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夏の西日と網戸の虫対策。プロの技術から生まれた「クールホワイト」「虫の嫌がる網」で暮らしのストレスを解消!

2025/10/27

日々の暮らしの中に潜む、ちょっとした「困った」。見て見ぬふりをしているけれど、解決できるなら解決したい…そんな悩みに応えてくれる商品があります。農業や建築など、プロの現場で使われてきた本格的な技術が、家庭で使える身近なアイテムになりました。今回、編集長のアッキーが注目したのは、イノベックスの「クールホワイト」と「虫の嫌がる網」です。日々の暮らしを快適に変える秘密について、取材陣が株式会社イノベックス 代表取締役 兼 執行役員社長の石原智憲氏に伺いました。

株式会社イノベックス 代表取締役 兼 執行役員社長の石原智憲氏

株式会社イノベックス 代表取締役 兼 執行役員社長の石原智憲氏

―まず、御社がどのような会社なのか、その成り立ちからお聞かせください。

石原 弊社は、もともと2つの専門メーカーが一つになって生まれた会社です。一つは、プラスチックシートを作る「日本ウェーブロック」。もう一つは、日本で初めて樹脂製の網戸を開発した「ダイオ化成」です。それぞれが60年以上の歴史を持つ、いわば「シートのプロ」と「ネットのプロ」。2社が融合し、互いの実績と技術を持ち寄ることで、ユニークで高品質な製品を生み出すための土台が築かれました。

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―石原社長ご自身は、ものづくりとは異なる分野からいらっしゃったと伺いました。

石原 はい、私はリクルートで20年間、人事や経理など組織を支える仕事をしていました。ですから、ものづくりメーカーは私にとって異なる分野への挑戦でした。2021年にグループのホールディングス社長に就任したのですが、4年やってみて痛感したのは、「事業のことが分かっていない人間がトップをやるのは良くない」ということでした。
事業をきちんと理解して経営判断をすべきだと強く思い、2025年に、事業会社であるイノベックスの社長を兼務することを決めました。異なる分野出身だからこその客観的な視点を持ち、お客様に真摯に向き合う。その姿勢が、弊社の信頼できるものづくりに繋がると信じています。

―今回ご紹介いただく一つ目の商品が、遮熱遮光ネット「クールホワイト」ですね。

石原 はい。この商品はもともと、プロの農家さんたちのために開発された業務用製品です。真夏の過酷な環境で働く方々や、大切なトマトなどの作物を強い日差しから守りたい。でも、ただ日差しを遮るだけでは、作物が元気に育ちません。現場には「熱は遮りたい、でも作物の成長に必要な光は届けたい」という切実な願いがありました。プロの現場で認められた品質と優しさを、ご家庭でも使っていただけるようにしたのが、この「クールホワイト」です。

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明るさを保ちながら、日差しによる熱は遮る。
農家も愛用する商品。

―プロの厳しい要求に応えるために、どのような工夫がされているのでしょうか。

石原 一番のこだわりは、原料の糸から国内自社工場で一貫生産していること。完全なオリジナル製品です。この特殊な白い糸は、熱の原因となる赤外線を反射します。同時に、植物の光合成に必要な光はしっかりと通します。このように一見相反する機能を両立させています。ですから、日除けの下は涼しいのに、植物は元気に育つという、うれしい結果をもたらしてくれるのです。

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使用している糸も自社工場で製造。
熱さを防ぎ、植物に必要な光のみを届けられる、うれしい機能性。

―家庭では、どのような使い方ができますか?

