
レモンの香りと酸味でさわやかにリフレッシュ! 尾道の新定番・スポーツようかん「あんこBAR 瀬戸内レモン」。スポーツや仕事の合間に片手でエネルギーチャージ!
2026/02/27
今回、編集長のアッキーが注目したのは、片手でつるんと食べられる手軽さが話題を呼んでいる、スポーツようかんの「あんこBAR 瀬戸内レモン」です。封を開けた瞬間に広がる爽やかなレモンの香りと、これまでの和菓子の常識を覆すアグレッシブな「酸っぱさ」。羊羹(ようかん)なのに後味は驚くほどすっきり。
その背景には、サイクリストの聖地として知られる地元・尾道への深い愛と、伝統を次世代へ繋ぐためにあえて新境地へ挑んだ、地域に根差す和菓子屋の情熱がありました。取材スタッフが、広島県に本社を構える、株式会社山本屋 代表取締役の山本浩矢氏にお話を伺いました。

株式会社山本屋 代表取締役の山本浩矢氏
―まずは、御社の歩みと大切にされている思いについてお聞かせください。
山本 創業は1963年(昭和38年)、広島県尾道の吉和(よしわ)という漁師町の一角で、私の祖父・山本清人が始めた小さな餅屋が物語の始まりです。当時は手作りの餅をリヤカーで市場へ運ぶ、地域に密着した地道な商いからスタートしました。
2代目の父の代になると、会社組織として基盤を整えるとともに、いち早く冷凍設備や効率的な製造ラインを導入しました。これは単なる効率化が目的ではなく、「職人が夜通し働かなくても、高い品質を守り続けられる環境を作りたい」という父の思いからでした。創業以来、餅菓子に特化してまいりましたが、現在はその技術を活かした和菓子製造全般を本業としています。時代は移り変わっても、根底にあるのは「安心・安全・おいしい」お菓子を通じて、皆さんに笑顔と和みを届けるという揺るぎないDNAです。



1963年(昭和38年)、小さな餅屋から始まった物語。
創業時から続く「お客様に笑顔を届けたい」という情熱は、今も色褪せない。
―社長ご自身の経歴や、家業を継ぐまでのストーリーについても伺えますか。
山本 実は、若い頃は家業とは別の世界に身を置いていました。大学時代はギター担当としてバンド活動に明け暮れて、アクティブに過ごしていましたね。卒業後は大阪のインテリア・家具販売会社に就職し、5年ほど会社員として組織のあり方を学びました。ところが、27歳の時に勤めていた会社が自主廃業することになり、それを機に尾道へ戻って家業に入ることを決めたのです。外の世界を経験したからこそ、尾道の景色の美しさや自社の技術の価値を、客観的な視点で再発見することができました。38歳で代表取締役に就任してからは、それまでの経験を糧に、伝統を守るだけでなく、今の時代に求められる和菓子のあり方を常に模索し続けています。
―今回ご紹介する「あんこBAR 瀬戸内レモン」ですが、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか。
山本 尾道が「サイクリストの聖地」として賑わいを見せるなかで、地元企業として何か貢献できることはないかと考えたのが起点です。調べてみると、しまなみ海道を渡るサイクリストの方々は、コンビニなどで羊羹を買って栄養補給をされていることを知りました。ただ、従来の羊羹には「甘すぎて喉が渇く」「パッケージを開ける際に手が汚れる」といった悩みがあったのです。
そこで、和菓子製造の技術を活かし、プロの現場でも通用する「最高のスポーツ補給食」を作ろうと決意しました。開発には約8年という長い歳月を費やしました。プロのサイクルチームに実際に試作品を食べてもらい、走行中の食感や味のキレについて、何度も対話を重ねたんです。羊羹のタブーともいえる「圧倒的な酸っぱさ」を追求したのは、極限状態でも爽やかに食べられ、瞬時にリフレッシュしてほしいという思いがあったからです。

