッチーな商品を作りたいという思いから開発しました。焼き菓子であるカヌレに、「生」という付加価値をつけ、クリームを組み合わせるというアイデアを直感的に形にしたのです。当時はカヌレにクリームを入れるという発想は珍しかったのですが、ケーキのような華やかさを持ちつつ、カヌレ特有の良さを活かす絶妙なバランスを追求しました。伝統的なお菓子を、日本人の味覚に合うおもてなしの心でアレンジし、新しいスイーツへと進化させたいと考えたのです。

バニラが香るカヌレ生地の中に、特製のカスタードクリームをふんわりと絞り入れた生カヌレ。
ギフトにもぴったりな4個セット。
―「生カヌレ」のこだわりについて教えてください。
篠崎 最大の特徴は、バニラ香るもっちりとした生地と、口の中でとろける濃厚なカスタードクリームのコントラストです。生地のもっちり感、そしてクリームのトロッとした口どけという、二段階の食感を楽しめる独自の構造にこだわりました。フランス・ボルドー地方の伝統的な製法をベースにしながら、日本人の好みに合わせた軽やかな後味を実現しています。また、冷凍で届けることを前提に、解凍後も最高の食感を維持するためのレシピを完成させました。一つひとつ丁寧に仕上げられたボリューム感は、自分へのご褒美としても満足していただけるはずです。専門店ならではの作りたてに近いフレッシュな味わいを、冷凍でもキープすることに成功しました。

カヌレのもっちりとした食感、そして冷んやりとしたクリームがトロリと溶け出す。
二段階の異なる食感が口の中で調和する、新感覚の体験。
―「生カヌレ」はどのようなシーンで楽しむのがおすすめですか。
篠崎 「カヌレは常温で食べるもの」という常識を覆し、冷蔵庫でしっかりと冷やして、冷たいスイーツとして召し上がっていただくのが一番のおすすめです。お気に入りの紅茶やコーヒーと一緒に味わう。そんな至福の時間を過ごしていただければうれしいですね。もともとおみやげに適したスイーツとして考案したものですから、東京・大阪などの主要駅や百貨店では、トレンドに敏感な方々から外さない手みやげとして支持されています。最近ではコンビニスイーツのモデルケースになるなど、日本のカヌレブームを牽引する存在として、多くのお客さまに喜んでいただいています。
―もう一つの看板商品「klasic(クラシカ)」の「厚焼きクッキー」の誕生秘話も教えてください。
篠崎 大阪の百貨店リニューアルに合わせ、ドライフラワーに囲まれた温かい空間をイメージした新ブランドとして誕生しました。

新しく立ち上げたブランドの「klasic(クラシカ)」。
どこか懐かしく、それでいて新しさを感じるクラシカルな世界観。
当初は別の商品を主軸に据える予定だったのですが、その商品は思うように売れず。そこから「お客さまが求めているものは何か」を追求し、わずか1年のうちに2度もショーケースや商品構成をゼロから作り直しました。目指したのは、どこか懐かしく、でも今までにないものを求める感性に響く世界観です。そうしてたどり着いたのが、この厚焼きクッキー。華やかな見た目の裏には、実は多くの苦難がありました。私にとって、とても思い入れのある一箱ですね。

「厚焼きクッキー」は、バニラ、紅茶、チョコ、ごま、プールドネージュの5種類を一箱に凝縮。
2度のリニューアルを経て辿り着いたこだわりのアソートセット。※2026年3月時点での情報です。
―「厚焼きクッキー」のこだわりや、おすすめの楽しみ方はいかがでしょうか。
篠崎 他のクッキーにはない厚焼きにこだわり、コロンとした存在感のあるフォルムと、ザクッとした心地よい歯応えを実現しました。あえてバターの強さを抑えることで、素材本来の風味を活かし、毎日でも食べたくなる飽きのこない味わいに仕上げています。バニラ、紅茶、チョコ、ごま、プールドネージュの5種類の異なる個性が一箱で楽しめる贅沢なアソート。箱を開ける瞬間の高揚感を、ぜひ体験していただきたいですね。お気に入りのドリンクを合わせて、ゆっくりとティータイムを彩る。そんな穏やかな時間のお供にしていただければ幸いです。
―「厚焼きクッキー」もお客さまから高く評価されていますね。
篠崎 ありがたいことに、百貨店のバイヤーや本物志向のお客さまから、ありそうでなかった可愛さと実力を兼ね備えているとして支持されています。百貨店の厳しい目を持った客層に認められ、今では定番の人気を博しています。特に、感度の高い友人への贈り物や、センスを褒められたい時の手みやげとして選んでいただくことが多いようですね。可愛らしさだけでなく、本格的な味わいを両立している点が、多くの方に共感していただけている理由だと感じています。
―最後に、今後の展望やビジョンについてお聞かせください。
篠崎 これからは店舗拡大を急ぐのではなく、今あるブランドを大切に、地に足をつけて育てていく経営へと転換していきたいと考えています。また、これまで培ってきた製造ノウハウを活かし、同じように悩む小規模店や異業種の方々を支えるOEM事業にも力を入れています。自分たちだけが売れればいいのではなく、お菓子業界全体を元気にしたい。表舞台に立つことよりも、黒子として世の中を面白くするお菓子を裏側から支え続ける。そんな新たな決意を持って、面白いものづくりを続けていきたいですね。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「【ラ・スール】生カヌレ4個セット/冷凍」
価格:¥1,983(税込)
店名:ラ・スール
電話:0120-788-563(月-土10:00~16:00)
定休日:オンラインショップでのご注文は365日24時間受付
商品URL:https://blancsc.official.ec/items/99913891
オンラインショップ:https://blancsc.official.ec/

「【クラシカ】クッキー箱 アソート」
価格:¥3,013(税込)
店名:クラシカ
電話:0120-788-563(月-土10:00~16:00)
定休日:オンラインショップでのご注文は365日24時間受付
商品URL:https://blancsc.official.ec/items/99988989
オンラインショップ:https://blancsc.official.ec/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
篠崎弘貴(Blanc.sc.株式会社 代表取締役)
1975年福岡県生まれ。高級車のディーラーや歯科メーカー勤務を経て、2006年に独立。独学で菓子作りを学び、2012年に Blanc.sc.株式会社を設立。「隠れた名品をメジャーに」という信念のもと、カヌレ専門店「LA SOEUR(ラ・スール)」や「klasic(クラシカ)」など、独自の感性を活かしたブランドを次々と展開。現在は製造ノウハウを活かしたOEM事業にも注力し、お菓子を通じて世の中を面白くする取り組みを続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/ Blanc.sc.>




























