食べたり買ったり作ったり~レストランガイド編集長の日常~【11月】

【11月の食日記】

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〇月×日
荻窪から移転したころは当日でも予約できたのに、いまや遠い存在になってしまった「鮨なんば」さんに久し振りに。噂に聞いていた”はなれ”は6席しかなく、より近くで難波さんの料理を楽しめる。カワハギに肝とトリュフを和えた香り立つ一品、なぜこんな旨味が! と驚愕するボタン海老等々、本当にたっぷりの肴と握り、日本酒を飽きることなく堪能できる。なんと来年には話題の「東京ミッドタウン日比谷」に進出するようだ。

鮨なんば
なぜこんな旨味が! と驚愕するボタン海老
カワハギに肝とトリュフを和えた香り立つ一品

SHOP INFORMATION
▶ 店名 鮨 なんば

〇月×日
「希鳥」は恵比寿駅至近にありながら、隠れ家感満載の焼き鳥屋さん。「みやざき地頭鶏」という希少な鳥を楽しめる。ワインもカジュアルから高価格帯まで、料理との相性を熟慮したものが揃っており、各串とのペアリングもいいのでは。玉ネギ、椎茸などの焼き野菜が美味しいのも嬉しい。

「みやざき地頭鶏」という希少な鳥を楽しめる。
玉ネギ、椎茸などの焼き野菜が美味しいのも嬉しい。

SHOP INFORMATION
▶ 店名 希鳥
▶ URL https://www.facebook.com/KichoYAKITORI/

〇月×日
ビルの建て替えが完了し、2017年6月に再オープンとなった「銀座レカン」。40年以上の歴史を有するフランス料理店が存在するというだけで、なんだか嬉しくなる。意匠を凝らした内装、クロッシュを被せて運ばれてくる、芸術品のような料理、目の前でフランベされ、炎が上がるクレープシュゼット・・・。レストランとは何かを知る上で、必ず一度は訪れるべき名店。高良シェフが8月末をもって退職してしまったのは残念だが、また新しいフランス料理店が生まれるならいいことだ。数々のスターシェフを輩出してきた同店だけに、後任の渡邉料理長にも期待したい。

銀座レカン
クロッシュを被せて運ばれてくる、芸術品のような料理
目の前でフランベされ、炎が上がるクレープシュゼット

SHOP INFORMATION
▶ 店名 銀座レカン
▶ URL http://www.lecringinza.co.jp/lecrin/

〇月×日
最長2か月待ちのせんべいがあることをご存じだろうか。その名も「煎餅ブラザーズ」。おいしく、かっこよくをテーマに江戸川区で兄弟が作っている。先日、「星のや東京」で食べてから虜になり、早速注文。昆布しょうゆ、チェダーチーズ、お好み焼き、カレーなどを大人買い。新作もどんどん出ているのでヘビーローテしそうだ。
http://senbei.saleshop.jp/

最長2か月待ちの「煎餅ブラザーズ」

SHOP INFORMATION
▶ 店名 煎餅ブラザーズ
▶ URL http://senbei-brothers.jp/

〇月×日
「アデニア」は、渋谷の喧噪を離れた鉢山町にありながら、いつも賑わうブラッスリー。カジュアルでありつつ、美しくおいしい一皿一皿は、ニューヨークグリルで副料理長まで務めた入江シェフならではのもの。ひとり税込み6千円で貸し切れる2階は、なんとワイン飲み放題。家族や親しい仲間との集まりに極めて重宝する。

アデニア
カジュアルでありつつ、美しくおいしい

SHOP INFORMATION
▶ 店名 ADENIA
▶ URL http://adenia.jp/

〇月×日
西八王子駅の住宅街にありながら、高い名声と人気を保っているのが「坐忘」。手挽き石臼と電動のものを混ぜた「粗びき蕎麦」がおすすめ。天ぬきや天たね、いわしの梅煮など肴も魅力的なので、思わず熱燗で昼酒を堪能してしまう。

手挽き石臼と電動のものを混ぜた「粗びき蕎麦」がおすすめ。
天ぬきや天たね、いわしの梅煮など肴も魅力的

SHOP INFORMATION
▶ 店名 蕎麦 坐忘
▶ URL http://www.mmjp.or.jp/zabo/

〇月×日
渋谷と恵比寿の間、並木橋交差点そばにある場外馬券売り場「ウインズ渋谷」。このトイメンに、マニアの間では有名な、競馬開催日だけオープンする焼きそば屋があった。店名はなかった。その息子さんがなんと2017年9月1日、同じ場所にやきそば居酒屋「しぶやき」をオープン。スタンダードが「ソース」「塩」「ラー油」の3種。さらにソース味にプラスする「カレー」「麻婆豆腐」「ミートソース」までも。つまみ類のメニューも魅力的で、夜の飲みにもよさそうだ。近所には「真打みかさ渋谷店」や「山下本気うどん」「辛麺屋一輪」なども続々オープンしており、並木橋は麺が熱い。