羊羹とは思えないほどのみずみずしさが特徴。
忙しい合間でも、サッと食べられる手軽さも嬉しい。
―驚きの「酸っぱさ」の秘密や、素材へのこだわりについて詳しく教えてください。
山本 最大の特徴は、広島県・瀬戸内産のレモンを贅沢に使用している点です。食べた瞬間に「酸っぱい!」と声が出るほどのインパクトを目指し、熟練の職人がレモン果汁の配合比率を極限まで高め、酸味と甘みの黄金比を導き出しました。これによって、運動中の疲れをレモンの酸味でリフレッシュさせる効果も期待できるんですよ。また、エネルギー源としての機能性も追求しました。持続性のあるエネルギーとして注目される「トレハロース」を配合し、わずか40gの小さな1本の中に、おにぎり約半分強に相当する117kcalを凝縮させています。パッケージも、自転車に乗ったまま片手で簡単につるんと中身を押し出せる独自設計です。

太陽をたっぷり浴びた瀬戸内レモンの恵みがぎゅっと詰まっている。
―日常の中では、どのようなシーンで楽しむのがおすすめですか。
山本 サイクリングやウォーキングはもちろんですが、ゴルフのラウンド中のエネルギー補給にも最適です。また、お仕事中や家事の合間に集中力が切れたとき、ちょっと一口食べるだけで、レモンの爽やかな香りで気分転換ができますよ。従来の羊羹のような口の中に残る「重さ」がないので、罪悪感のない小腹満たしとして、忙しい毎日を過ごす方々にもぜひ手に取っていただきたいですね。パッケージには、尾道の風景を連想させる愛らしい猫のイラストが描かれています。カバンにそっと忍ばせておくだけで、日常の何気ない瞬間に少しだけ心が温まるような、そんな存在になれたら嬉しいです。

尾道の風景と猫を描いたパッケージは、贈り物にもぴったりな愛らしさ。



スポーツ中の息が上がった状態でも、すっと喉を通る爽やかさ。
―購入されたお客様や、海外からはどのような反響が届いていますか。
山本 実際に購入されたお客様からは、「羊羹のイメージが変わった」「この酸っぱさがクセになる」といった嬉しい声をたくさんいただいています。プロのサイクルチームの監督からも「これこそが求めていたものだ」と太鼓判をいただきました。その評価が広がり、今ではトレイルランナーやゴルファーの方々、さらにはスポーツショップなどからも多くのお問い合わせをいただいています。さらに、フランスやアメリカといった海外の展示会でも「これまでにない革新的なスイーツ」として注目されました。特にヨーロッパでは、レモン風味のこの羊羹は「和菓子が苦手だったけれど、これなら何本でもおいしく食べられる」と好評で、新しいファンを増やしています。世界中の人々に、日本のお菓子の新しい可能性を知っていただける手応えを感じています。
―最後に、未来に向けたビジョンをお聞かせください。
山本 「和菓子は笑顔と和みを届けるもの」という初心を忘れず、まずは100年続く企業を目指して歩み続けます。地元の農家さんともさらに深く連携し、瀬戸内の豊かな恵みを世界中へ届ける架け橋になりたいですね。
現在は第2弾として、瀬戸内の島で作られる「伯方の塩」を使用した塩ようかんも開発中です。これもサイクリストの皆さんの夏場の熱中症対策や、登山の際の塩分補給に役立てていただけるはずです。現在は4代目候補である息子も家業に戻り、共に製造の現場で汗を流しています。尾道の文化を大切に守りながらも、新しい感性で次の時代に向けた歴史を刻んでいきたいと考えています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました!

「尾道あんこBAR(レモンようかん)10袋入」
価格:¥2,100(税込)
店名:尾道ええもんや
電話:0848-25-3880(7:00~19:45)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://eemonya.base.shop/items/86373321
オンラインショップ:https://eemonya.base.shop/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
山本浩矢(株式会社山本屋 代表取締役)
1970年広島県尾道市生まれ。大学卒業後、大阪のインテリア・家具販売会社での勤務を経て、27歳で家業である有限会社山本屋(現:株式会社山本屋)に入社。3代目として家業を継承し38歳で代表取締役に就任。現在は和菓子製造を主軸に、冷凍技術を活かした商品開発や海外輸出にも注力している。地元・尾道の地域貢献を目指し、サイクリスト向けの「あんこBAR 瀬戸内レモン」を開発するなど、地域の素材を活かした新しい和菓子のあり方を追求している。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/山本屋>




























