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自宅が港町のオイスターバーに。広島・安芸津の創業126年の老舗が届ける「牡蠣まるごとせんべい」と「牡蠣のオリーブオイル漬け」

2026/01/29

今回、編集長のアッキーが注目したのは、特別な牡蠣グルメ。広島県・安芸津町(あきつちょう)。穏やかな瀬戸内海に面したこの町から、自宅にいながらにして「港町のオイスターバー」気分を味わえる、「牡蠣まるごとせんべい」と「牡蠣のオリーブオイル漬け」です。一粒まるごとの牡蠣をプレスして旨みを封じ込めたおせんべいに、ワインやオイスターソースで丁寧に仕込まれたオイル漬け。どちらも、一口食べれば潮の香りが広がり、いつもの日常を少し贅沢な時間に変えてくれます。
その背景には、「旬の時期だけでなく、一年中おいしい牡蠣を楽しんでほしい」という老舗の切なる願いと、伝統を守りながらも新しい挑戦を続ける作り手の情熱について、取材スタッフが、有限会社マルイチ商店 専務取締役の柏迫一正氏にお話を伺いました。

有限会社マルイチ商店 専務取締役 柏迫一正氏

有限会社マルイチ商店 専務取締役 柏迫一正氏

―創業から126年と伺いました。まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

柏迫 創業は1897年(明治30年)です。もともとは、ここ広島県・安芸津町(あきつちょう)で、瀬戸内海で採れた魚を扱う「丸市魚問屋」として歴史をスタートさせました。その後、1950年頃から地元で牡蠣の養殖が盛んになったことを受け、時代の流れに合わせて牡蠣をメインに扱う仲卸業へと大きく舵を切りました。長年、全国の魚市場へ生牡蠣を出荷してきましたが、現在はそこからさらに業態を変化させ、加工品の製造・販売にも力を入れています。卸売だけでなく、自社で付加価値をつけた商品をお客様に直接お届けするスタイルへとシフトしてきました。

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水揚げされたばかりの牡蠣が集まる港町・安芸津。
老舗の看板を守りつつ、現代の食卓に馴染む新しい味を追求し続けている。

―専務ご自身のご経歴と、家業に入られたきっかけについて教えてください。

柏迫 私は一度地元を離れ、東京で半導体メーカーに勤務していました。まったくの異業種で2年ほど働いていたのですが、次第に「自分の力を家業に活かせるのではないか」という思いが芽生えてきたのです。外の世界での仕事も充実していましたが、やはりどこかで実家の仕事が気になっていたのでしょうね。父とも話をする中で「戻ってみるのもいいんじゃないか」ということになり、安芸津(あきつ)へ帰る決意をしました。戻ってからは、外で得た経験や視点を活かしながら、加工品の開発やインターネット販売の強化など、新しい取り組みを進めています。

―加工品開発の第一弾となった「牡蠣まるごとせんべい」ですが、どのようなきっかけで開発されたのでしょうか?

柏迫 最大の理由は、牡蠣という食材がどうしても冬場に仕事が集中してしまうことでした。旬の冬以外にも、一年を通して売上や雇用を安定させられるような商品を作りたいという思いが、父である社長にも私にも強くありました。ヒントになったのは、地元・安芸津(あきつ)の特産であるジャガイモを使った、農家さんのせんべい作りです。それを見た社長が「ここに牡蠣を乗せて、エビせんべいのようなものができたら面白いのではないか」と思いついたのが始まりです。

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袋を開けた瞬間に広がる磯の香りは、まさに「食べる瀬戸内海」。

―開発にあたっては、どのような点に苦労されましたか?

柏迫 一番の壁は、やはり牡蠣特有の「水分」でした。牡蠣は非常に水分の多い食材なので、そのまませんべいに乗せて焼くと、水分が生地に移ってしまい、湿気を含んだような状態になってしまうのです。理想とするパリッとした食感になかなかならず、本当に悩みました。
せんべい作りに関しては素人でしたから、専門家の方に作り方を一から習いに行き、工場を改装して専用の機械を導入するなど、設備面からも見直しを図りました。レシピを変え、温度を変え、焼き時間を変えて……と、来る日も来る日も試作を繰り返しましたね。そうして納得のいく「せんべいらしいパリッとした食感」と「濃厚な牡蠣の風味」を両立させるまでには、約2年という歳月がかかりました。

―どのようなシーンでいただくのがおすすめですか?

柏迫 しっかりとした牡蠣の風味と濃厚な味わいがありますので、お茶請けとしてはもちろんですが、お酒のお供として召し上がっていただくのが特におすすめです。ビールや日本酒、白ワインなど、お好きなお酒と合わせていただくと、ご自宅での晩酌がより豊かなものになると思います。また、常温で日持ちがしますし、個包装になっていますので、広島土産として職場や友人に配っていただくのにも最適です。

―お客様からの反響はいかがでしょうか?

