
30日間でだれもが歯みがき上手に!大人気の歯ブラシ「MISOKA歯みがきコーチ」
2025/09/04
今回、アッキーこと坂口明子編集長が注目したのは、「MISOKA歯みがきコーチ」。この商品は、ナノ技術を応用した歯ブラシで、これで磨くと歯の表面がツルツルになり、磨き残しがなくなって、だれもが1か月で歯みがきマスターになれるすごい歯ブラシです。1人で起業して大ヒット商品を開発した株式会社夢職人 代表取締役 辻陽平氏に商品開発の秘訣を取材スタッフが伺いました。
―御社は辻社長が立ち上げたのですね。どのような経緯ですか。
辻 私は大阪商業大学という大学を卒業しましたが、卒業時はちょうど就職氷河期と呼ばれる時代でした。受験勉強という競争を経て入学しましたが、卒業すれば先輩たちと同じように希望通りに就職ができると思っていたのに、バブルが弾け、いきなり「君たちは要らないよ」と言われ、とんでもない理不尽さを味わって社会人生活をスタートさせた世代です。私は就職しても会社が倒産したり、時流の変化で事業体制が変わってリストラされたりと、なかなか思うような仕事をすることができませんでした。
―大変でしたね。起業のきっかけは?
辻 起業する前は素材メーカーに勤めていたのですが、その会社で歯みがき剤をオリジナル商品として企画開発する仕事をしていました。商品ができると営業に配置転換になり、営業としてその会社では順調に活躍していたのですが、会社と方針が合わないことがあり、会社を辞めることになりました。
当時、私は個人的にMISOKAのベースになるような製品を開発して、試作品として異業種交流会に参加するときに参加者に名刺代わりに差し上げていました。まだ会社員だったころのことで、商売にする気はありませんでしたが、お配りすると、「これいいね」と言われていました。
会社を辞めてからその異業種交流会のメンバーに連絡したところ、交流会の主幹者の方が「今度、投資家向けに起業プレゼン会を開催するから、あの歯ブラシで参加したらどうか」と言われ、参加することにしました。と言っても事業計画の立て方などはまったくわからなかったので、主幹者の方に教えていただいて企画書を作成して発表しました。皆さんに出資をお願いすると、「1,000万円集まるなら俺も一口乗るよ」と言う方がいて、集めたらうまくいきまして、それで会社を作ったのがちょうど18年前のことです。

ナノシオンドリーム加工を施したMISOKA・ISM 歯ブラシ。
歯みがき剤不要、水だけで歯の表面がツルツルになる。
―MISOKAはどんな技術で作られていますか?
辻 私は文系の人間ですが自分でパソコンを組み立てているほど、モノづくりが好きです。自分の車にワックスがけをしていて、化学物質ではなく環境にやさしい手入れができないかと開発したのがナノサイズのミネラルを溶かし込んだ溶液をコーティングする技術でした。車にこの技術を応用しようとしましたが、自動車産業は外部から入るのが難しい業界です。それで何か参入できる分野はないかと探したところ、家で歯みがきをしているときにふと、歯ブラシにこの技術を応用することを思いつきました。毛先にナノミネラル加工を施せば、水だけでも歯みがきができ、汚れをしっかり落とせて歯の表面が歯石取りをした後のようにツルツルになります。環境にも負荷がかかりません。それがMISOKAの技術でナノシオンドリーム加工と呼んでいます。ただ技術力に加え1本1本手作りする職人技が必要なため、1本1,000円と高額になり、それを世の中に受け入れてもらうのは難しかったです。
―どのように販売しましたか。
辻 会社も辞めていますし、ある意味、破れかぶれですね(笑)。私たちの世代は就職で苦労したし、それに団塊ジュニア世代なので人数も多く、「気に入らなかったら明日から来なくていいよ」的なことを言われたりして、人間の扱いが雑でした(笑)。コマーシャルで「24時間働けますか」というキャッチフレーズが流行っていて、苦労しながら、上司や周囲の人とコミュニケーションをとって自分から這い上がっていこうという風潮がありました。そういう激動の時代があるからこそ今があると思っています。
出資金が集まってポンと通帳に1,000万円が振り込まれ、登記が終わって名刺を作って会社ができたのですが、見たことのないお金を見てこれは大変な事になったと思いました。家内が手伝ってくれましたけれど、完全に個人営業でした。歯ブラシを作ろうとメーカーさんに行きますが、最初は「あんただれ?」という感じで始まるわけです。私のビジョンをお話しても聞いてもらえません。支払いがあっての納品だと言われましたが信用がないから当然です。そして最低のロットが1万本でした。売り先が決まっているわけでもないのに1万本を発注したわけです。

