香ばしくサクサクと心地よい食感で、スッと溶ける最中(もなか)の皮。オリジナルデザインや可愛さが手軽に楽しめる進化に注目!

2026/02/05

今回、編集長のアッキーが注目したのは、最中(もなか)種(最中の皮)。好きな絵柄をプリントできる「無地丸(小)オリジナルプリント」と、愛らしいフォルムの「くま」です。袋を開けた瞬間に広がる香ばしい香り、口に入れたときのパリッとした軽やかな食感、そして口どけの良さは、もち米100%の本物だからこそ。市販のアイスやあん、クリームを挟むだけで老舗和菓子店のような贅沢な味わいが楽しめます。
その背景には、1877年(明治10年)の創業以来、ひたすら品質を追求し続けてきた、職人たちの並々ならぬ情熱がありました。取材スタッフが、石川県金沢市に本社を構える、加賀種食品工業株式会社 代表取締役の日根野 逸平氏にお話を伺いました。

140年以上にわたり、金沢の地でものづくりを続けてきた加賀種食品工業。

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

日根野 創業は1877年(明治10年)です。最初は東京で創業したと聞いていますが、より良いもち米を求めて、創業者が故郷に近い金沢へ拠点を移しました。石川県や富山県はおいしいもち米の産地ですから、商売をするならこちらのほうがいいだろうと考えたようです。
それから140年以上、時代とともに形を変えながら続いてきましたが、最中の皮を専門に作るようになったのは、私の祖父の代、戦後のあたりからです。それまではお煎餅を焼いたり、駄菓子屋さんに卸したりしていたようですね。現在、弊社が保有している金型だけでも1000種類を超えており、オーダーメイドも含めると数えきれないほどの種類の最中種を作ってきました。

自社で金型から製作する高い技術力が、多種多様なデザインの要望に応える土台となっている。

ご自身の経歴と、家業に入られてからの取り組みについて教えてください。

日根野 私はもともと理系で、家業に入る前はWeb関連の仕事をしていました。幼いころから何となく家業を継ぐのだろうなとは思っていましたが、外の世界を見てから戻ってきた形です。
戻ってきてからは、前職の経験を活かして社内のIT化を進めるとともに、それまで外注していた「金型」の製作を内製化しました。社内で金型を作れるようになったことで、お客様の「こんな形を作りたい」という要望にスピーディーに応えられるようになりました。2022年に社長に就任してからも、技術力と柔軟な発想で「断らない」ものづくりを大切にしています。

今回ご紹介いただく「無地丸(小)オリジナルプリント」ですが、どのような経緯で誕生したのでしょうか?

日根野 「お店オリジナルの最中を作りたい」というご相談は昔から非常に多いんです。ただ、オリジナルの金型を一から作るとどうしてもコストがかかりますし、製作期間も必要になります。
そこで導入したのが、可食インクを使って最中の表面にデザインを印刷できるフードプリンターです。これなら金型を作らなくても、既存の「無地丸」などの型を使って、お店のロゴやイラストが入った「世界に一つだけの最中」を小ロットで作ることができます。和菓子店だけでなく、企業のノベルティや個人のイベントなど、さまざまなシーンで使っていただけるようになりました。

手軽にオリジナルグッズが作れるプリント最中は、ノベルティとしても人気。

最中種へのこだわり、特においしさの秘密について教えてください。

日根野 一番のこだわりは原料のもち米です。私たちは富山県発祥の「新大正もち」という品種を100%使用しています。これは粘りとコシが強く、風味も格別な高級品種です。生産量が限られているため、全国的に見てもこれを主原料にしているメーカーは珍しいと思います。
私たちは契約農家から玄米で仕入れ、製造の直前に自社で精米、製粉してお餅をつきます。お米は鮮度が命ですから、手間はかかりますがこの工程は譲れません。
皮の厚みにもこだわっていて、食感と味のバランスが最もいい「2ミリから3ミリ」に仕上げています。薄すぎず厚すぎず、口に入れたときにサクサクと心地よい食感で、スッと溶けていく。この繊細な焼き加減は、季節や天候に合わせて職人が微調整しています。弊社はもち米100%なので香ばしさがまったく違うんですよ。