柏迫 おかげさまで、日本経済新聞が主催するランキングで全国第2位に選ばれました。お客様からも「牡蠣そのものの味がする」「おみやげで渡したらとても喜ばれた」といったうれしいお声をたくさんいただいています。一度おみやげでもらった方が、「おいしかったから自分でも買いたい」と、わざわざお電話でお問い合わせくださることもよくありますね。リピーターの方も多く、広島の新しい定番みやげとして定着しつつあると感じています。

―続いて、「牡蠣のオリーブオイル漬け」について伺います。こちらはどのような経緯で誕生したのでしょうか?

柏迫 私たちは長年生牡蠣を販売してきましたが、お客様から「どうやって食べたらいいですか?」と聞かれることがありました。そこで、もっと気軽に、いろいろな食べ方で牡蠣の魅力を知ってもらいたいと考え、「OYSTER KITCHEN(オイスターキッチン)」というブランドを立ち上げました。そのメイン商品の一つが、このオイル漬けです。コンセプトは「今夜はお家でオイスターバー」。ご自宅で瓶を開けるだけで、まるで港町のバルのような雰囲気を楽しんでいただけるような商品を目指しました。

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直営店「OYSTER KITCHEN(オイスターキッチン)」では、牡蠣オイル漬けやオイスターアラカルトなど、
自宅で気軽に牡蠣を楽しめる商品を販売。

―商品のこだわりや、おすすめの食べ方を教えてください。

柏迫 まず素材選びですが、生食用の広島県産生牡蠣の中から、オイル漬けに適した粒を選別しています。味付けには、白ワインやオイスターソースだけでなく、ローリエや唐辛子なども加えて味に深みを持たせ、牡蠣の食感や風味を損なわない絶妙な加熱加減で焼き上げてから、オリーブオイルに漬け込んでいます。オイルが染み込むことで、牡蠣の旨みがさらに凝縮され、まるでプロが仕込んだような濃厚な味わいになります。

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厳選された牡蠣を、じっくりオリーブオイルに漬け込んだ逸品。

柏迫 まずはそのまま、ワインなどのおつまみとして召し上がっていただくのがおすすめです。また、牡蠣を食べ終わった後のオイルにも旨みがたっぷり溶け出していますので、捨てずに活用していただきたいですね。例えば、瓶の中身をオイルごとフライパンに移し、ブロッコリーやキノコを足して火にかければ、あっという間に本格的なアヒージョの完成です。パスタに和えるだけでも、ごちそうになりますよ。

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そのままつまむのはもちろん、パスタやアヒージョにも。

―こちらはどのような場所で購入できますか?

柏迫 広島空港や駅、サービスエリアなど、主要な観光拠点のおみやげ売り場でも取り扱っていただいています。パッケージもおしゃれなデザインにこだわりましたので、ご自宅用はもちろん、大切な方へのギフトとして選ばれることも多いですね。観光でいらした方がおみやげに購入され、後日「重いからネットでまとめて買いたい」とオンラインショップをご利用くださるケースも増えています。

―最後に、今後の展望やビジョンについてお聞かせください。

柏迫 私たちは、瀬戸内海という素晴らしい漁場と、地元の生産者さんに支えられて商売をしています。近年は不漁などの環境変化もありますが、だからこそ、私たちが加工品を通じて牡蠣に新たな付加価値をつけ、地域の食の魅力を全国へ発信していくことが重要だと考えています。商品を通じて「広島の牡蠣はおいしいな」「安芸津(あきつ)に行ってみたいな」と思ってくださる方を一人でも増やし、生産者さんと共に地域を盛り上げていきたいですね。これからも、瀬戸内の素材を活かした商品づくりに誠実に取り組んでいきます。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

牡蠣まるごとせんべい 箱 12枚入

「牡蠣まるごとせんべい 箱 12枚入」
価格:¥1,080(税込)
店名:広島牡蠣専門店 マルイチ商店 オンラインショップ
電話:0846-45-0059(9:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.setonosachi.com/products/detail.php?product_id=29
オンラインショップ:https://www.setonosachi.com/

牡蠣のオリーブオイル漬け 瓶

「牡蠣のオリーブオイル漬け 瓶」
価格:¥1,728(税込)
店名:広島牡蠣専門店 マルイチ商店 オンラインショップ
電話:0846-45-0059(9:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.setonosachi.com/products/detail.php?product_id=63
オンラインショップ:https://www.setonosachi.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

柏迫一正(有限会社マルイチ商店 専務取締役)
1985年広島県東広島市生まれ。2010年に有限会社マルイチ商店へ入社。2016年に同社専務取締役に就任。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/マルイチ商店>

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