石原 さまざまなシーンでご活用いただけます。たとえば、夏の西日が強すぎてリビングが暑くなってしまう窓際に。ベランダで育てているハーブや、最近人気の多肉植物が暑さで焦げたり傷んだりする、という時にもぴったりです。ほかにも、厳しい日差しによる水温上昇からメダカの水槽を守るために使ってくださる方もいらっしゃいますね。

―メダカの飼育をしている方にも人気というのは面白いですね。

石原 ええ、特にメダカは繊細な水温管理が求められるそうで、飼育愛好家の間で高い評価をいただいています。YouTuberの方が紹介してくださったこともあるようです。ただの日除けではなく「大切なものを守り、育てる」という目的を持つ方々から選ばれている。この事実は、我々にとって大きな誇りです。品質の高さの証明でもあると感じています。

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植物やペットも日差しの暑さから守る。

―そして二つ目の商品が「虫の嫌がる網」。こちらもユニークな商品ですね。

石原 「網戸をきちんと閉めているのに、どこからか小さな虫が入ってくる…」。誰もが一度は経験したことのある、あの地味なストレスを解決したい、という思いから開発が始まりました。開発者自身が「家に虫がいるのは絶対に嫌だ」という強い思いがありました。これも商品が生まれる大きなきっかけです。

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カラー展開は2色。
グレー(写真・左)と、すっきり見えるブラック(写真・右)。

―虫よけ効果はどのように実現しているのですか?

石原 最大の特徴は、薬剤を後から吹き付けるのではなく、製造段階で「糸の中」に練り込んでいることです。これは特殊技術で、雨風にさらされても効果が流れ落ちにくく、一度張り替えれば5〜7年間効果が持続します。もちろん、人やペットが触っても安全で、薬剤の匂いもありません。網戸本来の役割である風通しのよさはそのままに、虫だけを遠ざけてくれる理想的な性能を両立させました。

―網戸の張り替えというと、少し大変そうなイメージがあります。

石原 ご安心ください。この網の張り替えに、特別な工具や技術は必要ありません。従来の一般的な網戸を張り替えるのとまったく同じ要領で、ご自身で作業していただけます。慣れていない方でも30分ほどあれば、ご自宅の網戸を「虫よけ機能付き」にアップデートできますよ。

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作業に慣れていない人でも、30分あれば張り替えられる手軽さ。

―お客様からはどのような声が届いていますか?

石原 ECサイトのレビューには「虫を見かける頻度が劇的に減った」という喜びの声を多数いただいています。特に評価いただいているのが、虫を殺すのではなく「寄せ付けない」という点です。虫が網戸に止(とど)まることがないので、お掃除の手間が省けて助かる、という声も多いですね。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

石原 これまではホームセンターでの販売が我々の主な舞台でした。もちろん、それはこれからも大切な場所ですが、今後はWebマーケティングを強化し、もっとニッチなニーズを持つお客様にも商品をお届けしたいです。Webを通じてお客様の声を直接お聞きすることで、メーカーとしてのものづくりの姿勢も進化させていきたい。皆様の「こんなの欲しかった!」という声と我々の技術が結びつく。それが次のヒット商品を生むかもしれません。商品を届けるだけでなく、皆様の暮らしに寄り添い、一緒に未来を作っていけるような企業でありたいですね。

―本日は貴重なお話をありがとうございました!

クールホワイト(2m×2m 遮光率45%)

「クールホワイト」(2m×2m 遮光率45%)
価格:¥2,213(税込)
店名:ダイオeショップ
電話:–(オンラインショップをご確認ください)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/diokasei/413251/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/diokasei/

虫の嫌がる網(91cm×2m 20メッシュ)

「虫の嫌がる網」(91cm×2m 20メッシュ)
価格:¥1,133(税込)
店名:ダイオeショップ
電話:–(オンラインショップをご確認ください)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/diokasei/205092/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/diokasei/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

石原智憲(株式会社イノベックス 代表取締役 兼 執行役員社長)
1965年島根県生まれ。1989年京都大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。2010年ウェーブロックホールディングス株式会社取締役執行役員就任。2025年株式会社イノベックス代表取締役 兼 執行役員社長就任。樹脂加工の分野にこだわらず、新たな製品やサービスを提供していくことでお客様に『絶対に必要だ』と思っていただける企業を目指す。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中 香花 画像協力/イノベックス>

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