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京都の老舗が届ける、いま、おいしい漬物!「季節の詰め合わせ」と「PARI&PORI」

2025/11/10

今回、編集長のアッキーが注目したのは、箱を開けるたびに旬の野菜のおいしさに出合える色とりどりのお漬物「季節の詰め合わせ」と、袋のままかぶりつける新感覚のきゅうりの浅漬け「PARI&PORI」。これらを手がけるのは、創業85年を迎える京都の老舗「打田漬物」です。毎日の食卓がもっと豊かになる2つの商品に込められた、作り手の思いと情熱の物語を、打田漬物商工業株式会社 代表取締役社長の打田学市氏に取材陣が伺いました。

打田漬物商工業株式会社 代表取締役社長の打田学市氏

打田漬物商工業株式会社 代表取締役社長の打田学市氏

まず、御社の歴史についてお聞かせください。

打田 私どもの始まりは、1940年(昭和15年)に祖父が京都のこの地で創業した「打田漬物」です。以来、85年にわたって同じ場所で暖簾を守り、京都の皆様の食卓を彩るお手伝いをしてまいりました。時代の変化に合わせて、お漬物だけでなく佃煮なども扱うようになりました。常にお客様のニーズに応えようと歩んできた歴史があり、そして今、3代目である私がそのバトンを受け継ぎ、新たな歴史を刻み始めています。

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1940年に創業し、戦後の混乱期でも商いを広げてきた。
現在も変わらぬ場所で京都の食文化を支えている。

社長は3代目でいらっしゃいますが、幼い頃から家業を継ぐことを意識されていたのでしょうか。

打田 それが、そうでもないんです。小さい頃は「大きくなったら漬物屋さんになる」と言って、周りを喜ばせていたようですが、思春期になる頃には家業への興味はすっかり薄れていまして。日常の食卓にお漬物があるのは当たり前でしたが、大好きかと聞かれると、そこまでではなかったかもしれません。

そこから、どのようにして家業を継ぐ決意をされたのですか?

打田 大学を卒業するとき、一度は外の世界で自分を試したいという思いもありましたが、悩んだ末に家業に入ることを決意しました。入社してからは、まず製造の現場に携わりました。そこで野菜と向き合い、漬物の世界の奥深さに触れるうちに、すっかりその魅力に取り憑かれてしまいました。

野菜は生き物ですから、一つとして同じものはありません。その日の気温や湿度によっても状態が変わる。まるで野菜と対話しながら「一番おいしくなる塩加減はどこか」を探っていくような、繊細で奥深い世界だったのです。知れば知るほど夢中になり、気づけば「こんなにおいしくて面白いものが他にあるだろうか」と考えるようになっていました。

今では、日本の素晴らしい漬物文化を世界に広めたいという思いも込めて、自他共に認める「世界一の漬物好き」を名乗っています。

「季節の詰め合わせ」は、どのような思いから生まれた商品なのでしょうか。

打田 この詰め合わせには、「その時々で、一番おいしいものを食べてほしい」という、私たちの純粋な願いが詰まっています。正直な気持ちを言うと、できることなら毎日でも中身を変えたいくらいです。朝、漬け上がったものを味見して「おいしい!」と思ったら、すぐにお客様にもお届けしたくなる。そんな作り手のライブ感ごと楽しんでいただけるセットです。

今の時期ですと、京の三大漬物の千枚漬やみぶな漬、緋の菜漬そして新物が待ち遠しい丸すぐきなどです。季節ごとに一番おいしいものを選んでいます。

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箱を開けるたびに、新しい旬のおいしさと出会える。
上から「みぶな漬」、「おんぶ漬」、「京の里」。
※中身は季節によって変動。

詰め合わせに入っているお漬物へのこだわりを教えてください。

打田 私どもの漬物作りで最も大切にしているのが、大きく二段階に分かれた製法です。まず、味の土台となるのが「下漬け」。塩だけを使って、野菜が本来持っている水分を抜き、旨みをぐっと凝縮させる工程です。同じ野菜でも、育った畑や収穫のタイミングで水分量が全く違いますから、一つひとつの状態を丁寧に見極める必要があります。この下漬けがしっかりできていないと、次の工程に進んでも味がぼやけてしまうんです。

そして、その土台の上に味を重ねていくのが「本漬け」です。昆布や唐辛子といった漬け原材料と共に漬け込み、私たちが目指す最終的な味に仕上げていきます。長年通ってくださるお客様から「ここのは、いつ食べても味が変わらないね」と言っていただくのが、最高の褒め言葉です。

しかし、その「変わらない味」を守るために、実は私たちは日々、作り方を”変え続けて”いるんです。近年は特に気候変動の影響で、野菜そのものの質が変わってきています。昔と全く同じ作り方をしていては、同じ味にはなりません。だからこそ、日々の気温や湿度、野菜の水分量に合わせて塩加減や漬ける時間を繊細に微調整する。お客様に「変わらない」と思っていただくために、私たちは変化を恐れない。それが一番大変なところであり、また一番楽しいところでもあります。

おすすめの食べ方はありますか?

