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米粉100%でしっとりふわふわ!福島のお米のおいしさから誕生した、食べきりサイズのバウムクーヘン「ごえんバウム」

2026/05/08

今回、編集長のアッキーが注目したのは、米粉100%で作ったバウムクーヘン「ごえんバウム」。「しっとり、ふわふわ」とした繊細な食感で、お米の優しい甘みと、地元産の新鮮な卵のコクが溶け合う、心まで解きほぐされるような味わいが魅力です。さらに粒あん入りの「和太鼓」も人気。
その背景には、明治時代から続く老舗機屋(はたや)としての誇りと、地元の農業を盛り上げたいという熱い思いがありました。取材スタッフが、福島県に本社を構える、株式会社丸福織物 代表取締役社長の齋藤陽一氏にお話を伺いました。

株式会社丸福織物 代表取締役社長の齋藤陽一氏

株式会社丸福織物 代表取締役社長の齋藤陽一氏

―まずは、機屋(はたや)から始まった歴史も含めて御社の歩みについてお聞かせください。

齋藤 私たちの会社は1891年(明治24年)6月、初代代表の齋藤ギンが、福島で機屋を創業したことから始まりました。創業から130年以上の歴史があります。私が幼い頃は、実家の隣で機織り機がバタンバタンと音を立てていたのを今でも鮮明に覚えていますね。当初は呉服の裏地の卸売などを行っていましたが、時代の変化とともに、呉服の販売や和食料理店、写真スタジオなど、地域の皆さんの暮らしに寄り添う形で事業を広げてきました。
現在は「美しさ・健康・楽しさ」を提供することを大切に、4つの事業を展開しています。業態は変わっても、根底にあるのは「地域の素材を愛し、丁寧にものを作る」という職人の精神です。明治から令和へと続くこの信頼を大切にしながら、今の時代に求められる新しい価値を創造し続けたいと考えています。

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機屋から呉服屋、写真館、そして洋菓子店と、暮らしに寄り添う事業を展開してきた。

―社長ご自身は、どのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

齋藤 高校卒業後は一度福島を離れ、神戸のアパレル企業で働いていました。海外で縫製された婦人服などの卸売に従事していたのですが、都会での生活が楽しくて、もっと長く神戸にいたいと思っていたんです(笑)。ところが3年ほど経った1998年、父から「戻って家業を手伝わないか」と電話があり、帰郷することに決めました。福島に戻ってからは、着物や飲食、建築など、社内のさまざまな事業部を経験しました。
そんな中で、都会に出たからこそ気づけたことがありました。それは「福島の米のおいしさ」でした。離れてみて初めて、当たり前のように食べていた地元の恵みの素晴らしさを再発見したのです。それが、後にバウムクーヘン事業を立ち上げる大きな原動力になりましたね。アパレル業界で培ったデザインや流通の知識は、今の商品作りにも活きています。

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福島のお米のおいしさへの気づきが原動力になったバウムクーヘン事業。
「バウムラボ樹楽里」では、米粉100%の商品を販売している。

―「バウムラボ樹楽里」の立ち上げには、地域の課題も関わっていたそうですね。「ごえんバウム」誕生までの物語を教えてください。

齋藤 きっかけは、エリアの一角が空き店舗になってしまったことでした。コンビニやラーメン店が入ってもなかなか長続きせず、1年半ほど空いた状態が続いていたんです。このままでは地域のイメージも暗くなってしまうという危機感があり、自分たちで何か新しい事業を始めようと2年ほど模索しました。条件は「全国へ発信でき、日持ちがするもの。そして、地元の素材を活かせるもの」でした。そこで辿り着いたのがバウムクーヘンでした。
2010年当時、米粉100%のバウムクーヘンは全国でもとても珍しかったのですが、お米が大好きな私は、福島の最高のお米を使い誰もやったことがないものを作りたいという思いで突き進んだのです。「ごえん」という名前には、お菓子を通じて新たな縁が結ばれるようにという願いを込めています。パッケージに描かれた稲穂のデザインは、5円玉を眺めていたときにひらめいたものなんです。

―米粉100%での開発は、相当な苦労があったのではないでしょうか。素材へのこだわりについてもお聞かせください。

齋藤 米粉は小麦粉と違って粘りや膨らみのコントロールが非常に難しく、理想の「しっとり、ふわふわ」な食感に辿り着くまで8カ月を要しました。当初は柔らかさを出すのが難しかったのですが、お菓子作りに適した米粉を見つけたことや、加工技術を改良することで、ようやく納得のいく品質になりました。

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食べきりサイズのバウムクーヘンが4種類。
内容:プレーン、ショコラ、ピーチ、心織(こころおり)。

齋藤 さらに欠かせないのが卵の存在です。地元の養鶏農家さんと提携し、餌に紅バナを混ぜて黄身の色を鮮やかにしたり、生臭さを抑えたりと、「バウムクーヘン専用の卵」を開発していただきました。この新鮮な卵と厳選した米粉から作った生地を、熟練の職人が一層一層丁寧に焼き上げることで、繊細な口溶けが生まれるんです。
味は、プレーン、ショコラ、ピーチ、心織(こころおり)の4種類を用意していますが、「ピーチ」味には、福島の献上桃「あかつき」のピューレを贅沢に使用し、福島の豊かな実りをそのまま閉じ込めています。

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理想の食感を生むために選び抜かれた専用の米粉と、餌にまでこだわった卵。
福島の豊かな風土が育んだ恵みを、余すところなく閉じ込めた。

―おすすめの楽しみ方や、お気に入りの食べ方はありますか?

