
舞妓さんの可愛い帯留めがヒント。5種の果実が詰まったフルーツ大福「祇園ぽっちり」
2026/06/23
ひと口頬張れば、色とりどりの果実が口いっぱいに広がり、まるで京都・祇園の華やかな空気感まで届けてくれるような贅沢さ。今回、編集長のアッキーが注目したのは、5種の果実が宝石のように詰まったフルーツ大福「祇園ぽっちり」。あまおうを使った苺餡とホイップクリームが織りなすリッチな味わいは、単なる和菓子の枠を超えた新しい「体験」です。取材スタッフが、京都府に本店を構える、株式会社仁々木(ににぎ)代表取締役の西田哲也氏にお話を伺いました。

株式会社仁々木 代表取締役の西田哲也氏
―まずは、御社がどのようにお菓子作りを始められたのか、その歩みについて教えてください。
西田 私はもともと、大手和洋菓子グループの経営に関わっていました。退任後は、東京で菓子業界のコンサルタントとして独立したのです。そこでさまざまな企業に対しアドバイスをするなかで、「一度、自分たちで作ってみようか」と、お菓子作りを始めたことが創業のきっかけとなりました。最初はコンビニエンスストアの跡地を借りて、どら焼きや大福を作り始めました。これが「仁々木」の前身となります。
―お菓子作りにおいて大切にされている価値観はありますか。
西田 経営者という立場で数字を見る一方で、ロゴやパッケージのデザインも自ら手がけています。創業からしばらくは、どのような商品がブームになるかというマーケティングの視点を重視して商品や店舗開発を進め、規模を拡大してきました。しかし、2020年のコロナ禍を機に大きな転換期を迎えました。「流行を追うのではなく、本当においしいものを作らなければならない」と、本質に向き合うことに決めたのです。トップレベルの品質を目指し、社員も自ら購入して大切な人に贈りたくなるような、誇れるお菓子を届けることに情熱を注いでいます。



京都・祇園の地から
「現代のニーズに合わせた新しい京菓子」を届けている。
―看板商品である「祇園ぽっちり」は、どのようにして生まれたのでしょうか。
西田 京都・祇園に本店を構える以上、この地の文化や粋を感じさせる商品がどうしても必要だと考えました。そこで着目したのが、舞妓さんが身につける華やかな帯留め「ぽっちり」です。あの彩り豊かな美しさをフルーツ大福という形で表現したいと考え、誕生しました。
当初はマーケティング的な発想もありましたが、先ほどお話ししたように、2020年ごろにレシピを根本から見直しました。1つの大福の中に5種類ものフルーツを詰め込むという大胆なアイデアと、京都らしい贅沢さを両立させるため、試行錯誤を繰り返し完成したのです。

舞妓さんの帯留めをモチーフにした「祇園ぽっちり」。
季節によって異なる5種類のフルーツがぎっしりと詰まっている。
―素材へのこだわりについてお聞かせください。
西田 「祇園ぽっちり」には、いちご、ぶどう、栗、バナナ、ブルーベリーなど、季節ごとに5つのフルーツを詰め込んでいます。特定の産地ブランドに限定せず、糖度など自分たちの舌を信じて、その時々で最も品質のいい素材を厳選しています。また、一般的なフルーツ大福は白餡を使うことが多いですが、この商品では甘酸っぱいあまおうの苺餡と濃厚なホイップクリームを合わせています。この重なりが、果実の個性を引き立て、洋菓子のようなリッチな味わいを生み出すのです。



季節ごとに詰める5種のフルーツのほか、
あまおうたっぷりの苺餡とホイップクリームを合わせることで、洋菓子のような味わいに。
―通販で届く商品でも、お店のようなフレッシュな味わいを楽しめる秘密はどこにあるのでしょうか。
西田 通販用の商品には、高度な「急速凍結」の技術を採用しています。これにより、解凍した後でもフレッシュな状態でお召し上がりいただけます。特にこだわっているのが、果実を包む求肥の食感です。冷凍・解凍しても柔らかさを失わず、かつ果実の水分を吸いすぎないよう、職人の技術で極限まで薄く練り上げています。ご自宅でお取り寄せされる際は、冷蔵庫で1時間半から2時間ほどゆっくり解凍してください。解凍後、6時間以内にお召し上がりいただくのが最もおいしいタイミングです。
―どのような反響が届いていますか。
西田 大変ありがたいことに、京都市のふるさと納税スイーツ部門において、数あるお菓子の中から「菓子部門1位」に選んでいただきました。特産品がひしめく京都でこのような評価をいただけたことは、大きな自信に繋がっています。また、何よりもうれしいのは、毎日商品に接している自社の社員たちが、自分の家族や大切な方への贈り物に「祇園ぽっちり」を選んでくれていることです。自社の社員たちも認める味であるという事実は、初めて手に取るお客さまにとって、安心感と信頼の証になると考えています。
―最後に、これからの展望についてお聞かせください。
西田 今後は、むやみに新商品を増やすことは考えていません。それよりも「祇園ぽっちり」やどら焼きの「そやかて」といった、今ある大切な商品をさらに磨き上げ、100年先も愛される定番へと育てていきたいのです。社名の「仁々木(ににぎ)」には、神話にちなみ、にぎやかに栄えるという意味を込めています。付加価値をしっかりと高め、そこから得た利益を品質の維持や従業員の幸せに還元していく。そうした健全な歩みを続けることで、全国の食卓に笑顔とにぎわいを届けていきたいと思っています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「祇園ぽっちり 1個」
価格:¥540(税込)
店名:ににぎ
電話:0120-099-221(10:00~17:00)
定休日:土日・祝
商品URL:https://kajitsunofuku.jp/?pid=163000184
オンラインショップ:https://kajitsunofuku.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
西田哲也(株式会社仁々木 代表取締役)
大手和菓子グループ役員退任後は菓子業界のコンサルタントとして活躍するが、理想の味を形にするため2010年に株式会社仁々木を設立。現在は京都・祇園の本店を中心に、看板商品の「祇園ぽっちり」などで全国的な支持を得ている。クリエイティブな感性を持ち、ロゴやパッケージのデザインも自ら手がける。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/仁々木>




























