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ハンガリーの国宝「マンガリッツァ豚」を使った、「シャルキュトリ6品セット」「バラ肉塩しゃぶしゃぶセット400g」

2025/09/26

今回、編集長のアッキーが注目したのは、ハンガリーの国宝とも称される「マンガリッツァ豚」。世界的に希少な豚をアジアで初めて生体輸入し、繁殖・飼育したのが北海道帯広市の株式会社丸勝です。代表取締役社長の梶原雅仁氏、専務取締役の梶原一生氏に、スタッフがお話を伺いました

―はじめに、御社の沿革を教えてください。

梶原(雅) 1953年(昭和28年)に父の梶原昇が、株式会社丸勝の前身、丸勝商会を北海道帯広市に創業しました。その頃から数えて、今年で72年になります。帯広を中心とした、十勝エリアは、畑作・酪農が盛んな場所です。豆もたくさん作っていたので、創業時は、豆を取り扱う事業からスタートしました。その後は、豆類、農作物を仕入れて全国に販売、さらに、飼料の輸入・製造・販売、食と農のテーマパーク「十勝ヒルズ」の運営など、事業を広げてきました。今回ご紹介するマンガリッツァ豚は、2012年より取り組み始め、2018年に初出荷をした新しい事業です。

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ハンガリーの至宝・マンガリッツァ豚。全身を長い毛で覆われ、
「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」とも呼ばれている。

―72年の歴史の中で、大切にされていることはありますか?

梶原(雅) 創業者の父が60歳で他界したので、私は若くして2代目の社長になりました。ですから、自分の手で一歩一歩会社を発展させてきたという思いがあります。うちの社是は「私たちはお客様に感謝し、お客様を一生大切にします」です。農業関連の仕事を通して、お客様のために会社として何ができるのかを常に意識しながら、仕事をしています。

梶原(一) 補足させていただくと、農作物は天候が悪化すると良いものが収穫できなくなるなど、環境に影響されるものです。いい時だけでなく、悪い時も想定して在庫をしっかり管理するなど、常に先を見据えて事業を発展させてきました。株式会社丸勝は、十勝の農業を発展させるためのイノベーションを常に起こしている会社です。

―新しい事業であるマンガリッツァ豚をスタートした理由は?

梶原(一) ずっと農業関係の事業をしてきましたが、自分たちだけでなく、帯広を中心にした十勝エリアを盛り上げたいという思いがあります。ありがたいことに、十勝というブランドは、日本全国に定着してきました。そこで、次のステップとして、新しい十勝の魅力を発信したいなと思って始めたのが、ハンガリーの国宝だと言われている、マンガリッツァ豚の飼育です。

一般的な豚肉に比べて発色が強く、濃厚でジューシーな味わい、口の中でとろけるような脂の芳醇な旨みなど、今まで食べたことがないような豚肉です。新しい挑戦として、2012年からこのプロジェクトに取り組み始めました。そして、紆余曲折の末、2016年にマンガリッツァ豚の生体をアジアで初めて輸入することに成功しました。現在は、繁殖飼育をし、肉そのものや加工した商品を、レストランやホテルに卸したりインターネットで販売したりしています。

そんな豚肉には、「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」と名付けました。「十勝という地域に新たなブランドが加わる」ということを全国の皆さんに知っていただきたい、という思いを込めました。

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十勝の大自然の中で放牧されているマンガリッツァ豚。
十勝産の特別な飼料(大豆や小麦)で大切に飼育している。

―マンガリッツァ豚は、どのような特徴がありますか?

梶原(一) マンガリッツァ豚は、脂の部分の融点が一般の豚肉に比べて10℃ほど低く、口に入れたときに脂がサラッと溶けるのです。一般的な豚肉の融点は38℃から40℃くらいですが、マンガリッツァ豚は26℃から28℃と人間の体温より低いので、さっぱりとした脂を楽しむことができます。また、一般的な豚は6ヵ月ほど飼育して市場に出荷されますが、マンガリッツァ豚は完全放牧で14カ月以上かけて飼育しているので、肉が熟成され、旨みの強いものになっています。

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人気の商品「シャルキュトリ6品セット」の中のスモークベーコン。
バラ肉をローストして余分な脂を落とし、サクラチップで燻製した。

―今回ご紹介する「シャルキュトリ6品セット」は、どのような商品ですか?

梶原(一) マンガリッツァ豚を初めて食べる方に、おすすめのセットです。ウィンナーソーセージ、リエット、スモークベーコン、ジャンボンブラン、モルタデッラ、ソプレザータの6品ですが、さっと火を通したり、そのまま食べたりと、手軽なものばかりです。ワインのおつまみにもぴったりで、ハード系のパンにはさんだり、野菜と一緒にサラダにするのもいいですね。自宅で、本格的なワインバーの気分が味わえます。ベーコンは、パスタにしてもおいしいです。

一般的な豚との味わいの違いを、この「シャルキュトリ6品セット」で感じていただきたいなと思います。ご自身で食べるだけでなく、大切な方へのギフトとしても選ばれているお客様も多いです。これら6品は単品でも購入できるので、2回目以降は気に入ったものを単品で購入するお客様もいます。

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「シャルキュトリ6品セット」の中のリエット。
バケットに塗り、お好みでブラックペッパーを振って。ワインとの相性が良い。

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「シャルキュトリ6品セット」の中のモルタデッラ。マンガリッツァ豚にスパイスやピスタチオを加えて腸詰に。

―「バラ肉塩しゃぶしゃぶセット400g」は、どのような商品ですか?

