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ブレンド茶の奥深いおいしさ 「いいとこどり茶」「かなづき」 アレルギー対策に話題の 「べにふうき 粉末スティック」

2022/05/24

今回、編集長アッキーが気になったのは、オリジナルのお茶の販売を手がける「丸和園」。ブレンド茶のおいしさの秘密などを株式会社丸和園・代表取締役の乳井智和氏に取材陣がうかがいました。

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株式会社丸和園 代表取締役の乳井智和氏

―まずは会社の沿革から教えてください。

乳井 弊社は昭和27年に個人創業の製茶製造、畑からお茶の葉を作る仕事から始まっております。その後、有限会社丸和園という形で会社組織を昭和62年に立ち上げ、その際に製茶製造からお茶の販売会社に移行しました。平成元年に株式会社丸和園となり、返礼品、お茶のギフト販売、通販など、お茶を広く提供できる体制を整えました。

―お茶の製造ではなく販売事業なのですね。

乳井 はい。製造元と提携して弊社オリジナルのブレンド茶を作ってもらい販売しています。とはいえ、お茶の最終仕上げの方法にはこだわりがあります。お茶の製造工程を簡単に説明しますと、畑で採れたお茶の葉を蒸して揉んで荒茶にし、最終的に選別、乾燥、火入れという工程に移ります。その工程の中での火加減や蒸し加減、蒸し方の違う、煎茶や深蒸し茶をブレンドしますが、10人中8人に好まれるお茶を目指しているのが、うちのオリジナルブレンド茶の特色です。

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同じ茶畑でも、気候の影響などで茶葉の味は異なるので、
毎年、ブレンドを微調整しています。

―10人中8人に好まれるという選択をなさった背景は何かあるのでしょうか?

乳井 根本にあるのが、ギフトで使っていただくという販売形態にあります。お茶を飲まれる方と店頭で直接やり取りをするのであれば、好みもお聞きすることができますが、ギフトとなると、最終的に消費される、お茶を飲まれる方の顔が見えません。そのため、必然的に10人中8人に好まれる味を目指すことになりました。

―ブレンドに特化した「いいとこどり茶」について教えてください。

乳井 深蒸し茶と茎茶をブレンドした弊社オリジナルのお茶になります。深蒸し茶のコクがある甘み、爽やかな香りの茎茶を合わせることで、良質で香りも味も良いお茶に仕上がっています。リピーターで飲まれている方も多く、約30年のロングセラーです。本来、お茶の製造元からすると邪道な飲み方にはなるのですが、我々専門家であるお茶屋がこういうブレンドの仕方をすると、こういった味で飲めるというのを示した商品です。

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名前のとおり深蒸し茶と茎茶のすぐれた点をブレンドした「いいとこどり茶」。

―季節商品の「べにふうき」はスティック状になっているので、すごく飲みやすいです。

乳井 「べにふうき」は、抗アレルギー成分であるメチル化カテキンが他のお茶よりも多く含まれていることから、花粉症対策で人気です。こちらはギフトというよりは、小売り対応の商品です。メディアで「花粉症にいい」と話題になったことから、すぐに「扱いたい」と問屋に相談し、茶葉よりは飲みやすい形のスティックで販売しようという話になりました。持ち歩いて外出先で飲むこともできます。

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スティック状で手軽な「べにふうき」。

―粉状のお茶はダマになりやすい印象があったのですが、溶けやすく、渋みも少なく、おいしくいただきました。

乳井 お湯だけでなく、水でも溶けやすいことを基準にして作っています。「べにふうき」は本来、渋み、苦みが強い品種ですが、独自の製造方法により渋み苦みを抑えて飲みやすくしておりますのが「べにふうき粉末スティック」です。飲み続けることで成分が体内に浸透しやすいと言われており、急須で淹れる茶葉ではなく、粉末で溶かして一煎一煎まるごと飲めるタイプが良いと考えました。

―「べにふうき」を煎れる際の、最適な温度はあるのでしょうか?

