
色褪せた家具を美しくよみがえらせる「木製家具にも使える水性ウレタンニス」と、スポンジで手軽に塗れるペースト状ニス「Easy Varnish」
2026/07/15
少し色褪せてきた長年の愛用家具を、自分の手でよみがえらせてみませんか。今回、編集長のアッキーが注目したのは、快適にプロ級の仕上がりを叶える「木製家具にも使える水性ウレタンニス」と、刷毛いらずでカンタンなペースト状ニス「Easy Varnish(イージー・ヴァーニッシュ)」です。ホームセンターで圧倒的なシェアを誇る専門メーカーが、ものづくりを愛する人のためにこだわり抜いた2つの名品。
その背景には、品質を実直に守りながらも時代の変化へ柔軟に挑戦し続ける物語がありました。埼玉県に本社を構える、和信ペイント株式会社 代表取締役社長の瀬川義浩氏に取材スタッフがお話を伺いました。

和信ペイント株式会社 代表取締役社長の瀬川義浩氏
―御社の歩みについて教えてください。
瀬川 100年以上の歴史を持つニスステインの専門メーカー、和信化学工業の家庭塗料事業部として誕生したのが当社の始まりです。そこから1986年に分社化し、和信ペイント株式会社が設立されました。ありがたいことに、現在では学校の教材部門で90%以上、全国のホームセンターの売り場でも約80%という大きな国内シェアをいただいています。私たちが長年大切にしているのは、リアルの売り場での陳列方法やプロモーションです。実際に足を運んでくださるお客さまに向けて、店頭での見せ方や商品の使い方を丁寧にお伝えする取り組みに力を注いできました。

安全性の高い塗料やニスを製造販売。高い国内シェアを誇り、全国のホームセンターでも購入できる。
―社長ご自身が塗料業界へ入られた経緯をお聞かせください。
瀬川 大学卒業後は、酒類メーカーに20年ほど勤務していました。その後、縁あって親会社である和信化学工業へ入社し、40代で全くの異業種である塗料業界へ転身することになったのです。業界の基礎や下積み時代を知らない新参者ゆえに、苦労の連続でした。それでも地道に勉強を重ねて少しずつ知識を身につけ、2009年に和信ペイントに移籍し、2017年に代表へ就任しました。今は、新しい時代に対応するため、自社で試行錯誤しながらノウハウを構築することを大切にしています。たとえば、知識ゼロの状態からスタッフが手探りで動画投稿などを始めたInstagramのアカウントは、今では4万人もの方にフォローしていただくまで成長を遂げ、大きな強みとなっています。
―看板商品である「木製家具にも使える水性ウレタンニス」の開発の背景について教えてください。
瀬川 「木製家具にも使える水性ウレタンニス」は、水性で扱いやすく、乾くと硬い塗膜ができる実用的な木部用塗料です。私が入社する前から長く愛され続けている、会社を代表するロングセラー商品でもあります。
家の中で使うものだからこそ、有機溶剤を使わず、子どもや家族のために安心で安全な塗料を作ることを大命題として開発されました。近年の原材料高騰などで値上げの危機に直面しても、絶対に品質を落とさないことを最優先に、樹脂の選定を見直すなど技術者たちが試行錯誤を重ねて守り抜いてきた背景があります。
また、テカテカした艶のある仕上がりが主流だった時代から、インテリアの流行に合わせて10年ほど前にいち早くつや消しシリーズを拡充しました。どんな時代でも、お客さまの暮らしを守るために変わらない安心と品質を追求し続けています。


「子どもや家族のために安心で安全な塗料を」という思いから開発された、有機溶剤不使用のニス。
―品質や性能面のこだわりについて教えてください。
瀬川 室内で使っても塗料特有のツンとした嫌なにおいがほとんどないため、リビングでも気軽に塗ることができます。シックハウス症候群の原因物質への対策として、最高基準の安心を証明する「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」をクリアした水性塗料です。乾くと非常に硬く頑丈な塗膜を形成し、お茶をこぼしてもサッと拭き取れる強さを持っています。日常的に使う木製家具や、家族が毎日触れる床、手すり、窓枠などを長くきれいに保つための専門技術が詰まっています。

用途に合わせて選べる豊富なカラー展開。
―おすすめの使い方やきれいに仕上げるコツを教えてください。
瀬川 長年愛用し少し色褪せてしまった家具などのお手入れにおすすめです。ぜひご自身の手でお手入れしてみてください。失敗を防いできれいに仕上げる最大のコツは、欲張らずに薄塗りをスッスッと重ねていくことです。刷毛に塗料をつけすぎず、カップの縁でしっかり落としてから塗ると、色ムラにならず美しく仕上がります。また、使い終わった刷毛は水や家庭用の中性洗剤で簡単に洗い落とせるので、後片付けの手間もかかりません。



