おうちで日本縦断の「旅気分」。日本初の幕の内駅弁屋が届ける「全国旅気分 6食セット」

2025/11/26

「ああ、どこか遠くへ旅行に行きたいな」。目まぐるしい日常の中で、ふとそんな風に心が旅を求める方も多いのではないでしょうか。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「全国旅気分 6食セット」です。北海道の「鮭ほたてめし」から九州の「明太子かしわめし」まで、日本各地の味覚が詰まった豪華なお弁当のラインナップ。常温でおいしい駅弁から、冷凍をレンジで温めるだけでおいしい味に。その背景には、ある危機に直面した老舗駅弁屋の、「起死回生の逆転劇」がありました。取材スタッフが、兵庫県に本社を構える、まねき食品株式会社の代表取締役社長、竹田 典高氏にお話を伺いました。

まねき食品株式会社 代表取締役社長の竹田 典高氏

―最初に、まねき食品さんの歴史についてお伺いできますか。日本で初めての「幕ノ内駅弁」を販売したパイオニアだと伺いました。

竹田 はい、創業は1888年(明治21年)です。山陽鉄道が開通した翌年、姫路駅で最初に経木の折箱に入れた「幕ノ内駅弁」を販売したのが始まりです。もともとは料理屋のような形で、歌舞伎の幕間に食べるような豪華な折詰弁当を、駅で販売したのが元祖と言われています。戦後の1949年(昭和24年)には、私の祖父の代で「えきそば」が誕生しました。姫路駅のホームで大変好評をいただき、今では姫路のソウルフードとして130年以上にわたり地元で愛され続けています。

1889年(明治22年)、姫路駅で日本初の「幕ノ内駅弁」を販売して以来、130余年の歴史を刻む。
鉄道の発展と共に歩んできた老舗の姿。

―竹田社長は6代目でいらっしゃいますが、幼い頃から家業を継ぐことは意識されていたのでしょうか。

竹田 そうですね。兵庫県の姫路生まれで、小学校の文集には「日本一の弁当屋になる」と書いていました。ただ、大学で東京に出た後、すぐには戻らず、一度大手のスポーツ用品メーカーに入社して外の世界を経験しました。その後、姫路に戻り家業を継いだ形です。この老舗の伝統と、前職で培った外の視点の両方が、今の経営に活きていると感じます。

―今回ご紹介いただく「全国旅気分 6食セット」は、北海道から九州まで、日本各地の味が楽しめる豪華なセットだそうですね。これは、どのような経緯で誕生したのでしょうか。

竹田 北は北海道の「鮭ほたてめし」から、九州の「明太子かしわめし」まで、ご自宅で日本縦断の旅気分を味わっていただけるよう企画しました。実はこの商品、コロナ禍で非常に大きな影響を受けたことがきっかけでして。観光客や移動する方々が激減し、電車にも乗っていただけない。売上は激しく落ち込みました。

この「駅に来てもらえない」という危機的な状況に対し、私たちからご家庭にお届けしようと思ったのが商品開発のきっかけです。「100種類のお弁当を作ろう」と、全社を挙げて「冷凍弁当」の開発に舵を切りました。結果として全国配送が可能になり、お客様の「旅行に行けない」という気持ちに寄り添い、「お弁当で旅気分を味わってもらう」という新しい価値をご提供できるようになったと考えています。

老舗駅弁屋が「温めておいしい」を追求した自信作。
全国配送を可能にした冷凍技術が、新たな食の体験を届ける。

―従来の「冷めてもおいしい」駅弁とは逆に、「温めておいしい」冷凍弁当の開発は、技術的にも大変だったのではないでしょうか。

竹田 おっしゃる通りです。従来の駅弁とは真逆の技術開発が必要でした。レンジで温めてもご飯がふっくら仕上がり、おかずがパサパサにならないよう、火の通り方や冷凍技術を専門的に研究しました。例えば、冷凍の仕方によって一部分だけ火が通らない、といったことがないよう、具材の厚みなども工夫しています。

そして、まねき食品だからできる最大のこだわりがあります。お肉の商品のご飯は、姫路名物「えきそば」の和風出汁で炊いているんです。これには「あのえきそばとお弁当のご飯が紐付いているの?」と驚かれ、喜んでいただけますね。一口食べると、あの懐かしい和風出汁の香りがふわりと香る。他では真似できない体験価値だと考えています。

