
鹿児島の黒毛和牛・小田牛を使ったごちそう「レトルトシリーズ4種セット」
2025/12/22
今回、編集長のアッキーが注目したのは、こだわり牛肉の「レトルトシリーズ4種セット」です。封を開けた瞬間に広がる芳醇な香り、ゴロッと入ったお肉の存在感。それは、従来のレトルトのイメージを覆す「ごちそう」そのものでした。その背景には、「自分たちの育てた牛を、家族で安心して食べてほしい」という、生産者の切なる願いがありました。取材スタッフが、鹿児島県に本社を構える、有限会社小田畜産の取締役常務、蜜澤彰宏氏にお話を伺いました。

有限会社小田畜産 取締役常務の蜜澤 彰宏氏
―1973年の創業から現在に至るまで、御社が大切にされてきたルーツについて教えてください。
蜜澤 私の義理の父親である小田健一が、1973年(昭和48年)に創業しました。「牛が好きだから、牛を飼いたい」という純粋な思いで、わずか2頭の牛からこの仕事を始めたそうです。
当時は、生産者が自分の育てた肉を食べられない流通構造が当たり前。創業者は、そこに疑問を感じていたようです。
「自分たちが育てた牛を、家族で笑顔で食べたい」「自信を持って食卓に出せる牛肉を作りたい」という創業からの理念は、4800頭規模になった現在も変わらず、肥育から加工・販売までを行う6次産業化の原動力となっています。


1973年(昭和48年)、わずか2頭の牛から始まった小田畜産の歴史。
その情熱は現代へ受け継がれ、2021年にはHACCP対応の新工場を建設するまでに至った。

豊かな自然の中でのびのび育つ、小田牛。
―蜜澤常務ご自身は、まったく異なる業界から転身されたと伺いました。
蜜澤 はい。もともとは東京でテレビ番組の制作に携わっていました。結婚を機に鹿児島へ移住したのですが、最初は生産現場と消費地のギャップに衝撃を受けましたね。
「なぜこんなにおいしいものが知られていないのか」という外からの視点が、改革を推し進める大きなきっかけになりました。畜産の常識にとらわれず、自ら営業や商品開発を行い、ブランド価値の向上に努めてきました。地域全体が活性化するような取り組みも大切にしていきたいと考えています。
―今回ご紹介する「レトルトシリーズ4種セット」は、どのような経緯で誕生したのでしょうか。
蜜澤 「ごちそう」レベルのレトルトをお届けしたいという思いから、自社で納得のいくものを作れるよう、製造体制を一から整えました。2021年にHACCP対応の自社加工工場を新設し、品質管理を徹底できる環境を構築したのです。
構想には2年を費やし、特にカレーは50種類以上を食べ比べて理想の味を追求しましたね。牛の命を余すことなくいただく「もったいない精神」から生まれた商品でもあり、忙しい家庭の食卓に、手抜きの罪悪感ではなく「おいしい喜び」を届けたいという願いを込めています。




自慢の小田牛を惜しみなく使用した4種のセット。
箸でほぐれるほどの柔らかさと、レトルトの常識を覆す肉の存在感は、牧場直営だからこそ成せる技。
セット内容は、牛とろ煮込み、混ぜご飯の素、ボロネーゼソース、ビーフカレー。
―原料となる「小田牛」や、製造工程でのこだわりについて具体的に教えてください。
蜜澤 お届けするのは、「牛とろ煮込み」「混ぜご飯の素」「ボロネーゼソース」「ビーフカレー」の4種です。最大の特徴で、私たちの誇りでもあるものは、原料である「小田牛」そのもののおいしさです。出荷前の2年間は餌に抗生物質を一切使用せず、健康的に育てています。健康な牛だからこそ、薬に頼らずとも育つ生命力があり、それが味に直結するのです。
餌にも徹底してこだわり、12品目を独自に配合した飼料を与えています。そこに米と大麦を加えることで、脂の甘みだけでなく、赤身の持つ本来の旨みを引き出しているのが特徴です。私たちはこれを「小味(こあじ)のある肉」と呼んでいますが、噛むほどに広がる繊細で奥深い味わいは、創業から50年以上変わらぬ配合を守り続けてきた成果です。
この「小田牛」のポテンシャルを最大限に活かすため、化学調味料を極力使用せず、素材本来の旨みを引き出すシンプルな味付けで仕上げました。レトルトカレーであっても、お店で食べるようなゴロゴロとした肉感を実現できたのは、自社生産だからこそです。


米や大麦を配合した独自の餌を与えることで、脂の甘さと赤身の旨みを兼ね備えた「小味」のある肉質につながる。
―ご家庭では、どのように楽しむのがおすすめですか。
蜜澤 「牛とろ煮込み」は、牛肉を醤油、生姜、唐辛子のみで10時間じっくりと煮込んだ一品です。口の中でとろけるような食感と、素材の旨みが凝縮された濃厚な味わいを楽しんでいただけます。
「ボロネーゼ」はパスタだけでなく、ハンバーグソースや、ご飯にかけてドリア風にアレンジするのもいいですね。お酒のお供としても優秀で、ご夫婦の晩酌タイムを豊かに彩る一品になると思います。
「ビーフカレー」は、野菜の旨みが溶け込んだルーに、存在感のあるお肉がゴロゴロと入っています。湯煎するだけで、まるで専門店の味をご家庭で楽しんでいただけますよ。
「混ぜご飯の素」は炊いたご飯に混ぜるだけなので、平日の忙しい夜の救世主になります。ギフトとして贈れば、相手の健康を気遣う温かい気持ちまで伝わるはずです。

そのまま味わうのはもちろん、自分流にアレンジして楽しむのもおすすめ。
ご飯にかけたりチーズを乗せて焼いたりと、自由な発想で「小田牛」の旨みを堪能してほしい。
―お客様からはどのような反響が届いていますか
蜜澤 胃の手術後で食欲がない方からも「おいしく完食できた」と喜んでいただけました。また、牛肉の話ですが小麦アレルギーを持つお子様の親御さんから、「たれに小麦が入っているから焼肉を食べないわが子も、塩で食べてもおいしい小田牛なら食べられる」という声をいただいたことがあります。
私たちの倉庫には、お客様から届いた感謝の言葉が綴られた手紙が何万通も大切に保管されています。その手紙の山こそが、私たちが積み上げてきた信頼と誠実さの証だと思っています。
―最後に、今後の展望やビジョンをお聞かせください。
蜜澤 規制の壁はありますが、今後はレトルト商品の海外輸出にも挑戦し続けたいと考えています。そして、自社だけでなく、日本全国の真面目な生産者が報われる未来を作りたいですね。「食べることで応援する」という消費の形を、小田牛を通じて提案していきます。
これからも企業理念である「家族が笑顔になる牛肉」を、世界中の食卓へ届けていく決意です。
―素敵なお話をありがとうございました!

「レトルトシリーズ4種セット」
価格:¥4,800(税込)
店名:ODAGYU
電話:0993-52-8829(9:00~17:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://odagyu.shop-pro.jp/?pid=187355075
オンラインショップ:https://odagyu.com/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
蜜澤 彰宏(有限会社小田畜産 取締役常務)
1976年埼玉県生まれ。東京のTV番組 制作会社勤務(ドラマ制作,ニュース,情報番組,ドキュメンタリー)に約10年間携り、2010年11月に有限会社小田畜産入社。国内および海外輸出販売部門の企画管理から商品開発、販売事業部内のすべての業務全般を行う。2021年に同社取締役常務に就任。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/小田畜産>




























