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ウレタンの寝心地の良さを実感!リーズナブルで高品質な「3つ折りプロファイルマットレス」

2023/11/10

今回、編集長アッキーが気になったのは、寝具を製造・販売する「こだわり安眠館」。同店を運営する株式会社高橋ふとん店・代表取締役社長の高橋武良氏に、新商品「3つ折りプロファイルマットレス」を販売された経緯について、取材陣がうかがいました。

株式会社高橋ふとん店 代表取締役社長の高橋武良氏
株式会社高橋ふとん店 代表取締役社長の高橋武良氏

―御社のこれまでの歴史について教えてください。

高橋 当社は1967年に会長である父と専務である母が創業した会社です。何か理念を持って創業したというより、食べていくために仕事をする必要があったというスタートでした。会長は社交的だったので、大きな会社や工場、病院に商品を持っていって、休み時間に見てもらって、買ってもらうという商売でした。高度経済成長期で国民が豊かになっていくと、「どこに買いに行けばいいの?」と聞かれるようになり、18坪の小さなお店を始めたのが創業7年後の1974年です。

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国内の自社工場で製造されている日本製。
体重のかかる腰の部分を硬くしたバランス構造。

―小さい頃から後を継がれるつもりでしたか。

高橋 はい。誰かが後を継いでいかないと零細企業は成り立っていかない、会社が潰れるということは家族全員が不幸になることとイコールだと、小さい頃から教えられてきたので、物心ついたときから後を継ぐのが当たり前だと考えていました。大学を卒業後、外の世界も見るため大手コンサルティング会社に4年間勤め、1992年の12月に高橋ふとん店の常務として入社しました。

当時、店舗が2店舗、社員が30人、売上は8億円を少し超えてるぐらいでした。父と母の両方が経営者だったので、2人が衝突することも多かったのですが、私が入ったことで、3人の中での多数決でものごとが進むようになり、そこから売り上げがどんどん上がっていきました。ちょうどインターネットの黎明期で、当社も2000年からインターネット販売を始めました。ただ戦略的ではなく、母が知り合いから「ソファがネットで売れた」という話を聞いてきて、うちもやろうという話になったのです。私はネット事業をサポートして、会社を大きくしていきました。

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デコボコ形状のプロファイル。体圧分散し、理想の寝姿勢をキープ。

―入社されてからご苦労はありましたか。

高橋 会社が大きくなっても、社員がなかなか定着しないのが悩みでした。その頃、法政大学の当時教授だった坂本光司先生と出会い、社員を大切にすることが一番大切だと教えられました。それまでは会社のために社員がいると考えていましたが、社員が幸せになるために会社があるという考え方に変わったのです。社員を育てるのではなく、社員が育つのがいい会社だとあらためると、社員の定着率もよくなり、第11回日本でいちばん大切にしたい会社大賞 中小企業基盤整備機構理事長賞をいただくことができました。

―経営理念を教えてください。

高橋 笑顔を大切にして、会社の存在意義、会社の進むべき方向を定めており、笑顔が非常に重要だと思ってます。理念と行動が一致するため、毎朝笑顔トレーニングを朝礼で行っています。じゃんけんで勝った人が相手を褒める「褒め褒めじゃんけん」、「よかったサークル」で最近よかったことを共有しています。笑顔の波紋を広げていくため、まずは自分が笑顔になり、お客様や仲間にも笑顔を広げていきましょうという取り組みを長い間、続けています。

昼間会ったら「お元気様です」、帰るときは「お元気様でした」と挨拶をして、「お疲れ様でした」とは言いません。こういった取り組みで仲間意識を高めてきました。

―10月に発売開始になった「3つ折りプロファイルマットレス」を開発された理由を教えてください。

高橋 敷布団はもともと綿で作られていました。綿は吸湿性はあるけれど発散性はなく、使っているとどんどん重くなってきます。そのため、軽いポリエステルの布団が登場しましたが、吸湿性も発散性もないため、暑くなったり、汗をかきやくなるのです。それが改良されて、羊毛混の布団がでてきます。ポリエステルにウールを混ぜ、ポリエステルよりは吸湿発散性がある商品が誕生しました。暑すぎたり、汗をかきすぎることが少なくなったのです。

