煎餅屋仙七の『半熟カレーせん』と高田晴之さんの漆器

煎餅屋仙七の『半熟カレーせん』と高田晴之さんの漆器

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こんにちは、飛田和緒です。今回ご紹介するのは、茨城県で販売を展開し、ぬれやき煎で有名な煎餅屋仙七さんの『半熟カレーせん』です。私はぬれ煎餅好き、家族はカレー煎餅好きなので、“しっとりしているカレー煎餅”が気になって取り寄せました。

ぬれやき煎で有名な煎餅屋仙七さんの『半熟カレーせん』

仙七さんのルーツは、昭和2年に埼玉県比企郡で煎餅の製造業を始めたのが最初。3兄弟で切り盛りしていましたが、戦争で一時中断し、戦後になって兄弟はそれぞれ煎餅工場を立ち上げたそうです。そのうちの一人が煎餅製造機の開発を得意とした初代・町田仙七で、独自の技術でさまざまな米菓を生み出しました。その後、製造業を続けていましたが、3代目になって、初代の名をとり茨城県にて販売店の「煎餅屋仙七」を創業。煎餅づくりにかけては、約90年の歴史を誇ります。

お米は100%国産で、素材も製法にもこだわり、視覚・触覚・嗅覚・聴覚・味覚の五感を満たす贅沢な煎餅づくりを目指している仙七さん。グルメな方々に知られた存在でテレビや雑誌でも何度も紹介されています。

もちもち&ザクッとした食感で人気の「ぬれやき煎」が看板商品ですが、今回ご紹介する『半熟カレーせん』も、負けず劣らず話題の煎餅です。私はパッケージにも惹かれました。黄色い袋に1色で描かれたデザインが目を引きますね。そして袋を開けると、一気に広がるカレーの香り。これは、煎餅というよりカレーそのものの香りです。よくあるカレー煎餅とは香りの立ち方が全く違い、食欲をそそります。味は、甘ったるさがなく、スパイシーだけど辛さはマイルド、本格的なカレー味です。

最大の魅力は食感でしょう。こちらは揚げ煎餅なのですが、ぬれ煎餅と同様のしっとりとした半生感をしっかり持ちつつ、揚げているせいかサクサクもしているのです。パッケージに“湿気っているのではない”と書かれていますが、まさにその通り! ひと口食べればわかります。
1枚の大きさは直径約5cmと、大き過ぎないサイズもいいですね。サクサク軽いし、柔らかいし、食べやすいので、なかなか手が止まりません(笑)。

最大の魅力は食感でしょう。ぬれ煎餅と同様のしっとりとした半生感をしっかり持ちつつ、揚げているせいかサクサクもしているのです

今回の器は、高田晴之さんの漆器のどんぶりです。高田さんの作品は、スッキリとしたフォルムはモダンさがあり、素材の持ち味を生かした質感が特徴。武蔵野美術大学を卒業した後、石川県の輪島で漆器を学んだという経歴で、高い技術とデザイン性を兼ね備えた人気の作家さんです。
購入したのは、10年ほど前。小さい椀を最初に買ってとても気に入ったので、大きいサイズを見つけたときに迷わず買いました。当時まだ幼かった娘が“持っても熱くない”どんぶり、として2つ揃えました。熱い湯を入れても熱くなく持ちやすい、それは漆器の優秀さですね。
直径約18.5cm、高さは7.5cmの大きさなので普通にどんぶりとして、お蕎麦や具だくさんの麺料理に使っています。それと、今回のようにお菓子をガサッと入れるのにも調度よいです。

<気になる和菓子>

半熟カレーせん

価格:
216円/80g(税込、送料別)
賞味期限:

製造より90日

店名:
煎餅屋仙七
住所:
茨城県桜川市真壁町白井833-1
電話:
0120-828-007
FAX:
0296-55-1911
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
土曜、日曜、祝日

紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報になります。

<撮影/山川修一(扶桑社)、取材・文/田中ゆう子(扶桑社)>

飛田 和緒

飛田 和緒

料理家

家庭料理や保存食などを中心に、日々の食卓で楽しめる料理をつくり続けている。テレビ、雑誌での活躍するほか、年間数冊の書籍を上梓。第1回料理本大賞受賞の『常備菜』(主婦と生活社刊)のほか、ロングセラーの『[新版』私の保存食手帖』(扶桑社刊)など、著書はおよそ100冊に上る、ほか共著も多数。

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