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ひとりで「もつ鍋」が堪能できる 替え玉入りラーメンが人気!

2023/08/02

博多駅から北九州方面へ向かう普通列車で約25分。福岡県古賀市は、福岡市・北九州市、両市のベッドタウンとして栄えると同時に、食品をはじめとする工場が多く存在するまちです。「株式会社日祥」もそのひとつ。九州生まれの食材を積極的にとり入れながら、美容と健康に役立つオリジナル食品を次々と生み出し、通信販売事業「九州のごちそう便」も好調です。オリジナリティにも溢れる同社の商品づくりについて、代表取締役兼会長の山口悦郎氏にお話を伺いました。

株式会社日祥 代表取締役兼会長の山口悦郎氏
株式会社日祥 代表取締役兼会長の山口悦郎氏

―御社の沿革について教えてください。

山口 弊社は1965年に創業し、今年で58年目です。今は亡き初代社長が30歳前後で脱サラして、肉の販売や卸、豚から取れるゼラチン加工を始めました。ゼラチン加工に関しては、年に200トンを製造し、ハムやウインナー、餃子の製造会社などへ納品していた時期もありました。そして1990年代に入ると、福岡ではもつ鍋ブームが起きて、各社がスープを生産し、弊社もその波に乗ります。スープの下請けなども始めました。しかし2000年代に入ると委託加工は低迷し始めます。その頃私は、会社員を経て起業家として活動していたのですが、声がかかり、2003年より弊社の代表を務めさせていただくことになりました。

―山口社長はそれまでも食品業界に?

山口 はい。なので「なんとかできるかもしれない」という自信もあったのではないかと思います(笑)。着任してからは下請けやゼラチンの加工を段階的に止め、私自身の悲願でもあった、食品の通信販売事業をスタートさせました。以前から、消費者の方々に直接アクセスできるビジネスに挑戦してみたいと考えていたのです。

―大幅な社内改革は大変だったのでは?

山口 そうですね。ゼラチン加工の時代は、材料がシンプルなため伝票が10枚あれば済んでいたところ、自社製品の製造始めるとなると、さまざまな材料が必要となり、伝票も100枚、1,000枚に増えましたし、在庫管理も大変でした。ただ、当時は社員も20名ほどでしたので、彼らとマンツーマンで話しながら、徐々に新しいものを作っていくことができました。そして幸いだったのは、社員が皆、素直だったこと。彼ら自身がどんどん仕組みを作っていってくれたので、とてもありがたかったですね。

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博多の郷土料理・もつ鍋に注目し、もつ入りスープを開発。
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こだわりたっぷりのもつ鍋スープが評判に。

―改革後、最初に生まれた商品は何だったのですか?

山口 もつ鍋スープです。もつ鍋スープに関しては当時、いろんな方が「うちこそ一番」とおっしゃっていて、私もその1人だったのですが(笑)、他者と差別化するために、もつを入れた状態で加工し、鍋に入れるとすぐに美味しいもつ鍋スープが出来上がるという商品を作りました。それを自社ブランドで売り出したのが、最初のアクションだったと思います。

ありがたいことに多くの方に購入していただけたのですが、鍋物ですので、動くのは主に9月から3月。そこで、夏場にも受け入れていただけるようにと、カレーやどて煮、ラーメンを作るようになりました。

―それが、今回ご紹介いただいた「古賀ラーメン」ですね?

山口 そうです。それまで販売していた3、4人前のもつ鍋スープを1人前にして、福岡県産の「ラー麦」という小麦から製造した麺、糸島産のきくらげをセットにしました。

1人前にするにはコストがかかります。3、4人前のスープにもすでにギフト需要があったので悩みましたが、業績をさらに伸ばすためにはより便利なものを作るべきだと考えました。

販売してみると、非常に好評です。「1人前が個食にピッタリ」「人数分で作れてありがたい」といったお声をいただいています。

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コクのあるスープが絶品。
にらやキャベツなどを加えれば、まさに「もつ鍋」!

―片手鍋ひとつで手軽にもつ鍋気分が楽しめました!

山口 ありがとうございます。開発した後も、原料や下処理の仕方を変えるなど、ブラッシュアップを続けています。例えばもつは、最初の頃、ブラジル産のボイルされたものを使っていましたが、ボイルされる段階で旨みが逃げてしまうのではと感じていました。そこで現在はメキシコ産のもつを生の状態で仕入れ、基本的な工程は自社で行なっています。なので、最初の頃よりもずっと美味しくなっていると思いますよ。

―「古賀ラーメン」というお名前はどこから?

山口 弊社の所在地が福岡県古賀市というところにあり、その「古賀」です。私はずっと、事業をするなら、地元に貢献できることをしたいと考えていました。もつ鍋ラーメンですので、例えば「福岡」とか「博多」とか、もっとメジャーな名前を入れることも考えたのですが、やはりまずは「古賀」で、地元の方々に支持していただける商品にしていきたいと思いました。ちなみに、とても小さなことですが、「古賀ラーメン」を1箱買っていただくと、古賀市社会福祉協議会に10円が寄付される仕組みになっています。

―思いがとても伝わります。「ラー麦」も古賀産なのですか?

山口 「ラー麦」は福岡県産で、古賀だけのものではないのですが、伸びにくく、コシもあり、非常に美味しい麺です。こちらも使うことで福岡県に貢献を…と言いたいところですが、それはうちのような小さな会社ではまだまだ(笑)。

―鍋でスープを温め、「ラー麦」を投入すると、すぐにラーメンが完成する、という手軽さも良かったです。極細の面にスープの味がよく絡み、美味しくいただきました。麺が2束入っているのはなぜですか?

