
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」受賞!「ネイル工房」の爪にもお財布にも優しいピールオフ・ベースジェル「ペロリン」
2025/09/11
今回、編集長アッキーこと坂口明子が注目したのは、「ネイル工房」の「ペロリン」です。ジェルネイルをペロリと剥がせるピールオフ・ベースジェルです。爪に負担がかかりにくく、初心者でも簡単にジェルを剥がせると、おうちネイル派に大好評。かゆいところに手が届く商品設計とリーズナブルな価格設定で大ヒット中です。「お客さんの笑顔が見たい」との思いでお店を運営しているという、株式会社nanaの代表取締役・川村七菜氏に取材陣がお話を伺いました。

株式会社nana 代表取締役の川村七菜氏
―創業社長でいらっしゃいますね?
川村 はい、学生時代に起業しました。きっかけは、苦学生だった私に、実家から支援物資が送られてきたことです。その中に、お菓子が入っていたのですが、当時大人気だったアイドルグループのテレホンカードが当たっていたんです。レアなカードだったので、ネットオークションに出してみたところ、なんと15,000円で落札されました。アルバイトするよりも稼げたので、ネットでものを売るってすごいなと思いました。
それから、韓国のアクセサリーなどを買いつけてネット販売するようになり、売上が年間1億円以上になりました。当時は、韓国からシルバーアクセサリーをキロ単位で仕入れてはネットオークションで販売していました。ただ、アクセサリーの仕入れ販売だと、どうしても価格競争になってしまいます。自分のブランドで商品を販売すれば価格競争になりにくいし、自分で商品を考えて、自分で値付けもしたいと強く思いました。
とはいえ、資金が潤沢なわけではなかったので、「低コストだけどワクワクできるものはなんだろう」と考えて、当時流行っていたデコ電やネイルなどの小さなパーツをオリジナルで企画することから始めました。2015年くらいには、OEMでオリジナルネイルの販売をするようになりました。

ネイル工房のHPより。今年で20周年ということで、特設ページも展開している。
―起業も商品開発も、全て独学ですか?
川村 はい。当時はあまりネットにも情報がなかったので、自分で動くしかありませんでした。JETRO(日本貿易振興機構)に直接話を聞きに行ったり、中国の百円グッズ最大規模の市場へ自ら赴いたりもしました。私は「2DKに5人暮らし」みたいな家で育ちましたから、ハングリー精神が旺盛なんだと思います。
それにしても、本当に何もわかっていなかったので、最初は失敗ばかりでした。起業2ヶ月目に税務署の調査が入って納税しなければならなくなり、いきなり潰れかけたりもしました。また、海外との取引で、言葉がわからないために、相場より高い価格をふっかけられていたこともあります。ひたすら経験して学んでいった感じです。
―社長業を続けながら、出産・育児も経験されています。
川村 役員には、産休はあるのですが、育休制度はないんです。そういったこともよくわかっていなくて、保育園に入れませんでした。なので、子どもが6ヶ月くらいまでは職場に連れて行って、そのままおんぶして仕事をしていました。その後、無事に保育園には入れたのですが、それまではきつかったです。

子どもをおんぶしたまま仕事を続けたことも。「てんやわんやだったけれど、駆け抜けました」。
川村 起業当時は、実家の1階で、家族4人でスタートしました。商品の在庫が増えてきたので事務所を借り、さらに限界になったら引っ越すということをしていって、場所が広くなったらその分売り上げが伸びていくというような感じでした。
―会社の雰囲気はいかがですか?
川村 とても明るい!です。ネイルという商材もあって、今もスタッフのほとんどが女性で、とても和気藹々としています。明るい雰囲気が伝わるのか、ライブ販売の評価が高く、「楽天ショッピングチャンネル」では初代大賞ももらいました。楽天ショップでは、他にも、「楽天ショップ・オブ・ザイヤー」を4年連続5回獲得しています。ジャンル大賞やエリア大賞なども多数いただきました。かといって、ホームページなどにあまりエンブレムは掲載していません。賞の数よりも、商品の良さを伝えたいという気持ちがあります。

