
しっとり、ほろり。ふわりと溶ける優しい食感「生ラムネ」のアソートボックス
2026/06/10
今回、編集長のアッキーが注目したのは、指先でほどける驚きの新食感が魅力の生ラムネ「アソートボックス」です。名古屋で100年以上愛される老舗メーカーが手がけるこのお菓子は、誰もが知る「クッピーラムネ」の技術をベースにしながら、工場の製造現場でしか味わえなかった、乾燥前の水分を含んだ一番おいしい状態をそのまま閉じ込めたような瑞々しく繊細な味わい。一粒食べれば、これまでのラムネの概念が覆ります。取材スタッフが、愛知県に本社を構える、カクダイ製菓株式会社 代表取締役社長の大橋正和氏にお話を伺いました。

昭和の時代からラムネ製造を続けてきたカクダイ製菓株式会社。
看板商品の「クッピーラムネ」は、多くの世代に親しまれてきた。
―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。
大橋 弊社は1919年に、名古屋で和菓子屋「増進堂」として産声を上げました。今年で創業107年目になります。ラムネ菓子の製造を始めたのは戦後の1950年からです。当時は駄菓子屋さんのくじ引きの「外れ」の景品として扱われることもあり、ラムネは決して主役とは言えない存在でした。
しかし、自社で製造している商品に誇りを持ち、その価値をもっと高めていきたいという思いから、1963年にキャラクターをデザインした「クッピーラムネ」を発売開始したのです。それ以来、多くの方に親しまれるお菓子となりました。この味を大切に守りながら、私たちは100年以上にわたり、誠実にお菓子作りを続けています。
―社長ご自身は以前、全く別の業界にいらしたそうですね。
大橋 はい。私はもともと服飾関係が好きで、アパレルのセレクトショップで働いていました。ハイブランドの仕入れや販売を担当し、本物を見極める審美眼を養う日々を送っていたのです。本来であれば30歳くらいまでアパレルの世界にいるつもりでしたが、会社の営業担当者が定年退職を迎えるタイミングなどが重なり、24歳で急遽家業へ戻ることになりました。入社して最初の1年半は、工場の製造現場でラムネ作りを基礎から習得しました。この現場修業で得た知識と、アパレル時代に培ったブランディングの経験が、現在の新ブランド設立の原動力となっています。
―新ブランド「THE RAMUNE LOVERS(ザ・ラムネラバーズ)」誕生のきっかけは何だったのですか?
大橋 ジェイアール名古屋タカシマヤ様が20周年を迎えるにあたり、「地元の企業として、新しい商品を展開できないか」とお声がけをいただいたのが始まりです。開発の核心となったのは、工場関係者しか知らなかった「乾燥前の、水分を含んだ一番おいしい状態のラムネ」の味を再現することでした。ラムネは通常、乾燥させて水分を飛ばして固めますが、その過程で香りや味わいまでどうしても失われてしまいます。最も味が濃く、しっとりとした「できたての味」を一般のお客様にも届けたいという、技術者たちの情熱から「生ラムネ」の開発がスタートしたのです。

「しっとりした一番おいしい状態のラムネ」を届けたいという思いから誕生した「生ラムネ」。
―看板商品である「アソートボックス(大)」のこだわりを教えてください。
大橋 口に入れた瞬間に雪のように溶けていく独自の「ほろほろ食感」を追求し、1年以上の歳月をかけて完成させました。この繊細な口どけを守るため、あえて機械での量産ではなく、職人の手作業による工程を大切にしています。
フレーバーはシチリアレモン、メロンクリームソーダ、グレープカシス、そしてクッピー生ラムネの3種(いちご・オレンジ・レモン)を合わせた6種類。大ボックスにはそれらが2袋ずつ入っています。パッケージは人気イラストレーターのさぶさんに依頼し、レトロポップで温かみのある世界観を構築しました。アパレル時代の経験を活かし、箱を開ける瞬間からワクワクしていただけるような、百貨店にふさわしい「大人の嗜好品」へと昇華させています。

全6種類の個包装が計12袋入った「アソートボックス(大)」。
レトロポップな箱のデザインも特徴。
―実際に購入されたお客様からはどのような反響がありますか?
大橋 「カクダイ製菓が作るなら安心」という、長年のクッピーラムネファンの方々からの厚い信頼を感じており、非常にうれしく思っています。昔懐かしい味を知る世代の方が、ご自身へのご褒美やお孫様への贈り物として選んでくださることも多くあります。また、名古屋駅の店舗でしか買えない希少性から、他県の方への特別な手みやげとしても重宝されています。「こんなラムネ初めて!」と驚かれたという報告をいただくたびに、ラムネの新しい可能性を信じて挑戦してよかったと実感しています。
―6種類のラムネが1袋ずつ楽しめる「アソートボックス(小)」もあるそうですね。
大橋 はい。「アソートボックス(大)」と同じラインナップが1袋ずつ入っていますので、生ラムネのカラフルなラインアップを一箱で楽しめる、贅沢なセレクトボックスです。贈る側も受け取る側も気兼ねなく楽しめるコンパクトなサイズ感ですので、同僚や友人への日常のちょっとしたサプライズにも適しています。

6種類の生ラムネを1袋ずつ詰め合わせた「アソートボックス(小)」。
自分へのご褒美や、友人へのプチギフトに適したコンパクトなサイズ。
―最後に、今後のビジョンをお聞かせください。
大橋 ラムネを単なる「過去の懐かしい思い出」で終わらせず、常に進化し続ける「今の時代のおいしいお菓子」であり続けたいと考えています。伝統を守るために、あえて変わり続ける。その攻めの姿勢こそが老舗の使命です。3世代、4世代と、100年先も家族の団らんのそばに私たちのラムネがあることが理想です。地元・名古屋の皆様に、私たちのお菓子づくりを通して、 この街に息づく魅力や可能性を改めて感じていただけるよう、名古屋で長くお菓子をつくってきた私たちだからこそ、この街の良さや面白さを、ラムネを通して少しでも感じていただけたら嬉しい。そんな思いを胸にこれからも名古屋から全国、そして世界へと、ラムネ愛好家を増やしていく挑戦を続けてまいります。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。

「アソートボックス(大)」
価格:¥3,888(税込)
店名:THE RAMUNE LOVERS
<店舗所在地>〒450-6001 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
ジェイアール名古屋タカシマヤ 1階 北ブロック デリシャスコート
(代)052-566-1101(10:00~20:00 ※定休日を除く)
定休日:不定休
商品URL:https://trl.theshop.jp/items/117834168
オンラインショップ:https://trl.theshop.jp/

「アソートボックス(小)(生ラムネ 各フレーバー1袋/計6袋入)」
価格:¥1,998(税込)
店名:THE RAMUNE LOVERS
<店舗所在地>〒450-6001 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4
ジェイアール名古屋タカシマヤ 1階 北ブロック デリシャスコート
(代)052-566-1101(10:00~20:00 ※定休日を除く)
定休日:不定休
商品URL:https://trl.theshop.jp/items/117834035
オンラインショップ:https://trl.theshop.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
大橋正和(カクダイ製菓株式会社 代表取締役社長)
1919年創業、100年以上の歴史を持つ名古屋の老舗菓子メーカーの三代目。アパレル業界のセレクトショップでの販売・仕入れ経験を経て家業へ戻る。伝統的な「クッピーラムネ」の技術を活かしつつ、百貨店向けの大人向け新ブランド「THE RAMUNE LOVERS」を立ち上げ、ラムネの新しい価値創造に努めている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/カクダイ製菓>



