山口 「替え玉(おかわり)」用です。「替え玉文化」もすでに全国的になってきたかなと思いますが、ラーメンセットに「替え玉付き」は意外にないだろうと思って作りました。弊社は「ニッチな商品を作る」というところにもこだわっているので。

―他におすすめの楽しみ方はありますか?

山口 スープを温めてキャベツやニラなどの野菜を投入し、まずはもつ鍋として楽しんでいただき、最後に麺を入れて締めるのはいかがでしょうか? 麺の代わりにご飯を入れて、モツ雑炊にするのもおすすめですよ。またスープを温める際、最初に付属のニンニクと唐辛子を入れて旨みと風味をスープに移し、辛いのが苦手な方は、そこから唐辛子だけを取り除いていただくと良いと思います。

―このラーメンはギフトにも良さそうですね。

山口 ありがとうございます。通信販売のほか、古賀市内の道の駅でも販売しており、そのレストランでは現在、看板メニューにもしていただいています。お客さまが県外からいらっしゃると、必ずお連れしているのですよ。今後は、このもつ鍋スープをベースに、トマト味やキムチ味も出したいと考えています。

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「古賀ラーメン」は、高級感たっぷりの箱に入ってお手元へ。

―そしてもう1つご紹介いただいたのが、「九州産100%使用!十五穀米のおかゆ」です。

山口 こちらの商品は私が東京に出張した際、1日時間が空き、ちょうど食品の展示会を開催していた東京ビッグサイトを訪ねたところ、佐賀の方が雑穀を販売していたんです。そこで名刺交換させていただいたら、すぐに来社してくださって話が弾み、生まれた商品です。

―パックご飯ではなく、パックおかゆにしたのはなぜですか?

山口 うちはレトルトの会社ですので、液状のものが得意。それでおかゆにしました。レトルトには他に、硬いものを柔らかくする、日持ちを長くできるという長所もあります。ちなみに、佐賀のお取引先との打ち合わせで、何種類の雑穀が揃えられますか?と尋ねたところ15種類、ということでしたので、このお粥には全種類入れました(笑)。

―ほんのり塩味がついていて、これだけでも美味しく頂けました。

山口 塩味は若干感じられる程度につけておりますので、あとはふりかけをかけたり、それぞれで好みのアレンジをしていただけたらと思います。

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発芽玄米、青肌玄米、うるち玄米、はと麦、赤米、青大豆、黒米、
丸麦、もち玄米、もちあわ、米粒麦、緑米、もちきび、押麦、大豆の十五穀米入り!

―常温や、冷やして食べても良い、というところにも驚きました。

山口 夏場には冷やして食べると美味しいですよ。非常食としても常備していただけます。このプレーンなタイプの他、トッピングでさつまいもや小豆が入ったものもあるので、ぜひ弊社HPを見ていただけると嬉しいですね。

―現在は、ホームページだけで販売しているのですか?

山口 弊社商品の売り方には3つありまして、1つが卸売。そしてインターネット販売、さらに15年ぐらい前からコツコツ始めてきた、全国の牛乳販売店様と提携する方法で販売しています。

現在は300箇所ほどの販売店様とお取引をさせていただいていて、自社商品を紹介するパンフレットを、牛乳と一緒に配っていただいています。牛乳を配達してもらっている方は、健康に気をつけている方や、お年を召した方が多いので、弊社の商品にもご興味を持っていただく確率が高いと考えたのです。

―そんな販売ルートがあるのですね! それでは、今後の展望についても教えてください。

山口 レトルト・九州・健康。この3つを柱にした商品作りを今後も追求していきたいですね。私は職業柄でもありますが、サービスエリアの売店や道の駅、スーパーに行って、「これは誰がどうやって作ったのだろう?」と考えるのが趣味なんです。これからも常にアンテナを張り、いろんなアイデアを生み、形にできたら嬉しいです。

―「僕は、人と違うことをするのが好きなんですよ」と、笑いながらおっしゃった山口会長。お話をありがとうございました!

古賀ラーメン

「古賀ラーメン」(3箱ギフト用)
価格:¥3,580(税込)
店名:九州のごちそう便
電話:0120-930-043(受付時間9:00~18:00)
定休日:土曜、日曜、祝日、インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.shop-nissho.com/item/koga-r-3-gift/
オンラインショップ:https://www.shop-nissho.com

十五穀米のおかゆ

「九州産100%使用!十五穀米のおかゆ」(200g×10パック)
価格:¥2,480(税込)
店名:九州のごちそう便
電話:0120-930-043(受付時間9:00~18:00)
定休日:土曜、日曜、祝日、インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.shop-nissho.com/item/n-o-10/
オンラインショップ:https://www.shop-nissho.com

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
山口悦郎(株式会社日祥 代表取締役兼会長)

1955年生まれの67歳。30年のサラリーマン生活と起業家生活を経て、15年前に株式会社日祥 代表取締役として着任。旧態依然の事業形態から今の事業形態への転換を図る。「長い人生の中でも貴重でとても楽しい時期でした。信用してついてきてくれた従業員に感謝です」。
また、美容と健康をキャッチフレーズとした自社ブランド「九州のごちそう便」は、美容食、ダイエット食、保存食、介護食、非常食としてのレトルト食品の価値を高め、主に高齢者の食生活に貢献している。

<文・撮影/鹿田吏子 MC/鯨井綾乃 画像協力/日祥>

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