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透明感が魅力のガラス瓶を使ったディフューザー「HYAKKA-百花-」で生活に彩りをプラス

2024/07/25

今回、編集長アッキーが気になったのは、香りのブランド「Cohana Era(コハナエラ)」。同ブランドでは、創業130年の歴史を誇る「日本精工硝子株式会社」が、こだわり抜いて製造している透明度の高いガラス瓶を使っています。「ガラス瓶を通してお客様の生活に彩りを添え、心を豊かにできたら」と語る同社 代表取締役の三野親慶氏に、ガラス瓶の魅力や同ブランドを立ち上げた背景を取材陣が伺いました。

日本精工硝子株式会社 代表取締役の三野親慶氏
日本精工硝子株式会社 代表取締役の三野親慶氏

―1895年に創業。御社に入社された経緯は?

三野 先代に「一緒にやろう。右腕になってくれないか」と言われたのがきっかけでした。弊社に入社したのは、今から15年ほど前です。先代の右腕になるために、経営に参画できるようにならなければいけない、と覚悟を持って入社したのを覚えています。

入社後は、東京支店で営業を5年間、大阪本社で社内業務を2年間務めました。その後、海外事業部で5年間経験を積んでいます。その頃に先代の体調が優れなくなってしまい、急きょ私が社長に就任することが決まりました。

―就任されたときの思いを教えてください。

三野 先代の意志を継ぎながら、何とか新しい風を吹かせられるように、バランスを大事にしながらやっていこうと思っていました。

ただ、急に代替わりしたこともあり、就任当初は私に知名度がなく取引先の方々と人間関係を築くことから始まったので、最初の3ヶ月は特に奔走していました。

―御社が瓶作りでこだわっていることは?

三野 こだわっているのは、瓶の透明度とデザイン性、品質管理です。ガラスの原料は珪砂(けいしゃ)なのですが、鉄分が多いと緑っぽい少しくすんだ色になります。しかし、ガラスの瓶の中身をより際立たせようと考えると、透明度を高く保たなくてはなりません。弊社ではそれを徹底して意識し、瓶の中身がきらびやかで、美しく見えるように工夫しています。

―瓶のデザインも豊富だと伺いました。

三野 弊社は長きにわたって化粧品ボトルを製造してきました。そのため、蓄積された成型技術やノウハウがあります。デザイン性に富んだガラス瓶を再現できているのは、その強みがあるからです。

品質要求が非常に高い化粧品ボトルを製造していたこともあり、品質管理が徹底できるような企業体質に成長できています。品質に関しては日本一と言えるほどご評価いただき、選んでいただいていると思っています。

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創業から130年の歴史の中で培った技術を活かし、
多様なデザインのガラス瓶を製造。

―創業時から受け継がれている思いは?

三野 経営理念である「人々の生活に彩を、心に豊かさを」です。
ガラスびんは黒子のような存在だと思いますが、商品を際立たせる、付加価値をつけるなど贈った時に喜ばれるパッケージ力があります。そして生活シーンの中に彩を添えることが出来、心を豊かにして、誰かを笑顔にしたりする役を担うものだと、強く意識しています。

―ガラス瓶の魅力は?

三野 機能的な魅力は、無味無臭で空気が透過しないので、中身の保存性に優れているところです。美観的な面では、重厚感や高級感があり、商品の価値を上げることに寄与できる素材であることが特徴です。また、ガラスは天然素材を使って作られているので、水平リサイクルできます。環境のことを考えても、非常に良い素材です。

重い・割れるなどの点から懸念されがちですが、割れるからこそ大事にする気持ちが生まれます。壊れやすいからこそ芽生える意識も、大事にしていただけるとうれしいです。

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香りのブランド「Cohana Era」。
優しくて上品な、落ち着いた香りの商品を展開。

―「Cohana Era」が誕生した背景を教えてください。

三野 先代が作った店舗を活用し、弊社の商品やガラス瓶の良さをもっと伝えたいなと思ったことが始まりです。

弊社が運営する実店舗「CuteGlass Shop and Gallery」は、ガラス瓶の良さを広く伝えていこうと先代が立ち上げました。もともとは、大正時代に造られた先代の叔母の住居だったのですが、その家屋を引き継いで現代風にリノベーションして店舗にしています。

―「Cohana Era」の商品の特徴は?

三野 弊社の強みでもあるパッケージを活かし、バラエティに富んだ商品を展開していることです。香りは百花・朝風・茜・皐月・凪の5種類で、豊かで幸せな空間にできるようなものを目指して作りました。ガラス瓶は、200種類以上あるパッケージの中から厳選したおすすめのものを使っています。

「Cohana Era」のブランドメッセージは、「暮らしに愛を、人と自然を思う」です。経営理念と重なりますが、お客様の暮らしに彩りや心に豊かさを与えられる商品になってほしい、という思いを込めています。

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つい見惚れてしまう透明感のあるガラス。香りと共に、気分を上げてくれる。
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付属の紙スティックは8本。
使用環境や好みに合わせて本数を変え、香りの強弱を調整可能。

―今回ご紹介するのは、「HYAKKA-百花-」。

三野 百花に関しては、華やかな庭園をイメージしています。百合やシャクヤク、ベルガモットなどを使用しており、気品のある香りが魅力です。ギフトとしてご購入いただくことも多く、女性には特におすすめしている香りです。

―どのような方に手に取っていただきたいですか?

三野 よく流通しているような商品ではなく、こだわり抜いた商品を探している方や、付加価値のある商品を探している方に、ぜひ手に取っていただきたいです。

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実店舗「CuteGlass Shop and Gallery」では、リユースの一環で量り売りを実施。
使い終わった瓶に、新しいアロマオイルを充填できる。

―御社の今後の展望は?

三野 実店舗は1店舗だけですが、最近はポップアップで商業施設にも出店しています。今後は、国内外問わず実店舗を広げていけるようなブランド力をつけ、ファンを広げられるようにしたいと考えています。

また、パッケージを選択できるという弊社の特徴を活かし、いろいろな業態に展開していきたいです。

―ガラスや商品の魅力をいろいろ教えていただき、ありがとうございました!

HYAKKA-百花-

「HYAKKA-百花-」(180ml)
価格:¥3,960(税込、送料無料)
店名:Cohana Era
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/cohanaera/cohanaera5/?variantId=1
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/cohanaera/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>
三野親慶(日本精工硝子株式会社 代表取締役)

1984年兵庫県生まれ。筑波大学大学院卒業後、大手通信会社に入社。その後、日本精工硝子株式会社に入社し、2021年に同社代表取締役に就任した。ガラス瓶の魅力をさらに広めるために、香りのブランド「Cohana Era(コハナエラ)」を立ち上げる。現在は、環境対策のためリサイクルプログラムにも注力している。

<文・撮影/奥山りか MC/髙橋美羽 画像協力/日本精工硝子>

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