打田 もちろん、白いご飯と一緒にそのまま味わっていただくのが基本ですが、それだけではもったいない。私自身、Instagramで週に3回、お漬物を使ったアレンジレシピを発信しています。例えば、刻んだお漬物をマヨネーズと和えれば、あっという間に絶品のタルタルソースができますし、パスタやパンとの相性も抜群です。

また、あえて野菜を大きな形でお届けしているのには理由があります。切り方一つで食感ががらりと変わるんです。繊維に沿って切ればシャキシャキとした歯触りに、繊維を断つように切ればしっとりと柔らかな口当たりになります。その日の気分や料理に合わせて、食感までデザインする。そんな楽しみ方もぜひ試していただきたいです。

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Instagramでも紹介されているアレンジレシピ。
タルタルソースやパスタ、パンとの組み合わせで、
食卓がもっと豊かに。

お客様からは、どのようなお声が届きますか?

打田 「昔から食べていたこの味を、今も変わらず作ってくれていて嬉しい」といったお声をいただくと、本当に励みになります。中には、味に対して厳しいご意見をくださる常連様もいらっしゃいますが、本当に出来がいいときには「やっぱりこれやな」と顔をほころばせてくださるんです。作り手にとって、お客様からの「おいしい」の一言が、日々の努力が報われる何よりの瞬間です。

もう一つの商品である、きゅうりの浅漬け「PARI&PORI」は、とてもユニークですね。開発のきっかけは何だったのでしょうか。

打田 私はバーベキューが好きなのですが、この商品はそんな私の個人的な「あったらいいな」から生まれた商品なんです。お肉の合間に、もっと気軽に野菜をかじれたら最高じゃないか、と。若い世代の漬物離れという課題に対して、新しい楽しみ方を提案したいという思いもありました。袋から出して、片手でそのままかぶりつく。そんな新しいスタイルを提案しています。パッケージも、あえて店の棚で「違和感」が生まれるような、今まで使ったことのないポップなオレンジ色を選びました。

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きゅうりの浅漬けを現代風に販売。

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いつでもどこでも、そのまま「パリッ、ポリッ」。

新しい挑戦ですが、味へのこだわりは?

打田 見た目はポップですが、中身は長年皆様に愛されてきた浅漬け、そのものです。この商品のために味を変えたりはしていません。私たちがこれまで培ってきた伝統の味を活かして、こうした新しい挑戦をしています。

どんなシーンで楽しんでほしいですか?

打田 お皿も、お箸もいりません。袋から出して、そのまま「パリッ、ポリッ」と楽しんでください。キャンプやバーベキューでは、主役のお肉の最高の相棒になりますし、夏の暑い日やスポーツの後には、子どもたちの塩分・水分補給のおやつとしてもぴったりです。実際に、サッカーの試合を終えた小学生たちがおいしそうにかじってくれているのを見たときは、嬉しかったですね。

―最後に、今後の展望をお聞かせください。

打田 私の目標は、”日本一”ではなく”世界一の漬物好き”になることです。日本の素晴らしいお漬物を、国境を越えて世界中の人に食べてほしい。そして、世界中にあるまだ見ぬ野菜で、新しい漬物を作ってみたい。そんな壮大な夢を持っています。家庭で漬物を作る文化が失われつつある今、その楽しさやおいしさを次の世代に伝えていくことが私たちの使命です。その思いを胸に、これからも挑戦を続けていきます。

―伝統を守りながら、新しい楽しさを提案する御社の未来が楽しみです。本日は貴重なお話をありがとうございました。

「季節の詰め合せ(6品)」
※詰め合わせの中身は、季節により最も旬のものに変更されます。
価格:¥3,854(税込)
店名:打田漬物
電話:075-371-3195(9:00~18:00 ※日曜除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/shopping/season_1194.html
オンラインショップ:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/

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「PARI&PORI」
価格:¥400(税込)
店名:打田漬物
電話:075-371-3195(9:00~18:00 ※日曜除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/shopping/paripori.html
オンラインショップ:https://www.kyoto-uchida.ne.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

打田学市(打田漬物商工業株式会社 代表取締役社長)
1968年生まれ。1990年入社。2006年に同社代表取締役社長に就任。「漬物は生きています。」をモットーにお漬物のある幸せを畑から食卓に届けます。世界一の漬物好きとして食育を通じて子どもから大人までぬか床作りなどの漬物教室を行っています。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/打田漬物>

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