MISOKA基本の歯ブラシは1本¥1,320(税込)。
―軌道に乗った経緯は?
辻 会社員時代に取引があったハンズ心斎橋店(旧:東急ハンズ心斎橋店)に行って頼みました。きっぷのいいフロアマネージャーさんがいて、口座を開けてくださって仕入れていただきました。今でもその方には感謝しています。そして売場に定期的に見に行くのですが全然売れていません。微動だにしないという感じです。そこで実演販売をさせていただいたのですがそれでもなかなか売れませんでした。そうしているうちに手元の資金も減っていき、心が折れそうになった時期がありました。
それでも1年ぐらい実演販売をしていると、一度購入したお客様が再訪されてまとめ買いしてくださることがあり、次第に手応えを感じるようになりました。だんだん評価をいただけるようになり、やがてメディアに取り上げられるようになり評判になりました。商品としてもブランドとしても確立していって今に至るというところです。ブレイクした後もMISOKAは1本1本が手作りです。グリップの形やブラシの硬さにもこだわりを持ち、箱の組み立てもすべて手作業で行っています。

1本購入して30日間使えば歯みがき上手になる「歯みがきコーチ」。
説明書がついているのでだれでもコツが習得できる。
―MISOKAはいろいろな種類がありますが今回は「歯みがきコーチ」をご紹介いただきました。
辻 「歯みがきコーチ」は当社が今売り出し中の商品です。MISOKAは販売して18年経ちますが、ハイエンドなブランドであるものの、もっとMISOKAを知っていただいて使っていただくお客様を増やして、やはりMISOKAってすごい、やはりいいものを使いたいと思っていただきたい、と思って開発した商品です。
コロナ禍で緊急事態宣言が出て売場がなくなったことなどで消費者の生活様式が変化したことも新製品を開発するきっかけになり、もう一度、MISOKAの商品特性をゼロから考え直したのです。
この歯ブラシで磨いて歯がツルツルしない部分は磨き残している部分で、虫歯や歯周病の原因に結びつきます。磨き残しは目では確認できず、赤い歯垢染めだし液を使わないと分かりません。皆さんが一生懸命歯みがきをしているのに結果を出すには難しいことを課題だと捉え直して、私たちの商品は歯みがきをしたら磨けているかが舌でなぞればすぐに分かるのが特徴だと再認識しました。
そこで、MISOKAのシリーズとして、だれもが歯みがき上手になれる歯ブラシということをブランディングして、ネーミングを考えました。最近、コーチングという言葉が注目されているので、歯みがきのコーチが皆さんに正しい磨き方を教えるということで商品名を決めました。

グリップがなだらかな曲線になっていて握りやすい設計になっているのも特徴。

ナノシオンドリーム加工が施されたブラシは歯の表面に心地よくフィットする。
―歯みがき剤をつけずこんなに歯の表面がツルツルになることに感動しました。
辻 MISOKAを初めて使う方を想定して作った商品で、皆さん、歯みがき剤をつけることに慣れているので、それを使わずにどれだけ満足していただけるか、構造を工夫して商品化しました。消費者の方によっては紙やすりのようなものが含まれているのではないかとか、研磨されて歯がなくなるのではないかと心配する方がいらっしゃいますが、それは心配ありません。
私は世界各地に行って歯ブラシを買い集めていろいろ使っていますが、それらと比較してもツルツルになります。たとえれば歯科医院で歯石を取るレベルのツルツルというより、もはやゲキツルになると思います。使ってこそ良さがわかる商品ですのでぜひ使っていただきたいと思います。
―プレゼントになさる方も多いとか。
辻 ご自分で一度使って感動して、お知り合いにプレゼントされる方が多いです。「これ、使ってみて」とばらまいてくださる方もいます(笑)。1,000円ぐらいのプレゼントって贈った相手に気遣いされずに気軽にでき、軽くて持ち運びやすく、歯ブラシは必ず使うものなので重宝されるようですね。



