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3層の味付けが隠し味!魚介で作った広島名物のおつまみ菓子「ビッグカツスペシャルソース味」

2026/04/13

今回、編集長のアッキーが注目したのは、魚肉シートが生む唯一無二の旨みが魅力の「ビッグカツ スペシャルソース味」です。袋を開けた瞬間に広がる香ばしいソースの香りと、噛みしめるほどに溢れる旨み。その「癖になるおいしさ」の秘密を紐解くと、私たちが知らなかったメーカーとしての真摯な姿が見えてきました。
その背景には、戦後の食糧難から続く「お腹いっぱい食べてほしい」という創業時からの温かな思いと、原料不足という荒波を乗り越えた技術革新の物語があります。取材スタッフが、広島県に本社を構える、株式会社すぐる 代表取締役社長の大塩和孝氏にお話を伺いました。

株式会社すぐる 代表取締役社長の大塩和孝氏

株式会社すぐる 代表取締役社長の大塩和孝氏

まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

大塩 弊社のルーツは1948年、広島駅前で創業者である私の曽祖父が始めた「甘く味付けしたスルメ」の販売にあります。戦後の焼け跡が残る食糧難の時代、漁港が近かったこともあり、安く分けてもらったスルメを自宅のキッチンで甘く味付けして売り出したのがすべての始まりでした。「お腹を空かせた人たちに、少しでも喜んでもらいたい、満足してほしい」という、切実で温かな思いが原点にあります。当時はこうした加工食品が珍しく、大変喜ばれたそうです。時代の変化に合わせて、おつまみから駄菓子、そして家庭で愛されるロングセラーへと進化を遂げてきましたが、「誰かを喜ばせたい」という一貫した姿勢は、現在も弊社の精神として深く根付いています。

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おつまみから家庭の食卓まで、
世代を超えて「広島の味」として親しまれるロングセラーを製造している。

社長ご自身は元エンジニアという意外な経歴をお持ちですが、家業を継ぐまでの経緯を教えてください。

大塩 私は小学生の頃に見た映画「スターウォーズ」のホログラムに憧れ、エンジニアを志しました。大学では電子工学を学び、卒業後は大手メーカーのリコーに入社して、光学や通信の研究開発に没頭していたのです。しかし、志望していた事業から会社が撤退し、志を断たれてしまいました。そんな折、父である現会長と二人で話しているうちに、「自分にできることがあれば」と思い、2015年に家業に入る決意をしました。異業種での経験は、現在の経営スタイルに直結しています。エンジニア時代の「当たり前を疑い、客観的に品質を磨く」という論理的な思考は、伝統ある商品の品質管理や製造ラインの設計にも大いに活かされています。

看板商品である「ビッグカツ」の誕生について、お聞かせください。

大塩 1970年代、主原料であったイカの仕入れが困難になるという最大の窮地に立たされました。その崖っぷちの中で出会ったのが、「プッチン」と呼ばれる魚肉すり身のシート状原料だったのです。「イカが手に入らないなら、魚肉を揚げてみてはどうか」という逆転の発想が生まれました。お腹を空かせた子どもたちに、安くてボリュームのあるものを食べてほしいという執念が生んだ挑戦でした。また、当時憧れのお菓子だった「ふわふわしたカステラ」をヒントに、唯一無二の食感を実現するための緻密な温度調節など、試行錯誤を繰り返しました。

しかし、最初は全く売れず、社内には諦めムードが漂ったそうです。そこでもともと営業畑だった創業者が、自ら北海道から九州まで行商のように売り歩いて販路を切り拓きました。「ビッグカツ」という名には、この商品で会社を大きく育てたいという、創業者たちの願いが込められているのです。

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1袋1枚入りの個包装が30袋セットになった大容量サイズ。
広島のソウルフードとして、
帰省の際の手みやげやまとめ買い需要にも応えるボリューム。