インスタグラムのフォロワーは9万人超。ライブではビンゴ大会も実施。スタッフの明るく楽しい雰囲気が伝わってくる。
―楽天での売上は最初からよかったのでしょうか?
川村 そうでもなくて、授賞式では悔しい思いをしたこともあります。楽天の授賞式では、ネームプレートの色が売上ごとに違うのですが、初回の時はまだ月間売上1,000万円を超えていなかったので、私たちのプレートは無色でした。一緒にいたスタッフは、プレートを裏返してしまうほど悔しがっていました。それで、次の年は絶対に1,000万円を達成しようと心に誓い、次の年、見事にオレンジ色のプレートをゲットしました。ただ、その時、社員4人で1,000万売上のお店が受賞しているのをみて、スタッフは「うちは2人で1,000万なのに」と、また悔しがって。それで、次は絶対にエリア賞を獲ろうと決意して、翌年獲ることができました。

2022年初ジャンル大賞受賞。
―今回、ご紹介いただく「ペロリン」という商品について教えてください
川村 2020年の秋ごろから販売を開始した商品で、コロナ禍になる年でした。その時、サロンに行けなくなった人が、自分用にリムーバーを購入するという需要が生まれていました。でも、ジェルネイルのオフは、初心者にはなかなかうまくできるものではありません。それで、初心者でもキレイにジェルネイルを剥がせるものを作りたいと考えました。
「ピールオフジェル」というのは以前からあったのですが、硬いものをペリペリ剥がす感じだったので、爪が傷みやすかったんです。それで、ベトベトする形状のピールオフジェルを開発しました。これは「ペロリン」以外にはほとんどない形状です。これなら爪が傷みにくいということで、すごく売れています。
ただ、発売当初は全然売れなかったんです。5年かけてようやく売れるようになりました。当時は月5千から1万本の売上でしたが、今では月に約15万本売れています。きっかけは「TikTok」で、使用者の方の動画がバズっていることがわかりました。300万回以上再生されていました。それで爆発した感じです。
―ネーミングも面白いですよね
川村 商品名は、基本的に私自身がつけています。夜中に出荷のための作業とか検品とかをやっている時に、なんだかハイテンションになってきて、妙案が出てきたりします。ペロリンの時は、他に「落武者」とか「一夜城」とか、そんな変な名前ばかり出てきました(笑)。
―今後のラインナップは?
川村 2025年3月に、ボタニカルジェルを発売しました。これは、80%大豆でできているネイルです。オーガニック系のネイルの原料は、国内ではとうもろこしが多いのですが、弊社では大豆に挑戦しました。今、植物性の「ペロリン」やアトピーの方でも使える商品も開発中です。とはいえ、日本はSDGs後進国。海外では積極的だし、もはや当たり前なのですが、日本ではまだまだ受け入れられていないと感じます。「ネイルでSDGs」は、相性がよくないのか苦戦している状態ですが、今後も取り組んでいきたいと考えています。

「ボタニカルジェル」は80%大豆由来。パッケージもナチュラルで、環境に配慮したい人に特におすすめ。
―今後のビジョンをお聞かせください。
川村 私自身の話ですが、子どものころ、吃音がひどかったことがあって、養護施設にお世話になったこともありました。そういったことから、障がい者雇用を積極的に行いたいと思っています。弊社には箱詰めとか袋詰めといった作業の仕事があるので、最低賃金が守られる「就労継続支援A型事業所」になって、心身の障がいの枠を広げて雇用を推進したいです。
それから、根本的に主婦の味方のお店でありたいと思っています。値段についても、他社より1円でも安くしたいのは、そのためです。買いやすい値段じゃないと長く続けていただくことはできません。「最高のものをご提供」ではなく、「そこそこいいもの」を低価格で提供することを目指し、「がんばった自分にちょっとご褒美」になる商品を販売することを信条に、これからも歩んでいきたいと思っています。
―主婦の皆さんに愛される理由がわかりました。貴重なお話をありがとうございました!

「ピールオフ ベースジェル “ペロリン”」
価格:¥777(税込)
店名:ネイル工房
電話:011-774-3303(平日10:00~17:00 12:00〜13:00除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/nail-koubouu/zirconia-jewely2020-439/
オンラインショップ: https://www.rakuten.ne.jp/gold/nail-koubouu/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
川村七菜(株式会社nana 代表取締役)
1982年北海道育ち。2005年、学生時代に、株式会社nanaを設立。当初はアクセサリーを中心に扱うが、もっと女性の身近で気軽に使えるものを探しに中国へ。中国の市場を見てスケールの違いに驚きながら、ネイル商品を輸入するように。現在、ネットショップ「ネイル工房」にてオリジナル商品を企画・販売。楽天の売上ランキング上位を記録し、楽天ショップ・オブ・ザイヤーは5回の受賞歴がある。
<文/尾崎真佐子 MC/藤井ちあき 画像協力/ネイル工房>




























