
奈良の恵みを、朝の食卓へ。奈良県産米粉と茶葉の粉末入り「大和茶パンケーキミックス」と「奈良県産小麦使用ホットケーキミックス」
2025/12/17
朝食やおやつの時間に安心安全でおいしいパンケーキが食べたい方に、特別なミックス粉をご紹介します。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「大和茶パンケーキミックス」と「奈良県産小麦使用ホットケーキミックス」です。一つは、学生の柔軟な発想から生まれた「大和茶」のほろ苦さが際立つ大人の味わい。もう一つは、奈良県産の希少な小麦「古都麦(みやこむぎ)」の風味を存分に楽しめる、しっとりふわふわな王道の味わいです。その背景には、苦境からV字回復を遂げた企業の強い信念がありました。取材スタッフが、旭製粉株式会社 代表取締役の西田定氏にお話を伺いました。

旭製粉株式会社 代表取締役の西田定氏
―御社のこれまでの歩みについてお伺いします。
西田 弊社は1951年(昭和26年)に、祖父が小麦の製粉業として創業したのが始まりです。私が会社に入ったのが1986年(昭和61年)で、昭和50年代までは比較的順調に業績を伸ばしていました。ところが平成に入ってから、坂道を転げ落ちるかのごとく上手くいかなくなっていきました。原因は、大手企業の台頭と、輸入穀物を扱うには不利な奈良の内陸という立地。そんな逆境の中、「特長は自分で作るしかない」と、「ブレンド事業」に舵を切っていきました。大手企業にはできない多品種小ロットやオーダーメイドの対応です。お客様の本当の困りごとを集めることで新しいビジネスの種を見つけています。

祖父が小麦の製粉業を興した時代から、
お客様の「困りごと」に応える多品種小ロットの拠点へ。
―社長ご自身は、幼い頃から家業を継ぐことを意識されていたのですか?
西田 家が工場の真ん前で、毎日工場を見て育ちましたから、学校を卒業するときも「ここで仕事するんやろうな」とずっと思っていました。創業者である祖父や、粉だらけになって夜遅く帰ってくる父の姿をつぶさに見てきましたから、自然と運命づけられていたのかもしれません。
ただ、入社してから直面したのは、先ほどお話しした業績悪化の現実です。その経験が私を変えました。それまでは自社商品を一生懸命売ることばかり考えていましたが、「お客様の要求を真摯に聞いて、それにお応えする」という考え方に変わった瞬間、すべてがガラッと変わりました。180度変わったその転機が、約10年前、50歳くらいのことです。
―「大和茶パンケーキミックス」は、インターンシップがきっかけだとか。
西田 そうなんです。社内初の試みとして学生さん向けのインターンシップを開催し、「奈良の米粉×大和茶」というテーマで商品開発をしてもらったのが始まりです。2班あったのですが、どちらもパンケーキ案でした。そこで出たお茶の苦みや風味がしっかり分かるような案を採用したんです。今後のインバウンド需要なども意識し、海外の方も「日本を感じてもらいやすい」本物志向の味を目指しました。まさに学生さん主体で作ってもらった商品です。

鮮やかな緑が目を引く、奈良県産米粉と大和茶のパンケーキ。
しっかりとした苦味と香りが楽しめる、大人の味わい。
―学生さんのアイデアを元に、素材や手軽さにもこだわって製品化されたのですね。その特徴や秘密を詳しく教えてください。
西田 まず原料は「奈良県産米粉」と、こだわりの「大和茶」です。大和茶は、全国でも有数のお茶どころである奈良で作られており、そのすがすがしい香りと爽やかな味わいが特徴です。お茶の色がしっかり綺麗に出るのはもちろん、その風味を活かすため味わいは「お茶のほろ苦さ」を感じるように仕上げました。そして、ご家庭で手軽に作れるよう、「牛乳だけで簡単にご自宅で作れる」ようにしています。パッケージのQRコードを読み込むとYouTubeで英語字幕付きの詳しい作り方動画を見ることができ、国内外問わず誰でも失敗しないよう配慮しました。
―手軽に本格的な味が楽しめるのは嬉しいです。おすすめの食べ方はありますか?
西田 牛乳だけですぐに作れるので、忙しい朝の朝食にもぴったりです。また、お茶のほろ苦さを活かして、アイスクリームやあんこを添えた「和風デザート」として楽しむのもおすすめです。甘いだけではない、大人の味わいをぜひ試していただきたいですね。
―もう一方の「奈良県産小麦使用ホットケーキミックス」は、40~50年も続くロングセラー商品だそうですね。
西田 はい、このホットケーキミックス自体は40~50年の歴史がある、弊社の看板商品の一つです。それを約5年前、あえて奈良県産小麦に切り替えるリニューアルをしました。奈良県産の小麦というのは非常に希少で、年間300~400トンほどしかありません。うちの工場で言えば、大体2日で使い切ってしまうほどの量です。それでも切り替えを決断したのは、この希少な小麦を「ちゃんとした形で商品化したいな」という思いがあったからです。