こだわりや独自の製法について詳しくお聞かせください。

大塩 魚特有の臭みを消し、深い旨みを生み出すために、魚肉シート、衣、ソースという「3段階」の味付け工程を行っています。カレー粉やガーリックを絶妙にブレンドした秘伝の香辛料が、一口目から後味まで飽きさせない癖を作っているのです。また、揚げ物なのに重たく感じない秘密は、徹底した「脱油工程」にあります。衣に含まれる余分な油をしっかり切ることで、1枚食べてもしつこくない後味を実現しました。さらに、常に新鮮な油を使用するという厳格な品質管理も徹底しています。1日13万枚もの量を生産していますが、1枚ずつ均等に熱が通るよう、設計された製造ラインを運用しています。40年以上、妥協もなく守り続けてきた伝統の配合と、現代の技術を融合させることで、駄菓子の枠を超えたメーカーとしての誇りを持って製造しています。

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エンジニア視点で設計した製造ラインで、安定した品質とおいしさを追求している。

―「ビッグカツの卵とじ」など、驚きのアレンジレシピも人気だそうですね。

大塩 手軽に準備したい日の夕飯や、冷蔵庫が空っぽな時の救世主としておすすめしたいのが「ビッグカツの卵とじ」です。卵一つでボリューム満点のおかず(カツ丼風)に早変わりする、ストック食材としての賢い活用術として喜ばれています。もともとお惣菜のような感覚で楽しめるお菓子ですので、ご飯のおともにもぴったりなのです。お子さまはおやつやご飯として、大人はビールのおつまみとして、家族全員が同じ笑顔で食卓を囲める時間を提供できればと考えています。公式SNSでもさまざまなアレンジを紹介していますが、日常のなにげないひと時に彩りを添える存在でありたいと願っています。

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卵一つでボリューム満点のおかずに早変わりする
「卵とじ」や「おにぎらず」へのアレンジもおすすめ。

世代を超えて愛されていますが、お客さまからはどのような声が届いていますか?

大塩 「自分が子どもの頃に食べていた味を、今は自分の子どもと一緒に楽しんでいます」というメッセージをお手紙やSNSでいただくことが多く、大変励みになっています。広島のソウルフードとして、帰省のたびに大人買いされるなど、皆さまの「思い出とセットになった味」として存在できていることは、何よりの誇りです。40年以上「変わらないね」と言われ続けることが、私たちの活動の最大の証明だと感じています。

―最後に、これからの展望についてお聞かせください。

大塩 これからは「広島のビッグカツ」から「世界のビッグカツ」へと広げていきたいと考えています。すでにベトナムやタイなど、海を越えておいしさの輪が広がり始めています。また、私自身の「父親」としての視点からも、おやつを通じた親子の会話や思い出作りにより貢献していきたいですね。単なる利益の追求だけでなく、地域イベントや即売会を通じて、次世代の子どもたちの記憶に残る企業であり続けたい。即売会には島の方から代表で来られる方もいらっしゃるほど、楽しみにしてくださる方がいます。異業種出身の柔軟な感性を活かし、伝統を守りながらも、次の40年を創る新しい挑戦を続けていきます。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

すぐる ビッグカツスペシャルソース味

「すぐる ビッグカツスペシャルソース味(30袋入り)」
価格:¥1,296(税込)
店名:株式会社すぐる
商品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B006Y4N20Q/
オンラインショップ:https://www.amazon.co.jp/b?node=26286483051&ie=UTF8&marketplaceID=A1VC38T7YXB528&me=A2CTXVBW5SXEM

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

大塩和孝(株式会社すぐる 代表取締役社長)
1989年広島県生まれ。大学卒業後、株式会社リコーに入社し、光学・通信の研究開発に従事。2015年に株式会社すぐるへ入社し、営業や広報、製造現場を経験。2023年に代表取締役社長に就任。エンジニア時代の論理的視点を活かし、伝統あるブランドの品質向上と海外展開に注力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/すぐる>

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