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規格外野菜の”もったいない”から生まれた「野菜パウダーシリーズ」

2025/12/02

農家が丹精込めて育てた野菜が、「規格外」というだけで多く廃棄されてしまう現実。「もったいない」と感じながらも、どうすることもできなかったその課題に、一つの光を灯す商品があります。今回、編集長のアッキーが注目したのは、そんな野菜たちを「魔法のひとさじ」へと生まれ変わらせた「野菜パウダーシリーズ」です。人との縁とチャレンジ精神が、私たちの食卓を手軽で豊かにする商品を生み出しました。その魅力あふれる物語について、大阪府に本社を構える開発元、株式会社中野農園 代表取締役の中野剛氏に取材陣がお話を伺いました。

株式会社中野農園 代表取締役の中野剛氏

株式会社中野農園 代表取締役の中野剛氏

まずは、御社のこれまでの歩みについてお聞かせください。

中野 今から40年ほど前、私の父である現会長がこの会社を立ち上げました。もともとは大阪府門真市の名産である蓮根を作っていたのですが、都市化が進む中で、天候に左右されず安定的に作物を作れるようにと、スプラウトの水耕栽培へと舵を切ったのが始まりです。

ありがたいことに事業は順調に成長し、お客様からの需要も増えていきました。そこで、もっと多くの方に私たちのスプラウトを届けたいと、2021年、高槻市の新たな農場へ移行しました。その結果、創業の地である門真の工場の一部が空くことになりました。実はこの場所が、のちに野菜パウダーという、私たちにとって全く新しい挑戦の舞台となりました。

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365日、安心安全なスプラウトを食卓へ届けている。

社長ご自身は、どのような経緯で家業を継がれたのでしょうか。

中野 20歳頃から家業を手伝い始めましたが、初めから継ぐことを強く意識していたわけではありませんでした。ただ、野菜や食品というのは、人の暮らしに欠かせないものです。「食の文化は決して衰えることはないだろう」と感じ、この事業の将来性を信じて継ぐことを決めました。社長交代も、先代である父からごく自然な流れで事業を引き継いだ形です。

振り返ってみると、私の仕事はいつも「人との縁」に導かれてきたように思います。特に象徴的だったのが、現在の主要メンバーとの出会いです。面接をすると結婚記念日や子どもの誕生日が同じだったりと、不思議な偶然が重なることがありました。こうした「縁」を大切にしていたことがきっかけで、この野菜パウダーの誕生へと繋がっていくのです。

まさに運命的な出会いですね。「野菜パウダーシリーズ」は、どのようなきっかけで開発されたのですか?

中野 オーガニック野菜の小分け事業を始めたとき、提携している農家さんたちから「大きくなりすぎたり、傷がついたりした規格外の野菜は、多くが捨てられてしまう」という話を聞きました。丹精込めて育てた野菜が廃棄される現実に、「これはあまりにもったいない、何とかできないか」と感じたのが最初のきっかけです。

そんなことを考えていた矢先、本当に偶然、サプリメント会社の社長とお会いする機会がありました。最初は私たちが作っているスプラウトをサプリの原料として提供するだけの話だったのですが、「中野さん、これを乾燥させることはできる?」「次は、粉にできるかな?」と次々に相談をいただくようになったんです。

設備も何もない手探りの状態でしたが、私たちのモットーは「NOと言わない」こと。なんでもチャレンジと思い「できますよ!」と応えているうちに、いつの間にか自社で洗浄・加工・殺菌・乾燥・粉砕まで一貫して行える事業へと発展していました。農家さんの課題と、サプリ会社さんとの出会い、そして私たちのチャレンジ精神。すべてのピースがカチッとはまった瞬間に、この商品は生まれたんです。

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農家の「もったいない」という思いに寄り添うことで生まれた、
彩り豊かなパウダーたち。

