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今夜は贅沢に料亭気分。岡山・美星町の自社卵あふれる「王子の晩酌セット」

2025/12/23

毎日頑張る自分へのご褒美や、家族団らんのひとときに、とびきり濃厚な卵料理はいかがでしょうか。今回、編集長のアッキーが注目したのは、「王子の晩酌セット」です。卵を通常の約2倍も使用した濃厚な「たまご豆腐」や、具材がゴロゴロ入った「茶碗蒸し」、創業以来の味を守る「厚焼き玉子」など、卵屋の本気が詰まった贅沢な詰め合わせです。一口食べれば、卵本来のコクと旨みが口いっぱいに広がります。その背景には、「安売りされる卵の価値を変えたい」と奮闘した、ある二代目社長の熱い逆転劇がありました。取材スタッフが、岡山県に本社を構える、有限会社阪本鶏卵の代表取締役社長、阪本晃好氏にお話を伺いました。

有限会社阪本鶏卵 代表取締役社長 阪本晃好氏

有限会社阪本鶏卵 代表取締役社長 阪本晃好氏

―まずは、御社の歩みについてお聞かせください。

阪本 1966年に私の父が創業しました。もともとは養鶏場ではなく、トラック1台での卵の卸売からスタートしたんです。ただ、卵を仕入れて売るだけでは、薄利多売でなかなか利益が残りません。そこで父はいち早く加工品の製造に乗り出しました。
また、卵を取り扱っていると、どうしても殻にヒビが入ったり汚れたりして、正規のルートでは売れない「規格外」の卵が出ます。中身は新鮮でおいしいのに、捨ててしまうのはもったいない。そうした卵に付加価値をつけてお客様に届けようと、厚焼き玉子などの製造を始めたのが、今の加工品事業の原点ですね。

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トラック1台から始まり、当時は自宅の敷地で営業していた。
2021年にオープンした直売所では、「たまごサンド」が大人気。

―阪本社長は一度家業を離れられていたそうですね。戻られた経緯や、その後の転機について教えてください。

阪本 実は若い頃は「家業を継ぐ」という決められたレールに乗るのが嫌で(笑)。地域密着の仕事がしたいという思いから、地元の信用金庫に就職しました。しかし、父の体調不良などをきっかけに家業へ戻ることになります。戻ってから痛感したのは、卵業界の厳しい現実でした。自信を持って作った「たまご豆腐」をスーパーへ営業に行っても、味を見てもらう前に「値段が高い」と断られてしまう。「いいものを作っても、価格でしか評価されないのか」と、本当に悔しい思いをしました。

そんな中、コロナ禍で卸売の売上が激減したことを機に、「直接お客様に価値を伝えよう」と直売所の開設とリブランディングを決意したのです。その際、食品業界では「食欲を減退させる」とタブー視されていた「青色」をあえてブランドカラーに採用しました。周囲からは反対されましたが、卵の「黄色」とのコントラストで売り場で一番目立つ色になり、結果的にブランドの認知を一気に高めることができました。

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美星町の自然と自家製発酵エサで、大切に育てられた鶏が産む「星の里たまご」ブランドカラーは夜空の青に。

―直売所での成功が、今回ご紹介する「王子の晩酌セット」の誕生につながったのですね。

阪本 そうなんです。もともとスーパーでは単品で販売していたのですが、他の商品に埋もれてしまい、なかなかその魅力が伝わっていませんでした。ところが直売所をオープンすると、「こんなに種類があるのか」「食べてみたらすごくおいしい」と再評価していただけるようになったんです。

すると今度は、お客様から「遠方に住む家族にも送りたい」「この直売所のワクワク感をそのまま届けたい」という声を多くいただくようになりました。そこで、直売所で特に人気の高いスター選手たちを集めて、一度に楽しめる詰め合わせを作ろうと生まれたのが、このセットです。単なる惣菜の詰め合わせではなく、「お家で直売所気分」を味わっていただける自信作ばかりを集めました。

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リブランディング計画がスタートして作られた、水島と美星町の2拠点を「二黄卵(双子卵)」に見立てたヴィジョンマップ。
地域やお客様と共に歩む、阪本鶏卵の未来図が描かれている。
ブランドロゴは青色をイメージカラーとして刷新。

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茶碗蒸しやたまご豆腐など、バラエティ豊かな卵惣菜が一度に楽しめる。
内容:茶碗蒸し、たまご豆腐、厚焼き玉子、だし巻き玉子、温泉たまご、煮たまご