さらに今度はウレタンの敷布団が出始めました。それまでウレタンは布団の下に敷いて、底つき感を軽減するものでした。でも敷き布団にすると、寝たときに空気層ができ、体圧を分散してくれるので、体が痛くならないのです。優れた商品ですが、当初は値段も高かったです。介護の現場で褥瘡ができにくいと評判になり、全国医師会の推薦がつき、病気の人が使うイメージも強くなりました。

そのうち一般の方にもウレタンへの認知が進んできました。私自身もウレタンの敷布団を使うと、朝起きたときの腰の痛さがなくなり、驚きました。

デコボコの形状がプロファイルで、デコボコの空間ができるので、沈む面積が少なく、無駄な力が入りません。体を圧迫する面積が少なく血流を妨げないのが特徴です。

安い商品も出始めましたが、安かろう悪かろうで、すぐにへたってしまいます。そこで当社はウレタンの敷布団を使ったことのない人向けに、入門商品として、買って後悔しない商品を提供したいと考えました。リーズナブルな価格でしっかりしたものを出したいと作ったのがこの商品です。値段も1万998円に設定しています。(記事掲載時の価格となります。)

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側生地は通気性のよいメッシュ素材で洗濯が可能。

―商品へのこだわりを教えてください。

高橋 ウレタンの厚みを薄くすれば薄くするほど安くできますが、いい加減なものは作れません。成人男性で80キロくらいの方が敷布団1枚で底つき感なく寝るためには、8センチ程度が必要です。しっかりした厚みのある信頼できるウレタンを使用するため、国内有数のマットレスにも使われているアキレス社製のウレタンを使用することにしました。

収納をしやすいようにも工夫しました。ウレタンの一枚板を使ったら、加工が少ないので値段は安いんです。でも、それだと収納するのに力がいるので、ウレタンをカットして、三つ折りにしました。

人間の体は腰の辺りが一番重いので、腰の辺りが一番へたりやすいんです。そのため、腰の辺りのウレタンの硬度をあげました。

来客用に買っていていただいてもいいのですが、初めて買った人が「1万円以上の価値があった」と思っていただける商品に仕上げています。

おかげさまで店頭では順調に売れ始めてますし、ネットの方も徐々に売れ始めてるところです。

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三つ折りでコンパクトに収納できます。

―「できたてをお届け」というのはどういう意味でしょうか。

高橋 長期にわたって圧縮すると、厚みが減ってしまいます。そのため出荷前圧縮を行うことで、復元率を高めています。

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搬入しやすいロール梱包で届きます。

―今後のビジョン・展望について教えてください。

高橋 寝具には過去にはよく使われていたけれど、売れなくなってるものが結構あります。たとえば座布団やこたつ布団です。そのため売り場が過去よりも必要なくなってきて、空いた売り場を何かしないといけないという課題がありました。その中で、我々は製パン事業を選んだのです。

パンとふとんは全然関連性がないんですが、客層に共通点があります。パンはコンビニでも売ってるし、スーパーにも売っていますが、わざわざパン屋さんにパンを買いに行くのはほとんど女性で、「生活をよくしていくこと」に興味を持っているはずです。寝具専門店のお客さんも、よい寝具を選ぶのは「生活をよくしていく」ためで、共通点があると考えたんです。我々と親和性の高いお客さんが、デイリーで来てくれる商品は何かと考えて、製パン事業を選びました。今後も我々のターゲットのお客様に笑顔を届けられるような事業を展開していきたいと思ってます。

―貴重なお話をありがとうございました。

3つ折りプロファイルマットレス

「3つ折りプロファイルマットレス」(97×195×8cm)
価格:¥10,998(税込)
店名:こだわり安眠館
電話:088-624-8684(9:30~17:30 土日祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://www.futonten.co.jp/c/taiatsu-futon/mattress/mattress-s/HS-602001
オンラインショップ:https://www.futonten.co.jp/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
高橋武良(株式会社高橋ふとん店 代表取締役社長)

1967年徳島県生まれ。1992年常務として入社し、当初は売上拡大の為に尽力。2003年社長に就任。2011年頃より「人を大切にする会社」を目指し始め、2013年に経営理念を社員とともに作り直し、2021年日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞。企業理念を実現するために、寝具店のみならず新業態への進出にも尽力している。

<文/垣内栄 MC/木村彩織 画像協力/高橋ふとん店>

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