齋藤 食べきりサイズのごえんシリーズだからこそ、気分に合わせた楽しみ方を見つけていただきたいですね。常温でももちろんおいしいのですが、電子レンジで少し温めると、*焼きたてのような「ふわふわ感」が蘇り、香りがパッと引き立ちます。逆に夏場などは冷蔵庫で冷やすと、生地がキュッと引き締まって、よりしっとりとした食感を楽しめます。また、「心織(こころおり)」は、発酵バターを使用した濃厚な風味が特長のハードタイプの商品で、トースターで軽く焼くのがおすすめです。外側がカリッと香ばしくなり、中はもっちりとした変化が絶妙で、私も大好きな食べ方です。自分へのご褒美時間を、お気に入りの紅茶と一緒に、穏やかに過ごしていただけたら幸いです。

―お客様からはどのような反響が届いていますか?

齋藤 特に印象的なのは、小麦アレルギーをお持ちの方や、そのご家族からの声ですね。「小麦を控えるようになってからほとんどのお菓子を諦めていたけれど、やっと家族みんなで同じお菓子を囲んで笑顔になれました」というメールをいただいたときは、この事業を始めて本当に良かったと胸が熱くなりました。アレルギーという不安を抱える方にとって、私たちのバウムクーヘンが「救世主」のような存在になれているという事実は、何よりの励みです。「おいしいだけでなく、誰にでも優しい」という安心感は、ご自身への楽しみだけでなく、大切な方へのギフトとしても多くの支持をいただいています。

―もう一つの人気商品「和太鼓」についてもお伺いします。こちらはとてもユニークな形ですね。

齋藤 これは私の地元、福島市松川町の「松川祭り」をモチーフにした一品です。祭りの活気や鳴り響く太鼓の音色を、食の形で残したいという「地域愛」から生まれました。地元の伝統文化を、バウムクーヘンという親しみやすい形で次世代へ繋いでいきたいという思いが形になった、少し変わり種のバウムクーヘンです。地元への恩返しの気持ちも込めて開発しました。

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ナイフを入れると現れるのは、ぎっしり詰まった粒あん。
バウムクーヘンと和菓子が融合した、目にも楽しいサプライズ。

―「和太鼓」の味わいの特徴や、おすすめのシーンを教えてください。

齋藤 米粉のバウムクーヘンの中心に、特製の粒あんをぎっしりと詰め込んでいます。あんこは水羊羹仕立てで滑らかに仕上げているので、生地の甘みとのバランスが絶妙な「和洋折衷」の味わいです。冷蔵商品ですので、ひんやりとした状態でカットして召し上がってください。直径約10cmとボリュームもありますし、切った瞬間にあんこが現れる驚きもあるので、ご家族や友人が集まるティータイムにぴったりです。ずっしりとした満足感がありながら、上品な甘さなので、幅広い世代の方に喜んでいただけるはずです。

―発売以来、長く愛され続けている理由は何だと思われますか?

齋藤 「和太鼓」もオープン当初から作っていますが、今では「松川の名物」として定着し、多くのリピーターの皆さんに支えられています。「見た目のインパクトがすごいね」と驚かれることも多いですね。一度食べたら忘れられない味として、地元の方を中心に長く選んでいただいている事実は、私たちにとって大きな自信になっています。安定したおいしさを守り続けることが、皆さんの期待に応えることだと考えています。

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「和太鼓」誕生の原点となった、福島市松川町の「松川祭り」。
故郷の情景こそが、おいしさを生む原動力だ。

―今後のビジョンや、挑戦していきたいことについてお聞かせください。

齋藤 今後は、グルテンフリーのおいしさをより身近に感じていただけるよう、カフェ展開などを通じてさらに広めていきたいですね。現在はバウムクーヘンだけでなく、グルテンフリーのピザや麺の開発・提供にも注力しています。また、ロサンゼルスに店舗を構えて活動している私の弟とも連携し、日本の米粉文化を世界へ発信していく構想も持っています。
もう一つ大切にしているのが、地元の農業高校生とのコラボレーションです。商品開発を通じてものづくりの楽しさを伝える活動を、13年前から継続しています。実際に卒業生が私たちの仲間に加わってくれるという素晴らしい循環も生まれているんですよ。お菓子作りを通じて福島を元気にし、その笑顔を世界へ広げていく。老舗機屋の新たな挑戦は、これからも続いていきます。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

ごえんバウム8個入セット(プレーン&ショコラ&ピーチ&心織、各2個

「ごえんバウム8個入セット(プレーン&ショコラ&ピーチ&心織、各2個)」
価格:¥3,250(税込)
店名:バウムラボ樹楽里
電話:024-537-1170(10:00~18:30)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://b-kirari.shop-pro.jp/?pid=115080749
オンラインショップ:https://b-kirari.shop-pro.jp/

和太鼓

「和太鼓」
価格:¥2,036(税込)
店名:バウムラボ樹楽里
電話:024-537-1170(10:00~18:30)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://b-kirari.shop-pro.jp/?pid=114953361
オンラインショップ:https://b-kirari.shop-pro.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

齋藤陽一(株式会社丸福織物 代表取締役社長)
1976年福島県生まれ。1995年から兵庫県神戸市のアパレル会社に勤務。1998年福島に戻り父の経営する株式会社丸福織物に入社。2009年外食事業部長、2015年副社長を経て、2023年代表取締役社長に就任。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/丸福織物>

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