色褪せてしまった木製家具などの定期的なお手入れに最適。
―お客さまからはどのような反響がありますか。
瀬川 この商品のカテゴリーのなかでも最も選ばれている商品のひとつという実績があり、多くの方に手に取っていただいています。長年にわたり、目の肥えたファンのお客さまやリピーターの方々から、世代を超えてご愛顧をいただいていることは、私たちにとっても大きな誇りですね。
―新商品のペースト状ニス「Easy Varnish(イージー・ヴァーニッシュ)」はどのような思いから生まれたのでしょうか。
瀬川 道具の準備や後片付けの面倒をなくし、もっと手軽にタイパよく塗装を楽しんでほしいという思いから、約2年前に誕生した新商品です。前身として、若い女性向けに開発したカラフルな固形塗料のソリッドカラーという商品があり、その扱いやすさを引き継いでいます。より日常のライフスタイルに馴染みやすい木の色へ刷新し、お家全体でたっぷり使えるように容量を増やして改良を加えました。固形でありながら誰が塗ってもムラなくスムーズに伸びる作業性を実現するため、何度も試行錯誤を繰り返しました。塗装へのハードルを徹底的に下げたことで、思い立ったその時に、道具を揃える手間なくサッと使える身近さが多くの人に喜ばれています。

塗装の手軽さと、ライフスタイルに馴染みやすいカラーを実現したペースト状のニス。
―こちらの商品の魅力的な特徴や使い方を教えてください。
瀬川 最大の特徴は、刷毛を一切使わず、身近にあるスポンジや布、さらには市販のウェットティッシュに取って木肌にすり込むだけで完成する手軽さです。あらかじめ布を水で少し濡らしておくと、塗料が吸い込まれすぎずきれいに無駄なく伸ばせるというプロの知恵もあります。絵の具感覚で色を自由に混ぜ合わせたり、別の色を塗り重ねたりすることで、テクニックいらずでおしゃれなアンティーク調の風合いを楽しめます。水性なので手についても水や石けんで簡単に洗い落とせますし、ワックス以上の高い耐久性で木の質感を美しく引き立てます。水回りなど、より強い耐水性や防汚性が必要な場合は、水性ウレタンニスを上塗りしていただくのがおすすめです。

カラーは8種類。クリヤー、ナチュラル、ホワイトウッド、アッシュグレー、チーク、オーク、ウォルナット、エボニー。
刷毛がなくてもさっとすり込むだけで、手軽にアンティーク調の風合いを楽しめる。
―こちらの商品に対する反響はいかがでしょうか。
瀬川 もともとは家庭で楽しむ初心者の方に向けて開発したのですが、その圧倒的な簡単さと仕上がりの美しさから、実際の塗装現場の職人さんにも指名買いしていただいています。また、ありがたいことに、全国に展開する大手のホームセンターの棚にも続々と導入されており、手軽さを求める多くの方から高い関心を集めています。
―最後に、今後の目標や目指す未来についてお聞かせください。
瀬川 国内の人口減少や需要の低迷を見据え、自社が持つ高い技術力や販売網のアドバンテージを活かして、海外展開への再挑戦やニス以外の全く新しい事業の開拓を進めていく必要があります。ただ、そうした挑戦の根底にある第一命題は、10年、20年先も社員たちが楽しく前向きに、未来への希望を持って働ける会社を守り続けること。これからも品質第一の基本を守りながら、時代の変化に柔軟に対応し、皆さまの暮らしに寄り添う誠実なものづくりを続けていきます。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「木製家具にも使える水性ウレタンニス」
価格:¥1,390(税込)
店名:和信ペイント公式オンラインショップ
電話:0480-48-2725(8:30~12:00、12:50~16:30 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.washin-paint.co.jp/jan/4965405115109/ec
オンラインショップ:https://www.washin-paint.co.jp/netshop

「Easy Varnish」
価格:¥2,350(税込)
店名:和信ペイント公式オンラインショップ
電話:0480-48-2725(8:30~12:00、12:50~16:30 ※土日祝日を除く)
商品URL:https://www.washin-paint.co.jp/jan/4965405163612/ec
オンラインショップ:https://www.washin-paint.co.jp/netshop
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
瀬川義浩(和信ペイント株式会社 代表取締役社長)
1960年生まれ、東京都出身。大学卒業後、酒類メーカーに20年間勤務。その後、2004年に和信化学工業に入社し、塗料業界へ転身。2009年に和信ペイントへ移籍し、2017年に代表取締役社長に就任。異業種での経験を活かし、品質第一を掲げながら時代に合わせた商品開発や社内ノウハウの構築に尽力している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/和信ペイント>




























