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西日本No.1の餃子の皮メーカーがこだわるパリッモチッの皮で広島食材を包んだ自信作「もち豚餃子」

2026/03/18

家族が揃う夕食や、自分へのちょっとしたご褒美。そんな日常の真ん中に、心から「おいしい」と思える一皿があるだけで、一日の疲れはふっと和らぎます。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「もち豚餃子」です。
西日本シェアNo.1を誇る「餃子の皮」のメーカーが、広島の銘柄豚や地元の醤油を使い、その技術の粋を集めて作り上げた、まさに“皮のプロによる、皮のための餃子”といえる逸品。伝統を守りながらも「新しい食文化を作りたい」と奔走する、若き三代目社長の情熱がありました。取材スタッフが、広島県に本社を構える、井辻ホールディングス株式会社 代表取締役社長の井辻龍介氏にお話を伺いました。

井辻ホールディングス株式会社 代表取締役社長の井辻龍介氏

まずは、御社の歩みについて教えてください。

井辻 私たちの会社は1947年、戦後間もない広島で、祖父が小さな製麺所を創業したことから始まりました。当時はうどんやそばなど、さまざまな麺を作って販売していましたが、時代の移り変わりとともに、お客様から「餃子の皮はないか」という声をいただくようになったんです。そのニーズを敏感に捉え、麺から餃子の皮へと主軸を移したのが、大きな転機となりました。

昔はお肉屋さんや八百屋さんへ納めていましたが、時代の流れとともにスーパーマーケットなどへの流通がメインとなり、物流網の発展に合わせて関西から西のエリアへと広がっていきました。地道なモノづくりを積み重ねてきた結果、今では「餃子の皮といえば井辻」と言っていただけるようになり、西日本でNo.1のシェアを占めるまでになりました。さらに1967年からは、自分たちが作ったものの反応を直接知るために外食事業にも進出し、食を通じてお客様と向き合う姿勢を大切にしてきた歩みがあります。

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1947年、戦後の広島で小さな製麺所として創業したのが全ての始まり。
地元・広島では「餃子の皮といえば井辻」と言われ、西日本一のシェアを誇る。

社長ご自身は、若くして家業を継がれたと伺っています。これまでの経歴や、経営の核となっている思いについてもお聞かせください。

井辻 学生時代はバスケットボールに打ち込んでいました。より高いレベルを求めて京都の大学へ進み、卒業後には父の勧めもあってアメリカへ1年間留学したんです。本場アメリカのバスケに触れたいという思いもありましたが、そこで感じたのは「世界は広い」という圧倒的なスケールの大きさでした。この経験で得た、未知の世界に対しても物怖じしないチャレンジ精神は、今の私の行動力の源になっているかもしれませんね。

帰国後は、父が尊敬する経営者のもと、熊本のレストランで3年間、厳しい修業を積みました。店の立ち上げも経験し、26歳で家業に戻った後は、全部署・全店舗を回って現場を学びました。そして30歳のとき、同じく30歳で二代目を継いだ父の「若いうちに苦労したほうがいい」という考えから、社長に就任しました。

私が何より大切にしているのは、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんから学んだ「凡事徹底」という言葉です。当たり前のことを当たり前にやり、小さなことを積み重ねていく。この実直な姿勢こそが、西日本No.1の品質を支える根底にあるものだと信じています。家業の武器である「皮」を活かし、自社ブランドの「餃子家 龍」を立ち上げて行列のできる店へと育て上げたのも、その積み重ねの結果だと考えています。

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広島市内の繁華街に店を構える「餃子家 龍」。
連日多くの地元客で賑わう、行列のできる人気店だ。

今回ご紹介する「もち豚餃子」ですが、誕生までの経緯を教えてください。

井辻 私たちが餃子の皮メーカーだからこそできる、最高の体験を提案したいと考えたのがきっかけです。その思いを形にするため、まずは自社ブランドとして「餃子家 龍」という居酒屋をオープンさせました。皮の卸先であるお客様への敬意もあり、私たちが餃子そのものを作ることには慎重な思いもありましたが、「皮のプロが本気で中身まで作ったら、どれほどおいしいものができるだろう」という純粋な追求心が勝ったんです。

その後、お店で餃子を召し上がったお客様から「この味を家庭でも楽しみたい」という熱烈な要望を多くいただくようになりました。その声に応えるために冷凍餃子の開発を始めましたが、これが想像を絶する道のりでした。

お店の味をそのまま冷凍で再現し、家庭のフライパンで誰でもおいしく焼けるようにするためには、皮の厚み、具材の水分量、そしてそれらが合わさった時の食感をミリ単位で調整しなければなりません。特に、冷凍しても損なわれない「皮のもちもち感」と「焼き目のパリッと感」の両立には、私たちの持つ皮づくりのノウハウをすべて注ぎ込みました。こうして試作を重ね、納得がいくまで1年以上の歳月を費やしてようやく完成したのが、この「もち豚餃子」です。広島の誇れる食材をぎゅっと詰め込んだ、私たちの執念ともいえる自信作ですね。

