
福岡・柳川で愛させる味をおうちで手軽にいつでも!プリプリ食感と特製だれの「金のごまさば」
2026/01/29
今回、編集長のアッキーが注目したのは、地元・福岡県柳川市の食堂で、来店客のほとんどが注文するという看板メニュー「金のごまさば」です。最新の冷凍技術で商品化。解凍してもドリップが出ず、特製タレと絡み合う濃厚な味わいは、まさに「自宅で味わう究極の時短ごちそう。冷凍庫から取り出して流水解凍するだけで、まるで博多の名店で食べているような「プリプリの生食」が楽しめる一皿になります。
その背景には、水揚げ減少に苦しむ有明海をユニークなアイデアで盛り上げてきた名物社長の、「自分が家でおいしい晩酌をしたい」という、あまりにも正直で共感を呼ぶ理由がありました。取材スタッフが、福岡県柳川市に本社を構える、株式会社やまひらの代表取締役、金子英典氏にお話を伺いました。

株式会社やまひら 代表取締役の金子英典氏
―まずは、御社の歩みをお聞かせください。
金子 創業は1890年(明治23年)です。私の遠縁にあたる曾祖母が、福岡県柳川の沖ノ端で「平野商店」という鮮魚店を開業したのが始まりです。当時、沖ノ端は有明海の「宝の海」と呼ばれるほどの水揚げ港でした。曾祖母はお酒が好きで、人と接するのが上手だったようです。夜明けに漁から戻ってくる漁師さんたちの安全と大漁を願って、「お茶」と称してお酒を振る舞っていたんですよ。そんな温かい交流から、いつしか店は「夜明茶屋」と呼ばれるようになり、地域の人々の安らぎの場として親しまれてきました。その「人を楽しませたい」「地域に貢献したい」という思いは、100年以上経った今も私たちの根底に流れています。



1890年(明治23年)創業の鮮魚店をルーツに持つ「夜明茶屋」。
併設する「魚屋食堂」では、とれたての魚を使用した定食などを楽しめる。
―社長ご自身のご経歴と、ユニークな商品開発の背景について伺います。
金子 私は一度東京に出て異業種で働き、1995年に家業を継ぐために戻ってきました。ところが、戻ってみると有明海の水揚げ量は以前と比べて激減しており、「海に合わせていては生活できない」という厳しい現実に直面したんです。どうにかして食べていかなければならないという危機感から、水揚げ量に左右されない加工品の開発に力を入れ始めました。
そこで生まれたのが、絶滅危惧種になりかけていたムツゴロウをあえてモチーフにした「ムツゴロウラーメン」や、映画「エイリアン」のモデルとも言われるワラスボを使った「エイリアンラーメン」です。これらが予想以上にヒットしましてね。
そういったユニークなご当地ラーメンを作っていると、全国のさまざまな方から「うちの地元の食材でもラーメンを作れないか」とお声をいただくようになったんです。そこで、小ロットからオリジナルラーメンが作れる「マイラーメン」という事業も立ち上げました。水産業者としての悩みから始まったことですが、今では全国の特産品を使ったラーメン作りをお手伝いしています。


有明海の水揚げ減少という危機を、ユニークなアイデア商品で乗り越えてきた。
むつごろうラーメン(上)とエイリアンラーメン(下)。
―今回ご紹介する「金のごまさば」は、どのようなきっかけで誕生したのですか?
金子 コロナ禍が大きなきっかけでした。外出が制限されていた頃、私も週末に一人で晩酌をする機会が増えたんです。Netflixなどで映画を見ながらお酒を飲んでいると、やっぱり「おいしいアテ」が欲しくなるんですよね。でも、わざわざ着替えてスーパーに行くのも面倒だし、自分で魚をさばくのも手間がかかる。「パッと開けて、パッと食べられて、パッと捨てられる」、そんな究極の手軽さでおいしいものが食べたい。つまり、私が個人的に「自分が家で食べたいから」作った商品なんです(笑)。

