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本物のジーンズのディテールが楽しめる「ジーンズペンケース」と「デニムエプロンⅡ」

2026/08/26

今回、編集長のアッキーが注目したのは、職人技による本格加工を施した「ジーンズペンケース」と、使い勝手の良さを兼ね備えた「デニムエプロンⅡ」です。

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本物のジーンズと同じパーツや製法で、一つひとつユーズド加工(色落ちや擦れなどを表現する技術)を施しています。使うほどに風合いが増し、自分だけの色合いに育てられる点が大きな魅力です。

その背景には、長年のジーンズ加工で培われた高度な技術と、地域社会に寄り添う真摯なものづくりの姿勢がありました。取材スタッフが、岡山県に本社を構える株式会社山陽ハイクリーナー 代表取締役の赤木哲朗氏にお話を伺いました。

まずは、創業の歴史やジーンズ加工を始められた経緯について教えてください。

赤木 弊社は1968年にクリーニング業として創業しました。大きな転機が訪れたのは1980年代のジーンズブームです。当時、岡山ではジーンズを作る過程で必要な洗い加工の需要が急増していたものの、受け入れ先が不足していました。そこで、大型の洗浄設備を持っていた弊社に依頼が舞い込んだという背景があります。この出来事を機に、ジーンズ専門の加工洗い業へと舵を切りました。

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200本分のジーンズが1度に加工できる大型のストーンウォッシュ加工機。

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履き込んだユーズドの雰囲気を出すために、最後は職人が手作業で仕上げる。

ご自身は、どのような経験を重ねてこられたのでしょうか。

赤木 私が入社した1990年代初頭は、単にジーンズを洗うだけではなく、複雑な染色やヒゲ加工といった高度なユーズド感が求められるようになっていました。当時はまだ確立されていなかった染料の調合や加工技術を一から研究し、同じ品質を保ちながら数多くの製品を作っていくことには大変な苦労が伴いました。それでも、お客さまからの難しいご依頼に対して「できない」とは言わず、できるまで研究開発に挑戦し続ける姿勢を何より大切にしてきたのです。職人として難題に一つひとつ向き合ってきた経験が、現在の自社ブランドにおける妥協のないものづくりへと繋がっていると感じています。

―自社ブランドの立ち上げと、「ジーンズペンケース」開発のきっかけをお聞かせください。

赤木 ジーンズ加工のプロとして、下請けだけでなく自分の手で直接届けるものづくりがしたいという思いから自社ブランドを立ち上げました。当時はまだデニム雑貨というカテゴリー自体が存在しませんでした。ジーンズを毎日履くという方は多くないと思いますが、身近な雑貨であれば毎日手にしてデニムの良さを感じていただけます。そこで、本物のジーンズをそのまま手のひらサイズに小さくしたら、子どもから大人まで楽しく使えるのではないかと考えたのです。丈夫で汚れも気にせず使えるため、日常に寄り添う親しみやすいアイテムとして開発をスタートしました。

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「普段の生活からデニムの良さを感じてほしい」という思いから
誕生したペンケース。5種類を展開。

商品のこだわりについて教えてください。

赤木 ベルトループ、実際に使えるポケット、前立て、金属ファスナーやボタンに至るまで、本物のジーンズとまったく同じパーツを採用して作っています。さらに、プロの職人が一つひとつ手作業でリアルなヒゲ加工やユーズド加工を施しているのも大きな特徴です。小さなアイテムの中にも、長年のジーンズ加工で培ったプロの技術がぎゅっと凝縮されています。

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本物のジーンズと同じ金属ファスナーやボタン、
補強用の芯地を採用し、職人が手仕事で加工を施している。

お客さまからの反響はいかがですか。

赤木 デニム生地は非常に丈夫ですので、洗濯機でガンガン洗っていただけます。使い込むほどに色落ちやアタリ(生地の接触で生まれる白っぽい跡)が生まれ、自分だけの風合いに育っていく経年変化を楽しめるのが醍醐味です。お客さまからは「本物の古着のリメイクかと見間違えるほど本格的」といった声をよくいただきます。おかげさまで多くの方に選んでいただき、公式オンラインショップの月間ランキングでも上位に入るなど、高い支持をいただいています。

―続いて、「デニムエプロンⅡ」の誕生秘話についてお聞かせください。

赤木 デニムの素晴らしさを日々の生活の中で気軽に感じていただくため、暮らしに欠かせない日常着であるエプロンに着目しました。家事や作業の時間が少しでも楽しくなるよう、単なる作業着の枠を超えて、身につけるだけで気分が上がるデザインを追求したのです。毎日のように身につけるものだからこそ、使いやすさと見た目の美しさの両立を徹底して目指し、長年培ってきたデニム生地の特性や加工技術の知識を最大限に活かしています。

