
ぷるんと、とろける「南高梅こんにゃくゼリー」が人気の岐阜の老舗が届ける、新作「柚子レモネードこんにゃくゼリー」
2026/02/09
とろけるような大粒の果肉がまるごと一粒。今回、編集長のアッキーが注目したのは、20年以上愛され続ける「南高梅こんにゃくゼリー」と、岐阜と瀬戸内の恵みが詰まった爽やかな新作「柚子レモネードこんにゃくゼリー」。岐阜県・揖斐川町(いびかわちょう)の老舗が届ける、こんにゃくゼリーです。その背景にある作り手の物語を、カネマタ食品工業株式会社 代表取締役の中村至宏氏に取材陣が伺いました。

カネマタ食品工業株式会社 代表取締役 中村至宏氏
―まず、御社についてお聞かせください。
中村 創業は1837年(天保8年)で、私は6代目になります。もともとは、この揖斐川町の山で採れたこんにゃく芋を、麓の町で加工し販売することから始まりました。ただ、こんにゃく芋が収穫できない夏場は仕事がなくなってしまいます。そこで、先代たちは知恵を絞り、健康維持に役立つとも言われる甘茶を寒天で固めたお菓子も作って売っていたと聞いています。

「山の恵みを、人々の食卓へ」。
その思いがカネマタ食品工業の原点。
―社長ご自身は、どのような経緯で家業を継がれたのですか。
中村 実は一度、故郷の岐阜を離れて、愛知県のスーパーや百貨店で小売業の仕事をしていました。母が病気で倒れたことをきっかけにUターンし、家業に入りました。
ところが、社長に就任した翌年、今度は自分自身が大病を患ってしまったのです。幸いにも多くの方々に助けていただき、その経験から「世のため、人のため」という思いを、より一層強く胸に刻むようになりました。お客様はもちろん、従業員や取引先の方々、関わる人みんなを幸せにしたい。その一心で、日々経営と向き合っています。
―20年以上愛されているという「南高梅こんにゃくゼリー」の誕生のきっかけを教えてください。
中村 これは約20年前に、先代である父が開発した商品です。当時、梅ゼリーといえば爽やかさや見た目の美しさが重視され、青梅を使うのが当たり前でした。しかし私が偶然梅酒用の紀州南高梅に出合ったことが転機になりました。
梅酒用としてじっくりと熟成され、焼酎に漬け込まれた紀州の南高梅の茶色い見た目は、お世辞にも美しいとは言えませんでした。しかし、一口味わい衝撃を受けたそうです。青い梅の爽やかさとは全く違う、豊かで奥深い旨みが口いっぱいに広がりました。「見た目ではなく、この味でお客様を驚かせたい」。そんな熱い思いが、常識を覆すこのゼリー開発の原動力となったのです。

紀州の南高梅との出会いが開発のきっかけに。
とろけるような梅の香りと、
ぷるんとした口当たりが特徴の風味豊かなゼリー。
―手作業ならではのこだわりについて、詳しくお聞かせください。
中村 ゼリーの主役となる大粒の南高梅は、非常にデリケートです。その柔らかな果肉を崩さぬよう、熟練の職人が一つひとつ大切にそっと手でゼリー液の中に沈めていきます。この工程は、機械では到底真似できません。梅の大きさや熟し具合は一つひとつ微妙に違うため、その個性を感じ取りながら最適な位置に配置するには、人の目と手の感覚が不可欠なのです。
さらに、こんにゃくゼリーでありながら、あえて固さを抑え、驚くほどなめらかな口当たりに仕上げています。この柔らかいゼリーと繊細な梅の実が一体となり、口の中でとろけるような食感が生まれます。手間暇を惜しまないこの手仕事こそが、私たちの何よりのこだわりです。
―おすすめの楽しみ方はありますか?
中村 やはり、冷蔵庫でよく冷やして、そのまま召し上がっていただくのが一番です。暑い日、頑張った一日の終わりに、ひんやりとしたご褒美として味わっていただけたら嬉しいです。お気に入りのガラスの器に盛り付けていただくと、見た目にも、より一層おいしく感じられると思います。
―長年愛されている商品ですが、お客様の反応はいかがでしょうか。
中村 発売から20年以上経つ今も3月から9月の限定販売商品で、夏の定番として大人気の商品です。特に30代、40代の女性に人気で、その多くがリピーターです。この長く続くご愛顧こそが、品質への信頼の証と言えるでしょう。
―新作の「柚子レモネードこんにゃくゼリー」ですが、どのようなこだわりが詰まっているのでしょうか。
中村 こだわったのは、国産の厳選素材です。地元・岐阜の太陽をたっぷりと浴びて育った香り高い上之保産の「ゆず」と、瀬戸内の潮風を感じる、きりっと爽やかな「レモン果汁」。この二つの産地の恵みを、私たちの技術で一つにしました。じっくり絞った「レモン生絞り果汁」を使うことで爽やかなレモネード仕立てになっています。

岐阜県産のゆずと瀬戸内産のレモンを使用。
国産素材にこだわった爽やかなゼリー。
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
中村 2037年には創業200周年を迎えますが、それはあくまで通過点だと考えています。私たちが目指すのは、会社の規模を闇雲に大きくすることではありません。「揖斐の田舎に、小さいけれど、すごい会社があるんだ」。地域の方々にそう言っていただける存在であり続けたいのです。200年、300年先も、この岐阜の地で「カネマタさんのおやつはおいしいね」と、人々の日常にささやかな幸せを届け続けること。それが私たちの願いです。
―本日は貴重なお話をありがとうございました!

「南高梅こんにゃくゼリー5個入×4袋セット」
価格:¥2,592(税込)
店名:カネマタオフィシャルショップ
電話:0585-22-0125(10:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://www.kanemata.co.jp/fs/kanemata/gd9
オンラインショップ:http://www.kanemata.co.jp/

「柚子レモネードこんにゃくゼリー5個入×4袋セット」
価格:¥2,592(税込)
店名:カネマタオフィシャルショップ
電話:0585-22-0125(10:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:http://www.kanemata.co.jp/fs/kanemata/jelly/gd41
オンラインショップ:http://www.kanemata.co.jp/
※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。
<Guest’s profile>
中村至宏(カネマタ食品工業株式会社 代表取締役)
一度は故郷を離れ、愛知県の百貨店などで小売業の経験を積む。その後、家族を思いUターンし家業であるカネマタ食品工業へ。先代から事業を継承し、6代目代表取締役に就任。就任直後に大病を乗り越えた経験から「世のため、人のため」という思いを強くし、関わるすべての人の幸せを経営の第一に掲げ、180年以上の歴史を未来へ繋ぐべく、日々丁寧なものづくりを続けている。
<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/田中香花 画像協力/カネマタ食品工業>




