原料には富山県発祥の希少な「新大正もち」を100%使用。
長年培った職人技により、パリッとした食感が生まれている。

おすすめの食べ方や楽しみ方を教えてください。

日根野 一番のおすすめは、やはりアイスです。スーパーやコンビニで買ってきたカップアイスを、食べる直前にこの皮に挟んでみてください。「セルフ最中アイス」ですね。袋から出したばかりの皮はパリッパリで、香ばしさが際立っています。市販のアイス最中では味わえない、作り立てのおいしさを体験していただけると思います。 また、原料がお米なので、基本的に何にでも合います。あんこやアイスといった甘いものだけでなく、ポテトサラダやチーズ、おそうざいなどを乗せて「おかず最中」として楽しむのもおすすめです。ホームパーティーなどで、クラッカーの代わりに使っていただくと、見た目も華やかですし、盛り上がると思いますよ。

アイスだけでなく、惣菜を乗せてお酒のお供にするなど、
自由な発想で食卓に取り入れられる。

お客様からの反響はいかがですか?

日根野 おかげさまで、全国の和菓子店様だけでなく、ホテルやレストラン、居酒屋など、約3,000社とお取引させていただいています。私がふらっと入ったお店で出てきた料理に、うちの最中が使われていて驚いた、なんてこともよくあります(笑)。プロの料理人の方々に、味や品質、そして使い勝手の良さを認めていただけているのは、本当にうれしいことですね。

もう一つのご紹介商品、「くま」について、開発の背景を教えてください。

日根野 これは、私の母である先代社長の「最中の皮はあんこを挟むだけのものじゃない」という思いから生まれた商品の一つです。和菓子の枠を超えて、若い方や小さなお子様にも親しんでもらいたいと考え、かわいらしい「くま」の形にしました。こちらは「モナカップ®」シリーズとして、動物や野菜、タルト型などたくさんの種類を販売しています。

蝶ネクタイをつけた可愛らしいデザイン。
表情の立体感にまでこだわって作られた。

色はプレーンの他、こげちゃ、赤、水色、黄緑の5種類で、お好みのくまさんを選べる。

この商品ならではの特徴や、おすすめの使い方はありますか?

日根野 自社で金型を作れる技術を活かして、「くま」は立体的なかわいらしさを表現しています。たとえば、こげちゃの生地にはココアパウダーを練り込んでいるので、ほんのりとした苦味があり、チョコレートやクリームとの相性が抜群です。
また、最近ではパフェやソフトクリームのトッピングとして使っていただくことも多いですね。ちょこんと乗せるだけで一気に「映える」デザートになります。ご自宅でも、いつものアイスに添えるだけで、カフェのような気分を味わっていただけると思います。

パフェやソフトクリームに添えるだけで、フォトジェニックなデザートが完成。
自宅でのカフェタイムが、ぐっと華やぐこと間違いなし。

飲食店などでの評価はいかがでしょうか。

日根野  やはり「写真映え」を意識されるカフェや飲食店様からの引き合いが強いですね。メニューのワンポイントとして採用していただくケースが増えています。見た目のインパクトだけでなく、食べておいしいという点も評価していただいていると感じます。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

日根野 和菓子業界はもちろん大切にしつつ、最中の皮を「あらゆる食のシーンで使われる食材」として、さらに広めていきたいです。最中は、日本が誇る伝統的な食文化です。その可能性は、まだまだ広がると信じています。たとえば、食べ歩きのイベントなどで、プラスチックの容器の代わりに最中の皮を使えば、ゴミが出ず、器までおいしく食べられます。SDGsの観点からも、「食べられる器」としての活用を提案していきたいですね。また、海外の方にもこの食感や香ばしさはきっと受け入れられると思いますので、日本の伝統技術を世界に向けて発信していきたいという思いも持っています。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

「無地丸(小)オリジナルプリント」(100枚入り)
価格:¥4,968(税込)
店名:たねらく「もなかの皮・最中種」の専門通販サイト
電話:076-252-2221
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.taneraku.jp/items/010583001000.html
オンラインショップ:https://www.taneraku.jp/

「くま」(100枚入り)
価格:¥2,808(税込)
店名:たねらく「もなかの皮・最中種」の専門通販サイト
電話:076-252-2221
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.taneraku.jp/items/008870001000.html
オンラインショップ:https://www.taneraku.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

日根野逸平(加賀種食品工業株式会社 代表取締役社長)
1978年生まれ、金沢市在住。2002年、コンピュータ総合学園HALを卒業後、2003年に加賀種食品工業株式会社へ入社。システム構築やEC運営を通じて社内基盤の整備を推進し、2022年より代表取締役社長を務める。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/加賀種食品工業>

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