―セットに含まれる商品は、どのような点にこだわっていらっしゃるのでしょうか。

阪本 最大のこだわりは、すべての商品に岡山県美星町の自社農場で生産した「星の里たまご」を使用していることです。鶏にはヨーグルトや納豆菌を配合した発酵飼料を与えており、そのおかげでコクがありながらも臭みのない、濃厚な卵になります。

商品ひとつひとつにもこだわっていて、たとえば「たまご豆腐」は、一般的な商品に比べて約2倍の量の卵を使用しています。スプーンを入れた瞬間にその密度と弾力、そして大豆の風味に負けない卵の濃い味わいを感じていただけるはずです。

一番人気の「茶碗蒸し」は、「具を探さなくていい茶碗蒸し」を目指しました(笑)。海老やカニ、穴子といった具材がゴロゴロと入っていて、どこを食べても具に当たります。出汁の風味と卵の滑らかさ、そして具材の満足感を追求しました。

また、「厚焼き玉子」や「だし巻き玉子」は、創業以来、地元の水島コンビナートで働く方々の産業給食として毎日1,000本以上を焼き上げてきた実績があります。働く人々の胃袋を支えてきた、冷めてもおいしい、ふっくらとしたプロの味です。

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美星町の豊かな自然と発酵飼料が育む、濃厚な「星の里たまご」。

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自分へのご褒美に、ちょっと贅沢な卵料理を。
手間をかけずに本格的な味わいが楽しめるため、忙しい日の「あと一品」にも重宝する。

―おすすめの食べ方や、どのようなシーンで楽しんでいただきたいですか。

阪本 商品名の通り、晩酌のお供にぜひおすすめしたいですね。パックを開けてお皿に盛るだけで、いつもの食卓がちょっとした小料理屋のような雰囲気に変わります。濃厚な「たまご豆腐」や、味がしっかり染みた「煮たまご」は、ビールや日本酒との相性が抜群ですよ。
また、茶碗蒸しは温めてもおいしいですが、冷やしたまま食べるのもおすすめです。のど越しが良いので、食欲のない夏の日でもツルリと召し上がっていただけます。夕食の「あと一品」としても重宝していただけると思います。茶碗蒸しやたまご豆腐など、バラエティ豊かな卵惣菜が一度に楽しめるセットです。

―直売所での人気が広がり、スーパーなどのバイヤーからも注目されていると伺いました。

阪本 ありがたいことに、直売所の賑わいを見たスーパーのバイヤーの方々が直接来てくださり、「この直売所のコーナーをそのままうちの店に作ってほしい」とオファーをいただくようになりました。今では県内10店舗以上のスーパーに「阪本鶏卵コーナー」ができているんですよ。かつては価格だけで判断されていた商品が、今では「阪本鶏卵の商品だから置きたい」と言っていただけるようになりました。昔では考えられなかったことです。また、宅配寿司チェーンの茶碗蒸し製造を一手に引き受けるなど、プロの方々からも味と品質を信頼していただいています。

―最後に、今後の展望についてお聞かせください。

阪本 私たちは「オールラウンドエッグカンパニー」として、卵の可能性をもっと広げていきたいと考えています。最近では、廃棄される「卵の殻」を再利用した紙製品やプラスチックの開発など、環境に配慮した取り組みも始めました。私の名刺も、実は卵の殻を配合した紙で作っているんですよ。また、地域の方々と協力してマルシェを開催するなど、卵を通じて地域全体を元気にする活動にも力を入れています。単に卵を売るだけでなく、地域や環境の未来まで考えながら、地域と共に発展し続ける企業でありたいですね。

―素晴らしいお話を、ありがとうございました!

王子の晩酌セット(茶碗蒸し・たまご豆腐・厚焼き玉子・だし巻き玉子・温泉たまご・煮たまごの詰め合わせ)

「王子の晩酌セット(茶碗蒸し・たまご豆腐・厚焼き玉子・だし巻き玉子・温泉たまご・煮たまごの詰め合わせ)」
価格:¥4,700(税込)
店名:岡山産直工房
電話:0120-052-239(10:00~17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/jshop-web/keiran02/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/jshop-web/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

阪本晃好(有限会社阪本鶏卵 代表取締役社長)
1983年岡山県倉敷市生まれ。2006年地元信用金庫に入庫し3年間勤務。2009年、父の体調不良をきっかけに家業である有限会社阪本鶏卵に入社。加工品製造や営業に携わる。2011年に自社で初となる養鶏場を立ち上げ、2017年に代表取締役社長に就任。養鶏場の6次産業化を目指したまごサンドの開発販売、直売事業に注力する。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/阪本鶏卵>

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