梶原(一) マンガリッツァ豚のインターネット販売は、ソーセージやベーコンなどの加工品から始めました。すると、お客様から「生肉も食べたい」というお問い合わせが入るようになりました。私たちとしてはベストの状態で食べていただきたいので、「レストランで食べてください」とお答えしていましたが、徐々にお客様からのお問い合わせが増えてきました。そこで、社内でいろいろ検討して開発したのが、この商品です。しゃぶしゃぶにすれば、マンガリッツァ豚の特徴である、融点が低くてあっさりした甘みがある脂、そして赤身の味の強さをご家庭でも味わうことができると考えました。

さらに、お肉のおいしさを感じていただくために、しゃぶしゃぶの味付けはあえてシンプルに塩味です。通常のポン酢醤油だれやごまだれでもおいしいとは思いますが、塩のほうが肉のおいしさをダイレクトに味わえます。この塩は専門家にアドバイスをもらいながら、マンガリッツァ豚に一番合うものを探し、西オーストラリア・デボラ湖塩を選びました。一緒に野菜や豆腐を入れると、よりおいしいですよ。そして、締めは、ご飯やうどんでもいいのですが、お蕎麦がおすすめです。私もよくお蕎麦を入れます。

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マンガリッツァ豚のとろけるような口溶けを味わうことができる、バラ肉。見た目よりもあっさり食べられる。

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豚肉の脂が溶けたスープに、野菜や豆腐を入れて。シンプルな塩味が、マンガリッツァ豚の味を引き立てる。

―マンガリッツァ豚は、大きな挑戦であったと思いますが、商品開発のご苦労はありましたか?

梶原(一) まず、マンガリッツァ豚の生体を日本に連れてくるのに、4年かかりました。ハンガリーが国際家畜検疫所を持っておらず、日本へ生体輸入をした実績が一度もないんです。ですから、まずはマンガリッツァ豚を徹底的に調べるところから始め、ようやく国から許可がおりて日本に輸出できました。

そこから今度は飼育が始まったのですが、現地で食べている餌との違いなどもあり、試行錯誤をしながら進めました。そして、マンガリッツァ豚に合った加工品にするために、イタリアで修行したシャルキュトリの職人さんを呼んで、アドバイスをもらったりもしました。

2016年にアジアで初めて生体輸入が成功し、2018年に精肉として初出荷。さらに、加工品が販売できたのは2020年でした。とにかく、全て初めてのことだったので、時間と手間がかかりました。最初に「農業に発展させるためのイノベーションを常に起こしている会社」とお話ししましたが、正にイノベーションを起こしたと思っています。

―今後のビジョンは?

梶原(雅) ずっとこの十勝エリアで、農業関係のお仕事をさせてもらってきました。これからも、十勝の食の魅力をお届けしたいと思っています。十勝エリアの人口は、約35万人で、自給率が1,300%と言われています。豆類、じゃがいも、とうもろこしなど日本の食料基地として、全国に食材をお届けしていますが、十勝の食の魅力は原料だけじゃなくて、加工品でもできることがあると思っています。十勝には原料がたくさんあるので、加工品も伸ばしていける分野です。実は、食通が注目する「美食都市アワード」という賞で、2024年度は帯広市が選ばれました。十勝の食の魅力を全国のお客様が認めてくれているところまで来ているのかなと感じています。今は日本国内ですけども、これからは、十勝の食の魅力を世界中に広げていきたいと思います。ぜひ、次の時代の若い世代の人たちにも、受け継いで欲しいです。

―本日は、貴重なお話をありがとうございました。

丸勝_商品1

「シャルキュトリ6品セット」(ウィンナーソーセージ90g、リエット60g、スモークベーコン100g、ジャンボンブラン90g、モルタデッラ90g、ソプレザータ100g)
価格:¥8,300(税込)
店名:TOKACHI Royal Mangalica
電話:090-7511-9435(9:00-17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://mangalica.buyshop.jp/items/87773460
オンラインショップ:https://mangalica.buyshop.jp

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「バラ肉塩しゃぶしゃぶセット」(400g)
価格:¥6,100(税込)
店名:TOKACHI Royal Mangalica
電話:090-7511-9435(9:00-17:00 土日祝日除く)
定休日:インターネットでのご注文は24時間365日受付
商品URL:https://mangalica.buyshop.jp/items/68298840
オンラインショップ:https://mangalica.buyshop.jp

※紹介した商品・店舗情報はすべて、WEB掲載時の情報です。
変更もしくは販売が終了していることもあります。

<Guest’s profile>

梶原 雅仁(株式会社丸勝 代表取締役社長)
1956年北海道・帯広生まれ。東海澱粉㈱に入社し3年の修行を経て1982年に株式会社丸勝へ入社。1987年に代表取締役社長に就任。弊社は豆類の産地問屋としてスタートし、農業関連に特化した商社として邁進を続けています。「私達はお客様に感謝しお客様を一生大切にします」を社是に、日本一の食糧基地北海道、その中心十勝のリーディングカンパニーとして日本人の食文化・食生活に貢献させていただきます。

梶原 一生(株式会社丸勝 専務取締役)
十勝・帯広出身。株式会社 丸勝 専務取締役、株式会社 デスティネーション十勝 副社長を兼務。地元の中学を卒業後、単身ニュージーランドへ留学。 9 年半の年月を学生として過ごしたのち帰国。世界最古の公的な観光促進を行なってきたニュージーランドでの体験を活かし、株式会社 丸勝が運営する十勝ヒルズの立ち上げ、ガーデン運営、商品開発、マーケティングを行う。そして、 2016年、アジアで初めてハンガリーの国宝豚「マンガリッツァ」の純血生体の輸入に成功。「十勝を世界のブランドに」を人生の目標に掲げ、日々、十勝の新たな資源創出に努めている。

<文/大橋史子(ペンギン企画室) MC/田中香花 画像協力/丸勝>

羽田甚商店

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