乳井 70度から80度といわれる、一般的な煎茶の温度でよいかと思います。お茶は、温度の低いお湯で煎れたほうが、渋みや苦みが出にくいです。渋みや苦みが好きな方は熱湯で煎れていただくとよいでしょう。

―水出しも流行ってますが、水出しだとよりマイルドに出ますし、渋みがある濃いお茶が飲みたい時は熱いお湯で煎れたほうが良いのですね。

乳井 そのあたりは、日本茶の奥深さというのでしょうか。原料の特徴から製造工程によっても仕上がりが変わりますし、最終的に消費者の方が煎れる抽出の仕方によっても味が断然変わってきます。それもお茶を飲む楽しみの一つですね。

―オリジナルブレンドベースとなる「かなづき茶」はどんな特徴がありますでしょうか?

乳井 これこそ本当に10人中8人が好む味を目標に作っているブレンド仕上げのお茶です。煎茶と深蒸し茶のブレンドで、製造元と試飲をしながら配合しました。深蒸し茶はコクがあってまろやかで、煎茶は香りが高くスッキリとした甘みのあるお茶です。香り、旨味、甘み、苦み、渋み、水色が総合的にバランスの良い配合で、良心的な価格帯となっており、丸和園の代表的な商品です。日中時間が取れた時にゆっくり味わっていただきたいお茶で、ギフトにも喜ばれます。

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一番の人気商品で、ほっとしたいティータイムにおすすめ。

―昔からお茶には精通なさっていたのでしょうか?

乳井 いえいえ、この会社に入ってからお茶をよく飲むようになり、今では、うちのお茶かそれ以外かはすぐに分かるようになりましたし。それくらい、自分の体に合うお茶になっています。

―朝一番で飲む場合のおすすめの飲み方はありますか?

乳井 熱いお湯で苦みを出して飲むと、キリっとするのかなと思います。昼間はぬるめのお湯でお茶の甘みを楽しみ、夕方以降は、一息つくという意味でも、ほうじ茶が飲みやすいのではないでしょうか。

―最後に今後の抱負を教えてください。

乳井 茶葉を急須で淹れるお茶のおいしさを、若い世代にも味わっていただきたいので、どうすれば茶葉をもっと使ってもらえるかを考えていきたいです。

―ありがとうございました。

いいとこどり茶_商品1

「いいとこどり茶」
▶価格 ¥972(税込)
▶店名 丸和園
▶電話 0120-66-7177(土日祝を除く9:00~17:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL http://www2.enekoshop.jp/shop/maruwaen/item_list?category_id=4818
▶オンラインショップ https://maruwaen.jp/

いいとこどり茶_商品2

「紅富貴【べにふうき】粉末スティック」
▶価格 ¥1,296(税込)
▶店名 丸和園
▶電話 0120-66-7177(土日祝を除く9:00~17:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL http://www2.enekoshop.jp/shop/maruwaen/item_detail?category_id=4818&item_id=50738
▶オンラインショップ https://maruwaen.jp/

いいとこどり茶_商品3

「かなづき」
▶価格 ¥1,080(税込)
▶店名 丸和園
▶電話 0120-66-7177(土日祝を除く9:00~17:00)
▶定休日 インターネットでのご注文は24時間365日受付
▶商品URL http://www2.enekoshop.jp/shop/maruwaen/item_detail?category_id=828&item_id=3825
▶オンラインショップ https://maruwaen.jp/

<Guest’s profile>
乳井智和氏(株式会社丸和園 代表取締役)

1974年生まれ。大学卒業後、化学メーカーに入社。約9年営業職で活動の後、2005年に丸和園に入社。営業や商品開発に従事し、ニーズの変化に対応。創業時の精神「すべてに感謝」の行動指針の下に活動し現在に至る。

<文/垣内栄 MC・撮影/坂口明子 画像協力/丸和園>

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