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「皮のプロが中身まで作ったら?」という探究心から生まれた商品。
家庭のフライパンでも失敗なく焼けるよう、研究し尽くされた設計が嬉しい。

商品の名前に「もち豚」とある通り、素材へのこだわりが素晴らしいですね。具体的にどのような特徴があるのか、おいしさの秘密を教えてください。

井辻 コンセプトは「広島のおいしいものを包もう」です。主役となるお肉には、広島の銘柄豚である「もち豚」を100%使用しています。名前の通り、つきたてのお餅のような弾力と、脂のさらりとした甘みが特徴で、噛むほどに旨みが溢れ出します。この甘みのある脂が、野菜の水分と混ざり合うことで、濃厚な肉汁へと変わるんです。味の決め手となる調味料には、地元で長く愛されている老舗「川中醤油」さんの芳醇な醤油を使い、ニラやキャベツなどの野菜も可能な限り広島県産を選んでいます。

そして何よりの自慢は、これら厳選された具材を引き立てる「専用の皮」です。西日本シェアNo.1の技術を活かし、もち豚のジューシーな肉汁をしっかり閉じ込めつつ、焼き上がりはパリッと、噛めばもちもちとした食感を楽しめる絶妙な厚さに仕上げています。その日の気温や湿度によって粉の状態は変わるため、機械任せにせず加水量や練り具合を微調整するといった、皮づくりの職人技を大切にしています。そのこだわり抜いた皮で、厳選された肉と野菜の黄金比で練り上げた餡を包み込んでいます。また、包みたての鮮度を保つために、急速冷凍する設備も導入しました。一口食べれば、広島の美食が口いっぱいに広がるような、そんな贅沢な体験をお届けしたいと思っています。

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職人の経験と勘が、繊細な「もちもち感」を支えている。
手作業で配合された餡は、口に入れた瞬間に旨味が弾ける。

これまでの評価や、市場からの反響についてはどう感じていらっしゃいますか。

井辻 ありがたいことに、私たちの皮を日常的に使ってくださっているプロの方々や、一般のご家庭からの信頼が私たちの誇りです。地元メディアで餃子特集があれば必ずといっていいほど声をかけていただけますし、「広島餃子」を牽引する存在として認めていただけていることは、本当に光栄なことだと感じています。

そして何より、自社店舗の「餃子家 龍」で、お客様が餃子を完食し、笑顔で帰られる姿を直接見ることができることが、私たちが自信を持ってこの「もち豚餃子」をお届けできる理由です。単なるメーカーとしてモノを作るだけでなく、届けた先のお客様に喜んでいただくことの両立が、今の私たちの信頼を支えてくれているのだと実感しています。

最後に、これからの展望についてお聞かせください。広島から世界へ、どのような未来を描いていらっしゃるのでしょうか。

井辻 2035年のグループ売上100億円達成という大きな目標を掲げています。国内での店舗展開はもちろん、日本の餃子文化を世界へ広めるべく、ベトナムのハノイを皮切りに東南アジアへの進出も加速させていきます。また、「45歳から60歳までに10人の社長を作る」という目標も持っています。私が経験した社長というやりがいのある仕事を、次世代のリーダーたちに引き継いでいきたいのです。

さらに今後は、自社で原材料から育てる一次産業、農業や畜産業への挑戦も視野に入れています。自分たちの手で最高の素材を作り、それを最高の皮で包んで世界中の人々に届ける。餃子を通じて、関わるすべての人を笑顔にし、広島の新しい食文化を世界中に根付かせていきたい。そんなワクワクする未来に向かって、これからも「凡事徹底」の精神で一歩ずつ歩んでいきたいと考えています。

―素晴らしいお話をありがとうございました!

もち豚餃子 2箱セット

「もち豚餃子 2箱セット」
価格:¥2,500(税込)
店名:餃子家 龍
電話:0120-296-226(10:00~19:00)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://gyozayaryu.com/fs/gyoza226/h_gyoza/gyoza_pork2
オンラインショップ:https://gyozayaryu.com/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

井辻龍介(井辻ホールディングス株式会社 代表取締役社長)
1976年、広島県生まれ。京都学園大学を卒業後、アメリカに1年間留学。帰国後、九州の外食チェーン企業で3年間修業。2003年、井辻食産株式会社に入社。2007年に同社の代表取締役社長に就任。2021年にホールディングス化し、井辻ホールディングス株式会社の代表取締役社長に就任。食育の活動にも注力している。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/井辻ホールディングス>

 

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