姫路のソウルフード「えきそば」から受け継がれる伝統の和風出汁。
老舗の味は、和食や洋食のプロである料理人たちの知見と、徹底した衛生管理のもとで守られている。

―北は北海道から南は九州まで、6種類それぞれの味わいが楽しめるのが魅力ですね。

竹田 北海道からは鮭とホタテの旨味が詰まった「鮭ほたてめし」、人気の仙台「ゴマだれ牛たん弁当」は香ばしい牛たんに特製のタレが絡みます。北陸の豊かな味わいをイメージした「かにおこわ」も人気ですね。それから、地元・兵庫が誇る「ふるさと兵庫 神戸牛牛めし」は、上質な神戸牛を贅沢に使っています。「せとのかきめし」は、瀬戸内の牡蠣の食感が楽しく、九州からはかしわと明太子を詰め込んだ「明太子かしわめし」と、どれも旅気分を感じられるよう豪華に仕上げています。

北海道の海の幸、神戸牛、瀬戸内の牡蠣など、各地の魅力が詰まった6種のラインナップ。どれから味わうか迷うのも楽しいひととき。
内容:鮭ほたてめし、ゴマだれ牛たん弁当、かにおこわ、ふるさと兵庫 神戸牛牛めし、せとのかきめし、明太子かしわめし

―どれも豪華で、気分が上がりますね。どのようなシーンで召し上がっていただくのがおすすめですか。

竹田 やはり、お弁当でもちょっと豪華なものを食べたい気分の時にいいですよね。日常の中ではありますが、「今日は頑張ったな」という日の、自分だけの「ご褒美ランチ」として召し上がっていただくのもいいと思います。あるいは、「今日は料理をお休みしたい」という週末の夜に、手軽に、でも豪華に家族で楽しむ「旅気分ディナー」にもぴったりです。冷凍庫にあると安心感がありますよね。また、お中元やお歳暮として使っていただくことも多いです。遠方の両親や友人へ、「元気?」の気持ちを込めた「堅苦しくない、ラフな贈り物」としても喜んでいただいています。

―冷凍弁当という新しい試みに対して、お客様からの反響はいかがでしたか。

竹田 正直に申しますと、開発当初は「火の通りが悪い」といったお声をいただくこともありました。しかし、それを受け止め、誠実に改善を重ねてきました。その甲斐あって、今では逆に「おいしい」というお話を非常に多くいただいています。

特にうれしいのは、ギフトとして、お客様の大切な相手、例えばお取引先などへ贈る「失敗できないシーン」でも選んでいただいていることです。「冷凍で便利」という手軽さに加え、贈り物としても信頼されている品質であるということが、私達の自信にも繋がっています。

―伝統を守りつつ、大きな変革を遂げられましたが、今後の展望についてもお聞かせください。

竹田 大阪万博にも出展していたのですが、次の大きなチャレンジとして、2026年1月にパリに常設店をオープンする予定です。新工場も稼働予定で、「マネキパリス(Maneki Paris)」という会社を設立し、日本の「BENTO」文化を世界に伝えたいと本気で考えています。これは、小学校の文集に書いた「日本一の弁当屋になる」という夢の続きでもありますね。

もちろん挑戦はそれだけではありません。「弁当屋」の枠を超えて、多角的に展開しています。
例えば、最近非常に人気なのが「冷凍おせち」で、国内はもちろん海外の香港やシンガポールにも輸出しているんですよ。ほかにも神戸の洋菓子店とコラボした「クッキー缶」などのスイーツ開発や、LINEやInstagramといったSNSでの発信にも力を入れており、お客様との新しい関係構築にも挑戦し続けています。

―貴重なお話をありがとうございました。

「全国旅気分 6食セット」
価格:¥9,300(税込)
店名:お料理のまねき
電話:0120-670-086(土日、祝日を除く)
定休日:(オンラインショップは随時受付)
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/maneki-syokuhin/10000056/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/maneki-syokuhin/ (楽天)
https://maneki-shop.net/ (自社)

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

竹田 典高(まねき食品株式会社 代表取締役社長)
1981年兵庫県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、アシックスを経て2006年まねき食品株式会社に入社。2019年より代表取締役社長。老舗駅弁企業の伝統を継承しつつ「BENTOを世界に」を掲げ、海外展開や万博出展など食文化の発信に注力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部S MC/田中 香花 画像協力/まねき食品>

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