商品のこだわりや、他社製品との違いについて教えてください。

中野 私たちの強みは、小回りの利く生産体制にあります。例えば、一般的な加工工場ではトン単位でなければ依頼を受け付けてもらえないことも多いのですが、私たちは小ロットから生産に対応できます。これにより、農家さんの「少しだけ余ってしまった野菜をどうにかしたい」という切実な声にも応えることができます。

そして最大のこだわりは、衛生管理にあります。もともとがサプリメントの原料作りから始まっているため、原料が変わるたびに、なんと機械をネジの一本一本まで完全に分解し、洗浄・乾燥させてから次の生産に入るんです。これは非常に手間のかかる作業ですが、この徹底した管理によって、他の原料が混ざってしまうリスクを限りなくゼロに近づけています。

この手間を惜しまない姿勢があったからこそ、私たちはオーガニックの証明である「有機JAS認証」を取得することができました。ひとさじのパウダーの裏側には、私たちの食の安全に対する強い責任感と、農家さんが育てた野菜への敬意が込められています。

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野菜の栄養がぎゅっと詰まったパウダー。
ラインナップはしいたけ、ビーツ、かぼちゃ、トマト、
にんじん、玉ねぎ、生にんにく、ローストにんにくの8種類。

毎日の食事で手軽に使えそうですね。おすすめの楽しみ方はありますか?

中野 はい、本当に手軽に、いつもの料理に野菜の彩りと栄養をプラスできます。ラインナップも豊富で、例えば、優しい甘みのある「有機かぼちゃパウダー」や「有機にんじんパウダー」はポタージュスープに加えるとコクがぐっと増しますし、お子様の離乳食やお粥に混ぜるのもおすすめです。

色鮮やかな「有機ビーツパウダー」は、朝のスムージーやヨーグルトにぴったり。見た目も華やかになります。また、旨みの強い「有機しいたけパウダー」は、お味噌汁や炒め物にお出汁代わりに使えますし、「有機玉ねぎパウダー」はハンバーグの下ごしらえやドレッシングに加えると、プロのような深い味わいになります。ぜひ、いろいろな使い方を試してみていただきたいです。

お客様からは、どのようなお声が届いていますか?

中野 ECサイトでの販売を始めて約1年ですが、「有機JAS認証」のマークが付いていることを信頼して選んでくださるお客様が多いと感じています。

特に、家族のために本当に安心できるものを選びたいという思いを持つお母さんたちから、お子様の離乳食用としてお求めいただくことが多いようです。私たちのこだわりが、そうしたお客様の思いにきちんと届いていることを、とても嬉しく思います。

最後に、今後の展望についてお聞かせください。

中野 農家さんの「もったいない」を救いたいという思いから始まったこの挑戦が、今、海を越えようとしています。オーガニックへの関心が高い海外からの需要も多く、すでにしいたけパウダーはアメリカへの輸出準備が整いつつあります。

日本の農家さんが丹精込めて育てた野菜の価値を、世界中の食卓に届けたい。その思いを胸に、今後はパウダーだけでなく、乾燥野菜チップスのような新しい商品開発にも挑戦していくつもりです。私たちの「やってみよう」という精神で、これからも皆さんの食卓に新しい驚きと喜びを届けていけたらと思っています。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました!

野菜パウダーシリーズ

「野菜パウダーシリーズ」
価格:¥750~(税込)
店名:中野農園
電話:072-668-4400(10:00~17:00 土日・祝除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://item.rakuten.co.jp/nakano-sprout/c/0000000003/
オンラインショップ:https://www.rakuten.co.jp/nakano-sprout/

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

中野剛(株式会社中野農園 代表取締役)
1967年12月生まれ。大阪府に生まれ、門真市で育つ。20歳ごろから、家業であるスプラウト生産を手伝うようになり、現会長より会社を引き継ぎ、代表取締役に就任。2021年に、高槻農場を新設し、現在に至る。

<文/お取り寄せ手帖編集部 MC/藤井ちあき 画像協力/中野農園>

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