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培ってきたデニム生地や加工技術のノウハウを活かし、
使いやすさと見た目の美しさを両立させた。

デザインや着心地における具体的なこだわりを教えてください。

赤木 長く愛用していただくために細部まで徹底的にこだわっています。まず、無骨になりがちなデニム生地ですが、ポケットの角を丸くラウンドさせることで、誰でも着こなしやすいデザインにしています。実用面でも、スマートフォンがすっぽり入る専用ポケットを備えています。デザインのアクセントとして、緑色のクロスバータック(補強ステッチ)や高級感を添えるメタルプレート、ドーナツボタンといった上質なデザインをあしらいました。

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丸い形のポケットやドーナツボタンなど、細部の意匠にもこだわっている。

赤木 カラーや加工についても、本格的なリアルユーズドからダメージ加工まで豊富なバリエーションを展開しており、お好みに合わせて選んでいただける楽しさをご用意しています。さらに、着ているときに肩や首が疲れないよう、軽くて柔らかいライトオンス生地を選び、重さやバランスを緻密に計算しました。あらかじめデニム特有の硬さを和らげる洗い加工を施しているため、おろした日から体にすっと馴染みやすいことも大きな魅力です。

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カラーはユーズド濃色(上)とユーズド淡色(下)の2色を展開。

どのようなシーンで使うのがおすすめでしょうか。

赤木 毎日のお料理や休日のお庭のお手入れなど、日常のちょっとした作業が楽しみになる特別な一着として使っていただきたいです。水仕事や作業で汚れても気兼ねなく洗濯でき、繰り返すたびに少しずつ風合いが増して自分だけのものになっていく過程を楽しめます。ご夫婦やご家族でシェアして使っていただいても年齢や性別を選ばないシンプルなデザインに仕上げました。

―お客さまからはどのような声が届いていますか。

赤木 「デザインが可愛くて、長時間着ていても疲れない」といった嬉しい声をいただいています。軽さと丈夫さを兼ね備えているため、日々の家事や作業に欠かせない相棒として親しまれているのです。おかげさまで、ブランドを代表するロングセラー定番商品として、多くのファンに長く愛され続けています。

―最後に、今後の展望をお聞かせください。

赤木 近年では、水や薬剤の使用量を大幅に抑えるオゾン脱色技術やレーザー加工機を導入し、環境負荷を最小限に抑えるサステナブルなものづくりに挑戦しています。また、地元の子どもたちや学生に向けて工場見学や職場体験を積極的に受け入れ、ものづくりの楽しさを伝える活動も大切にしています。過去には地域を活気あるものにしようと、盆踊りの歌や振り付けから手掛けたこともありました。これからも地元社会とともに歩みながら、既存の枠組みにとらわれず「ゼロから一を生み出す」という精神で、新しい価値を社会に提供し続けていきます。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

ジーンズペンケース(デニムペンケース)

「ジーンズペンケース(デニムペンケース)」
価格:¥2,750~¥3,630(税込)
店名:OKAYAMA DENIM LABO araiyan
電話:0865-44-0025(9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.araiyan.jp/item/AS12001/
オンラインショップ:https://www.araiyan.jp/

デニムエプロンⅡ

「デニムエプロンⅡ」
価格:¥7,590(税込)
店名:OKAYAMA DENIM LABO araiyan
電話:0865-44-0025(9:00~17:00 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.araiyan.jp/item/LL12004/
オンラインショップ:https://www.araiyan.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

赤木哲朗(株式会社山陽ハイクリーナー 代表取締役)
1972年生まれ。高校卒業後の1991年、山陽ハイクリーナーに入社。営業部門を皮切りに、加工現場、品質管理、企画などすべての部署を経験し、現場と顧客の双方を深く理解する実務家としてキャリアを積む。2009年、代表取締役に就任。同社はもともとクリーニング業を営んでいたが、国内でジーンズ加工需要が高まる潮流をいち早く捉え、クリーニングで培った洗い・仕上げ技術を活かしてジーンズ加工・洗い加工業へ新規参入。ジーンズ市場の活況を背景に事業規模を拡大し、岡山県を代表する加工工場の一つへと成長させた。
近年は、長年蓄積してきた加工技術をさらに発展させ、デニム雑貨の製造・販売、高度なリメイク技術による商品再生販売(アップサイクル)、小売事業の展開、飲食事業など地域に根ざした多角化といった新規事業にも積極的に取り組む。「技術を活かし、地域に新しい価値を生み出す企業」を掲げ、製造業の枠を超えた事業展開を進めている。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/久保田栞奈 画像協力/山陽ハイクリーナー>

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