40年以上愛されるロングセラーが、「古都麦」をまとってリニューアル。
王道のしっとりふわふわ食感を実現。
―その希少な小麦には「古都麦(みやこむぎ)」という素敵な名前も付けられていますね。ご家庭でおいしく焼くコツがあれば教えてください。
西田 この「古都麦(みやこむぎ)」という名前は社内公募で決めたんですよ。一般的に「都」というと京都をイメージしますが、奈良はそれよりも古い「古都(こと)」です。その歴史にちなんで名付けました。味わいは甘さを少し控えめにして、「しっとりふわふわ」に仕上がるようにしています。
ご家庭で焼くときのコツですが、私は牛乳をやや多めにして、柔らかめの生地にするのが好きですね。あと、目玉焼き用の丸い型などを使うと、お店のように厚みが出てきれいに仕上がります。フライパンは一度しっかり温めてから、濡れ布巾の上で少し冷まし、適温で焼き始めるのがポイントです。
―その「古都麦」は、小麦粉としてプロの料理人からも評価が高いそうですね。
西田 ありがたいことに、奈良県内の道の駅にある人気のベーカリーで、この「古都麦」を100%使った食パンが販売されています。外国産小麦のパンとはまた違う、「むっちり」とした食べ応えのある食感が特徴で、ご好評いただいています。ほかにも、ラーメン屋さんやイタリアン、クレープ屋さんなどでも採用が始まっています。

「古都(こと)」奈良への思いを込めて名付けられた地小麦「古都麦」。
むっちりとした独特の食感を生み出す。
―最後に、今後の展望についてお聞かせください。
西田 私は、日本の食料自給率を上げる鍵は「小麦」にあると思っています。小麦はそのままでは食べられず、必ず「製粉」というプロセスが必要です。そこに私たちの役割があります。「小麦栽培相談所」という名のプロジェクトも始動しています。「小麦を作ったものの、どうしたらいいのか?」という農家さんの困りごとにお答えする相談所です。例えば島根県では「出雲の国小麦プロジェクト」として、農家さんと一緒に産地づくりを進めています。これからも、こうした様々な取り組みを通じて、日本の小麦生産拡大に貢献していきたいですね。
―貴重なお話をありがとうございました。

「大和茶パンケーキミックス 200g×8個」
価格:¥4,200(税込)
店名:旭製粉ネットショップ
電話:0744-42-2971(9:00~17:00 土日祝をのぞく)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://konaya.theshop.jp/items/82064994
オンラインショップ:https://konaya.theshop.jp/

「奈良県産小麦使用ホットケーキミックス 200g×8個」
価格:¥2,960(税込)
店名:旭製粉ネットショップ
電話:0744-42-2971(9:00~17:00 土日祝をのぞく)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://konaya.theshop.jp/items/32322272
オンラインショップ:https://konaya.theshop.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
西田定(旭製粉株式会社 代表取締役社長)
1964年生まれ。1986年に大学卒業と同時に旭製粉株式会社へ入社。製粉工場での生産管理や営繕を経て、ミックス粉や家庭用小袋商品の開発・販促にも携わる。1994年常務取締役、2005年より代表取締役社長に就任。現在は協同組合全国製粉協議会副会長としても活動。趣味はゴルフと台湾グルメ。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/旭製粉>



