「MISOKA COMFORT」は40〜50代向き。
歯周病世代にアプローチする繊細な先細毛が特徴(¥1,540(税込))。
―この商品以外にもたくさんの歯ブラシを開発なさっています。「MISOKACOMFORT」はどんな商品ですか。
辻 毛先が細くて弾力感があるのが「コンフォート」です。消費者の皆さんは、店頭でそのときの気分で普通毛と先細毛とを何となく選んで購入していると思いますが、歯ブラシメーカーはその差を至極真面目に考えて研究開発しています。先細毛は特に歯周ポケットをきれいにしていく商品で、どちらかというと中高年世代に向けた商品です。

歯ブラシ技術の粋を集めて開発された究極の歯ブラシ「MISOKA 別誂」(¥11,000(税込))。
―「MISOKA別誂」はどんな商品ですか。
辻 これも先細毛ですがただの先細毛ではなくて、コンフォートよりも毛が柔らかく使い心地がまったく違います。普通の歯ブラシはブラシの弾力で磨くのですが、「別誂」は毛筆の筆のように柔らかく、撫でるような感覚で磨いていただくと、いまだかつてない磨き上がりが実現できます。これは1万円というお金を出していただいて職人が手間暇かければ、ここまでの歯ブラシができるんだということを世に問いたいと思って開発した商品で、量産はできませんが、究極の歯ブラシと言えます。
これも贈り物に使う方がいらっしゃいます。1万円のギフトってワインだったりビールのセットを贈られたりだと思います。ここで歯ブラシを贈ると、贈り先から「何これ?箱に入ってるんだけど」って電話がかかってきます(笑)。びっくりされて話題になるので、贈り物をいただき慣れている方には適していると思います。ここ一番のプレゼントにはおすすめです。
―MISOKAは海外セレブも使っているとか。
辻 メゾン・エ・オブジェ・パリの出展をきっかけにヨーロッパのセレクトショップのオーナーさんや百貨店とのつながりもでき、中東の王室でも使われるなど世界的に展開しています。
歯ブラシのメーカーはたくさんありますが、私たちは独特の磨き上がりで他社の追随を許さない品質で勝負していて、他のメーカーとは異質の戦い方をしていると思います。歯ブラシはだんだん高価格になっていますが、18年前に1,000円の壁を突き破ったのはMISOKAだと言われて、私たちの功績を評価されているのはうれしいです。
―今後の展開は?
辻 最近はSNSで知っていただいたり、インスタグラマーさんにお手伝いいただいたりしています。高い歯ブラシと価格面ばかりが強調されることがありますが、本当に伝えたいことは品質の良さと1日3回使う時間をより心地いい時間にする歯ブラシということです。それを考えると価格的にはむしろ安価なのではないかと思っています。
私たちが苦労して作った唯一無二の価値が伝わり、私たちの技術で皆さんが歯みがき上手になってくれたらこれが何よりも私の癒しになります。「歯みがきコーチ」という新製品を皆さんに使っていただけるようにがんばっていきたいと思っています。
―本日はありがとうございました。

「MISOKA歯みがきコーチ」
価格:¥1,100(税込)
店名:MISOKAオンラインショップ
電話:072-721-7111(9:00~17:00 平日)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.misoka.jp/shopdetail/000000000573/ct200/page1/order/
オンラインショップ:https://www.misoka.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
辻陽平(株式会社夢職人 代表取締役)
1972年大阪府生まれ。大学在学中に就職氷河期を迎え、苦労を重ね様々な職を経験する。2007年に周囲の出資を集めて夢職人を設立。同年に代表取締役に就任。徹底して職人が関わるモノづくりにこだわり世界的な最高級歯ブラシブランドに育て上げ今日に至る。
<文・撮影/今津朋子 MC/藤井ちあき 画像協力/夢職人>



