やきそば居酒屋「しぶやき」

SHOP INFORMATION
▶ 店名 鉄板やきそば・酒場 しぶやき
▶ URL https://www.facebook.com/shibuyaki/?ref=py_c

〇月×日
人気ソムリエ大越基裕氏と奥様の新城桃子さんが経営する、話題のベトナム料理とワインのお店「アンディ」。ベトナム料理はなんといっても野菜を大量に摂れる。それゆえか、モダンでシンプルな店内の女子率は極めて高い。ご夫妻でベトナムを旅した際、料理とワインの相性が極めてよかったことからこのお店のコンセプトが決まったとのこと。日本のワインも充実し、時にはペアリングで日本酒と合わせることも。どの料理も口中でハーブが香り、余韻がいい。ササミとキクラゲの揚げ春巻きや、野菜たっぷりの生春巻きも美味。

ベトナム料理はなんといっても野菜を大量に摂れる。
ササミとキクラゲの揚げ春巻きや、野菜たっぷりの生春巻きも美味。
料理とワインの相性が極めてよかった

SHOP INFORMATION
▶ 店名 Ăn Đi (アンディ)
▶ URL http://andivietnamese.com/

〇月×日
美食で有名なスペイン・バスク地方の三ツ星レストラン「アスルメンディ」が、2017年9月7日、西麻布に日本店「エネコ東京」をオープン。本店同様、まずは1階のグリーンハウスでピクニック気分で藤のバスケットに入った料理をつまみ、2階のメインダイニングへ。スペシャリテである「トリュフ風味の卵」をはじめとした、味、色彩、食感にこだわった最新のスペインガストロノミー料理を体験できる。11月には1階にピンチョスバーもオープン。

トリュフ風味の卵
味、色彩、食感にこだわった最新のスペインガストロノミー料理を体験できる。
メインダイニング

SHOP INFORMATION
▶ 店名 ENEKO Tokyo
▶ URL http://eneko.tokyo/

〇月×日
「わかば」は六本木の地でなんと46年続く高級居酒屋。今では当たり前になった「五色納豆」もここが元祖ではないだろうか。五色といいながら11種類の具が入る逸品は、とんでもなく美味い。他にも五色野菜の巻揚げ、自家製腸詰など名物が多くあり、初代を継いだ兄弟たちがその味を守っている。

五色納豆
五色野菜の巻揚げ
自家製腸詰

〇月×日
「すし通」時代に一世を風靡した藤永氏が独立して麻布十番に開いた「鮓ふじなが」は紹介制の高級店。あの、50の隠し包丁を入れるという熟成マグロは健在。トロたくキャビアや、3段重ねくらいのウニの握りなどなど、盛り上がりには事欠かない。

50の隠し包丁を入れるという熟成マグロ
トロたくキャビア

SHOP INFORMATION
▶ 店名 鮓 ふじなが

〇月×日
息子が親知らずを抜いたために、お昼はバルミューダの炊飯器でおかゆを用意。自家製のいくら、作りおきしてあった中華風そぼろ、ろく助塩などのトッピングで遊んでみる。こういうのは楽しい。

バルミューダの炊飯器でおかゆを用意。自家製のいくら、作りおきしてあった中華風そぼろ、ろく助塩などなど。
大木淳夫

大木淳夫

「東京最高のレストラン」編集長

1965年東京生まれ。学習院大学卒。ぴあ株式会社メディア・クリエイティブ局メディアプロデューサー。日本初のプロによる唯一の実名評価本「東京最のレストラン」編集長を2001年の創刊より務めている。その他の編集作品に「東京とんかつ会議」(山本益博・マッキー牧元・河田剛)、「いまどき真っ当な料理店」(田中康夫)、「一食入魂」(小山薫堂)、「日本一江戸前鮨がわかる本」(早川光)、「グルメ多動力」(堀江貴文)など。好きなジャンルは鮨とフレンチ。
現在は、「テリヤキ」(堀江貴文氏が運営するグルメキュレーションサービス)公式キュレーター=「テリヤキスト」、Retty「TOP USER」としても活動中。

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