「自分が家で晩酌したい」という社長の思いから生まれた究極の時短ごちそう。
―「自分が欲しいもの」だからこそ、味へのこだわりも強くなりそうですね。
金子 そうなんです。実店舗の「夜明茶屋」の食堂でも、ごまさばは一番人気のメニューで、常連さんが必ずと言っていいほど注文する一品です。もし品切れだとお叱りを受けるほど愛されている商品なんですよ。その味をそのまま家庭で再現するために、脂の乗った国産の真さばを使用し、秘伝の特製タレに漬け込んでいます。
最大のこだわりは「最新の冷凍技術」です。冷凍の魚というと、どうしても水っぽくなったり食感が落ちたりするイメージがあるかもしれませんが、この技術を使うことで、解凍してもドリップが出にくく、まるで店で出している「生」のようなプリプリとした食感を再現できました。黙って出されたら、冷凍とは気づかずに「これ生じゃないの?」と驚くレベルに仕上がっていますよ。

国産真さばの旨味を引き立てる特製タレと、職人の手仕事。
最新技術が可能にした「生食感」は、自宅の食卓を博多の名店へと変える。
―おすすめの食べ方や楽しみ方を教えてください。
金子 一番のおすすめは、やはり袋のまま流水解凍して、そのままお酒のアテにすることですね。包丁もまな板もいりませんから、数分で博多の名店で食べているような本格的な一皿が完成します。週末の夜、好きな映画を見ながらちびちび楽しむのが、私の一押しの過ごし方です。もちろん、熱々のご飯に乗せて「ごまさば丼」にするのも最高ですし、出汁をかけて「ごまさば茶漬け」にしてもおいしいですよ。冷凍庫にストックしておけば、何もない休日の昼食や、急な来客時のおもてなし料理としても重宝するはずです。


そのまま酒の肴にするのはもちろん、熱々のご飯に乗せて丼や茶漬けにするのもおすすめ。
―お客様からの反響はいかがですか?
金子 地元の舌の肥えた常連客の皆さんはもちろんですが、最近ではインバウンドで訪れる海外の観光客の方からも「エクセレント!」と絶賛していただいています。日本の魚食文化、特に「生の食感」を楽しめる料理として驚かれるようですね。
また、「福岡の味が忘れられない」という遠方のファンの方や、ふるさと納税の返礼品としても徐々に人気が高まっています。
―最後に、今後の展望や夢についてお聞かせください。
金子 私は「柳川テーマパーク化計画」というのを勝手に掲げているんです(笑)。これは新しい施設を作るのではなく、既存の魚市場、川下り、商店街、歴史ある文化財などをつなぎ合わせ、柳川の「日常」そのものをテーマパークのように楽しんでもらいたいという構想です。
その根底にあるのは、「かつての豊穣の海・有明海を再生したい」「地方が主役になる社会を作りたい」という思いです。「金のごまさば」やユニークなラーメンを通じて、まずは柳川や有明海に興味を持ってもらいたい。そしていつか現地を訪れてもらうことが、地域の未来を紡ぐことにつながると信じています。
―素敵なお話をありがとうございました!

「夜明茶屋の金のごまさば 1食入り(87.8g)生わさび・きざみのり付き」
価格:¥864(税込)
店名:夜明茶屋オンラインショップ
電話:0944-73-5680(9:00~20:00 日曜祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://yoakedyaya.shop-pro.jp/?pid=185085674
オンラインショップ:https://yoakedyaya.shop-pro.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
金子英典(株式会社やまひら 代表取締役)
1969年福岡県生まれ。1992年福岡大学卒業後、株式会社朋栄に入社。1995年東京を離れ、家業の平野商店に入社。様々な経験を経て、2010年に平野商店を株式会社やまひらと社名変更。同時に四代目代表取締役社長に就任。海産物のみならず、様々な事業展開をしている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井 ちあき 画像協力/やまひら>




























